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勝手に超越体験(7)告白・超越的体験とクオリアと超弦理論についての持論

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
川端康成「雪国」

伝わる。

だからノーベル文学賞なのでしょう。 一文である景色を読者の中に見せてくれる。そして、それはそれぞれが持つ「雪国」に対するクオリア、主観的体験に基づく記憶から想起された感覚質を味わう。一般的客観的共通語の「雪」「国」は、川端康成のストーリーを読者に追体験させる。小説は、読者一人ひとりに異なる情景を見せてくれるが、その映画化というのはそのうちの一つ風景であり、それが集合無意識の中の共通項として感じられることで、共感を生む(トンネル=暗い、雪=白)記憶の中のクオリアだったりするのではないかと思いついた。

私の不思議体験もまた、インターネットがつながったことで、同様の体験をした人たちの言葉を読み、共感できることに気が付きました。それは「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」と同じような感覚だと思います。

此岸と彼岸の国境

長いトンネルは三途の川だったのかもしれない

ここから先が、言葉で、表現の難しいクオリア界なのだと思っています。主観的体験として私が視覚的なイメージと体感による認知を通して理解したことは、とても陳腐な表現となり、あの映画「CONTACT」のセリフでも出てくるように詩人だったらよかったのにと思います。

Celestial event ! No words. ! Can't describe it. They should have sent a poet. So beautiful. So beautiful. I have no idea. I have no idea.
天体ショー! 言葉がない!表現できない! 彼らは詩人を送るべきだった。
なんて美しい、本当に美しい。私にはわからない。想像を超えている
(私訳)(カール・セーガン原作 CONTACTより)

ネットでも一瞥体験をされた方の表現はどうしても抽象的なのですが、それは仕方がないことだということも理解できます。「雪国」を説明することが難しいのと同じように困難だと思います。温泉旅行に行ったときのお湯の感じが人それぞれ異なるように私の個人的主観的体験なので、その感覚質は異なるともいます。ただ、何か普遍的ものに出会ったという確信はありました。

ぶわ!っとでたら、「 」の場にいた

そこで私の中から飛び出した言葉は 「あった」でした 。

探していたものがそこに「あった」という実感でした。
見えたのは雪のような白い世界ではありませんでしたが、トンネルの闇から違うところへ「来た」という感覚はありました。

何があった?

と聞かれたら、「愛は神 神は愛」というインスピレーションがありました。「なるほど、これをみんなが神様って呼んでるのかも」という第一印象でした。

しかし、「 」の場 で、「無償の愛」=「神」(逆も然り)を納得したとしても、私の知りたい「愛」の答えではありませんでした。「無償の愛」というのは何かというかが質問だったわけでしたので、何か感じられるかと思っていました只管じっと待っていました。

何もおきません。

こちらは只管まちます。

退屈だな。。。
(これは仏教用語の意味の方ではありません)

と感情が生まれてきました。

すると閃きました。「もしや?」

私は泣き真似をしてみました。

え~んえ~ん

すると、「私」の周りの「 」の場が、すーっと少しグレーっぽく薄暗くなり、うっすら涼しさをを感じるような感覚がしました。なので、次は

わははははは

私は大笑いをしてみました。

すると、私の周りの「 」の場は、すこしオレンジっぽく明るみを帯び、若干うすら暖かくなった感覚がしたのです。

あ~やられた

しばらくするとそれは、穏やかな平坦な状態に戻ります。

なるほど

私に反応している
これが無償の愛情なんだ
ただ寄り添う
それが無償の愛
「神」が「手」を差し伸べてくれるのではない
神はただ、伴に悲しむだけ
差し出す手もなければ歩み寄ってくる足もない
慰めの言葉をかける口もない
それは伴に喜び、伴に悲しむだけなんだ
手を差し伸べてくれるのは、手をもった人間たち
それは愛の波動に共鳴した心をもった人たちだったんだ
だから彼らのことを「天使」といったんだ

一つまた腑に落ちました。でもさらに深まるその「愛」ってなんなの?

(8)へつづく・・

皆さまの 不思議体験を教えてください。トランセンデンタル体験はいつ何時起きるかわかりません。それをどのようにご自身の生き方に活かされているかなど、合わせて教えていただけると嬉しいです。

また4歳未満のお子さんの 不思議な言動があったらお知らせください。
宛先:study_of_transcendence@gmail.com 天野宛へお送りください。

よろしくお願い申し上げます



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