【3行日記】穴

漫画とかでよくあるシチュエーション。それが穴。
穴に落ちたキャラクターが、上に向かって叫んだり、絶望したり、人生を振り返ったり、必死に登って落ちてを繰り返して最後には光を見たり。
物語の展開には便利だし、ただそこにキャラクターを配置するだけで人物像を表現できる便利なもの、それが穴。
でも現実にはそうそう無い。
私は自分がそこに落ちたり、出られなくなるような恐怖には耐えられない。
でも、穴の底から見える空には興味がある。
どんなふうに見えるんだろう。どう感じるんだろう。
まさか、そんな穴の底を疑似体験できる場所があったとは。
今日はそんな場所を見つけて、お気に入りの場所になったわけだけど。
心配なのは今日の穴体験が、夢に出そうなこと。
悪夢を見がちな私は、きっと穴から出られない夢を見るのではないだろうか。
夢にビビってるという私の人物像まで浮き彫りにしてしまう、それが穴。便利な穴。