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東洋医学における数字の意味 十と九



東洋文化で数字の意味
東洋文化で、数字ってどういう意味を持っている?っていう話なんです。

数字自体に意味があるんです。

実は中国の古典に出てくる数字の感覚は日本とちょっと違うんですね。

例えば日本人が忌み嫌う数字の代表は4の数字ですね。

病室とか集合住宅とかで4という数字かなり避けられる傾向がありますね。

同じような意味で9、苦しむの苦につながるということで。

9もかなり避けられることがありますね。

1はみんな好きなんですけど、3も結構好みますか?5もかなり好みますかね。

7、8は大体皆さん気に入って使いますね。

このように日本人の思考っていうのはなんとなく奇数好みの人。

8は末広がりということでちょっと意味がまた違うんですけどね。

1は間違いなくナンバーワンだし。

なんとなく3っていいですね。でもこれは中国でも同じかもしれないですね。

中には巨人軍長島茂雄の背番号3を選んで3が好きな人が多い。

5はなんで好きなのかな?

思いつかないけど。

松井秀樹さん55でしたよね背番号。

7はなんかラッキーセブンっていうか、7はすごい良い傾向があるし。

8は言った末広がり。

10までの数字を言ってますけどね。いろんな数字がありますけど。

また外国人のスポーツ選手の背番号なんかをフューチャーしてそれが好きだって。

サッカーの方なんか11とかですね好きですよね。

それからもっと古い話になると巨人で川上さんの背番号の16番も永久欠番になっていて16好きだとかね。あといえばジョーダンの23とかね。

東洋医学的な数字
東洋医学的な数字で東洋医学で特に好まれる数字の代表っていうのは9っていう数字。

結構好まれるんですね。

実は日本人が嫌いな9。

この東洋文化でも特に中国の医学古典っていうのは必ず81編で構成されてるんですよ。

81編というのはどういうことかというと、9×9なんです。

医学古典はすべて81編でできてます。

それは9という数字がある特定の意味を持っているからなんですね。

この9というのは実は人間の実現できる最高の数字であると。

こういう位置づけなんです。

人間がやるというか、物事をやれる可能性として10あったときの9まで人間はできると考えるわけですね。

どんなすごい人でも1は落としちゃうんだと。

こういうことなんですよ。

10できるっていうのはね。

パーフェクトの意味と人間の限界
10っていうのはパーフェクトのことを言うので、これはもう神の領域だから。

人間はこんなことはできないし、こんなことをできるということ自体がおこがましいって考えてるんですね。

だから9が人間の最大の数で、9かける9は人間の限界を表しているということなんですね。

まあ人が必ず死ぬということになぞらえているのかもしれません。

救えない命もありますよ!ということで医学の中では9かける9が人間の最大のできるパフォーマンスであるというような位置づけなんですね。

この10できるっていうことを時々医療の中で名乗ってる団体とか、名乗ってる医療機関が時々あるんです。

私の祖父が昔、入院していた病院は十全病院っていう名前だったんですけど、十全って、なんていう意味かというと、パーフェクトっていう意味なんですね。

十全の意味と後ろめたさ
完璧病院っていう非常に欲張った病院の名前なんですよ、十全っていうのは。

十全薬局とかかね。

こんな名前っていうのは、それ完璧を表してる。

本当に言い過ぎでしょ!

人間なんだから。

東洋文化に詳しいと思っちゃうんですが。

十全を目指してます!という気持ちで名前をつけるのは、それは個人の勝手なんだけど。

これでヤブだったらシャレにならんね。

霊枢っていう中国の医学古典有名な鍼の治療のことについて書いた本なんですが。

どうやらこの本に書いているところによると。

医師の治療能力と数字の関係
一番上等な医師は10のうち9を。

中くらいの医者は10個のうちの7つまで。

悪い医者は10個のうち6。

これでもかなりいい確率で治してると思うんですけども。

上手な医者っていうのは、予兆を見つけてそれを治療する。

下手な医者は酷くなってから治療するから失敗が多い。

何しろ早めに治療したら効果があるというようなことが示されていて。

初期治療っていうのはそういうところにも昔から言われている話なんですね。

初期発見初期治療ってことですね。

今日は数字の中でも10と9のお話をさせていただきました。

まだいっぱいありますよ!

このシリーズちょっと続けてみます。

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