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分厚い点字資料だね!

視覚障害のある方の会議資料について
その方は、視覚障害のあるいろんな会議に出られる方で、その世界じゃ結構な役職についていろんな会合に出られる方なんですね。

書類がいつになくものすごいたくさんあって、それも最近送られてきた感じの荷物ばっかりあるもんですからなんじゃこれ?と思って。

「これなんですか?」って聞いたら。

「それね、会議資料。会議資料が送られてきたんで見なきゃいけないんだけど、もうなんか面倒で見る気がしなくて」っていうんですよ。

「会議っていつなんすか?」って聞いたら、
「今月あるんだけどね」みたいな話だったんです。

「これ資料ってどんな資料なんすか?」って言ったら。

視覚障害があるから点字資料になってるということなんですね。

印刷したその資料がドーンと送られてきてて。

ご存知の方はわかると思うんですが、わからない方のために言うと点字ってのは基本ひらがななんですよね。

ひらがなでずっと書いてあるから文字数が多い。

しかも分厚い紙じゃないと、凹凸で印刷しますから分厚くなっちゃうんですね。

この会議自体がね政府系の会議らしくて、全省庁が出席するらしいです。

それで関係する全省庁が、それぞれに資料を送ってくるんだということなんですね。

それでどのぐらいの量かというとヘッダーの写真の分量です。

省庁から送られてくる会議資料の量について
今時ですから公文書を送るのはA4サイズの封筒ですね。

A4サイズの封筒で分厚い省庁の資料だとだいたい7、8センチぐらいある資料が送られてくる。

まだ増える予定なんだけどということで。

会議の前に読まなきゃいけないらしい。

2日間にわたって各省庁が参加して会議が行われるんだけど、これ全部読まなきゃいけない感じ。

傍から見ると、そんなに読むの大変ですね。

その方は視覚障害の中でも、かなり点字しっかり読める方ではあるんですが。

視覚障害の方の点字について
点字は普通。凸面を読むんだけど。

この方、凹面って、要するに裏側から触っても分かるそうなんです。

すごいものです。

視覚だと文字ベースでの判断だけど、点字は指から入ってくる情報じゃないですか。

触覚だから結構スピードアップして読めるんだけど、それでも結構なスピード感が必要ということなんですね。

「こんなに読み取ったら指紋取れちゃうんじゃないですか?」なんてど素人な質問したりして。

「指紋がツルツルになりそうね!」みたいな返し。

私は読めないからもちろん分かんないんですけど、確かにそれは大変ですね!っていう感じです。

その資料たち、ちょっと開けてみてた。

ただ、その方がちょっとムカッと来てたのが一つあって。

言われてみればそうだねと思ったんですけども。

書類送付の送付状について
だいたい書類送付するときって、送付状を付けますよね。

ペラッと送付状一枚があって、本体の書類があるっていうのが一般的なんですけど。

確かに資料は点字になってるだけど、送付状が点字になってないから、その方は、
「この紙何?なんか印刷したのかな?」
みたいな。
そりゃそうですね。送付状も点字にしなきゃ、わかんないでしょ。そりゃ。

役所の業務について
わかんない人が送るとこうなんだよねーっていう話で。

もうこれになんか重要なこと書いてあっても、私読めませんわーって。

そりゃそうだ。

なかなか役所の皆さんもお忙しいと思いますけど、そこんところまで頭は働かなかったのかな?

そんなにご立腹じゃなかったけど、どうしてこんなにバカなんだろうって言ってましたね。

そりゃそうだ。

それで、これ全部、連休の宿題なんだよねーってなんかうんざりした顔で言われて。

何の会議か知りませんが、大変ですね。

頑張ってくださいとしか私言いようがございません。

昔よく国語でもそうだし道徳でもそうだったかもしれないですけど、「さあ皆さん、主人公の気持ちになって考えてみましょうね」っていうことってよくね、言われました。

だからよく、いろんな場面で相手の気持ちになって、相手の身になって考えましょうっていうことを、結構な場面で聞くことあるんですけど。

正直送る方が読む方の気持ちに立ってないっていう面白い現象ですね。

送る方と受け取る方の気持ちについて
それから資料をもらう方の気持ちになって考えると、そんなに次々送られてきたら、「うちの中狭いのにこれどこ置いとくのー」みたいなことになりますわね。

そんなわけで、本当にその人の気持ちになって考えるって、なかなか難しい。

だけど、逆に受け取る側が役所の気持ちになって考えてみると、役所だって好きでこれやってんじゃない。

私の業務だからこの書類を送ってんだということで、向こうも仕事だからね、しょうがないよね。

こんな風に送ってくるのはというお互いに思いやりを持ってば、多少こういうことっていうのは許せるのかなという風にも思わんでもないです。

まあそうなんだけど、ちょっとおバカなところもあったりして、ちょっと笑えましたかね。

ということで、患者さんのところにあった、そのものすごい数のものすごい量の点字の資料のボリュームを見て驚いたお話でございました。

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00:11 視覚障害のある方の会議資料について
02:31 省庁から送られてくる会議資料の量について
03:53 視覚障害の方の点字について
05:32 書類送付の送付状について
06:07 役所の業務について
08:10 送る方と受け取る方の気持ちについて

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