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All Hail Y.T x Tone Beatz - The Spoils Of Babylon (2020)

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 デラウェア州で活動するラッパーAll Hail Y.Tのアルバム。Tone Beatzが全曲をプロデュースしており、1990年代後半〜2000年代初頭のインディー/アンダーグラウンドヒップホップ全盛期を彷彿とさせる聴き応えのある作品となっている。ダークなトーンで幕が開くが、全体としては1980年前後のメロウなサウンドを基調としたビートが多い。ただし、決して同じようなビートが続くわけではなく、ドラムの音色やフリップ感の強いサンプルの調理方法は実に多彩。最後まで飽きさせることなく展開していく。
 近年のアナログ盤ブームにより、ヒップホップに関しても再び多数の作品がリリースされるようになった。それは大変喜ばしいことなのだが、一方でインディペンデントの作品に関しては、クオリティのばらつきが大きくなったという弊害も正直なところ感じている。その中で本作は高水準のクオリティでバッチリ楽しませてくれた!おすすめです‼︎

(Instagramより転載)


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