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年間DJ本数130本をこえました①

こんにちは、hidemiです。
前回まではDJを始めるハウツー的なお話でしたが、今回は現場のリアルな話に触れていこうかと思います。オーガナイザー(イベント主催者)としても数年携わっていますのでその観点でもお話ししていきます。

2年前のこと

最初の記事で私がDJを始めた理由や経緯などお伝えしましたが、2年前、年間のDJ本数が130本をこえました。
この年はあえて限界までやってやろうと数字をつくりにいったんですが
実際のところ、DJのブッキングが沢山もらえるってどうだった?良いことなの?デメリットはないの?などリアルな部分をお話しします。
ブッキングの面で悩んでる人の何かヒントになれば嬉しいです。

クラバーからDJへ

DJデビューした頃は劣等感が強くて、自信がまったく持てませんでした。でもクラブも音楽も大好きだし、好きなものに対してはとても負けず嫌いな私。
とにかく誰よりも場数を踏んで経験値積みたい、と思ってました。
ブッキングがもらえるのはすごく嬉しかったです。私みたいなペーペーのクソDJをブッキングしてくださるオーガナイザーって神かよ!て笑
いろんな人にDJやらせてくださいって言ってました。

もともとクラブに行くが好きで一人でハシゴするくらいのクラバーだったので、クラブに遊びに行く理由が増えるのも嬉しかったです。誰かDJの応援に行くとか、先輩のDJ見に行くとか。いろんな人にも会えて楽しかったです。

この時期感じてたのは、遊びに行っていろんな人に会うたびに、人との繋がりって、増えたり濃くなったりするものなんだなってことです。
人との繋がりがなければ、オーガナイザーとも、箱とも繋がれないですから、ブッキングをもらう為には大事なことで。たまにその場でブッキングもらえることもあるのだけど、即答でOKしてました。

でも、これって今までクラブに行ってなかった人や、仕事などで時間の制約がある人にはなかなか大変で、現場に足を運ぶことが負担になっていく人が結構います。だから皆んなが皆んな積極的に現場で繋がりをつくれて、ブッキングを増やしていけるものではないんですよね。

ブッキングは即答OK

ここに差が出てきます。
オーガナイザーにとってはブッキングが仕事の要、仕事は滞らせたくないはずです。早く返事ができる人って間違いなく好印象だと思います。
返事が早いってイメージがあると、急きょのブッキングに声かけられることが増えます。DJの急きょの欠員だったり。そこのピンチヒッターに声かけられるのは信頼性も高いということだと思います。
「明日DJできない?」とか。「急きょだけど今週末、大箱のメインフロアでどう?」とか。意外とあるあるです。

コミュ障でも挨拶を

オーガナイザーも人です。箱で働いてるのも人です。コミュニケーションが取れるか、信頼関係が築けるか、でブッキングの内容は変わります。
プレイが上手い、選曲が良い、それに越したことはありませんが、信頼関係が築けない人に自分の大切なパーティーは任せられないでしょう。

DJ初心者さんをブッキングした時は必ず「挨拶しなさい」と言います。オーガナイザーだけでなく、箱のスタッフにも、共演者にも。言っても出来ない人もいますが、信頼関係って挨拶とかこういう小さなところからなんだろうな、と思ってます。
あと、オーガナイザーとしては出演者にもパーティーを楽しんで欲しいんですよね。
出演時間になったら自分のプレイで楽しませればいいだろう、て考えもプロ意識があって結構なんですが、そうじゃないんですよ。
出演者もオープンからラストのラストまでパーティーをパーティーしてて欲しくて、そこにお客さんがノリやすい雰囲気をつくれたら大成功。

こういうDJはまたブッキングしたいんですよね。

集客について

よく聞くのが、集客できる人ばかりブッキングされるって話です。

ブッキングが多い = 集客できる人

こう単純に考えて、萎縮してしまう人が多いように思います。
誰でも集客は求められます。私も、オーガナイズする時に求めます。なぜかって、お店を潰さない為です。(お店側がDJまかせで協力してくれないのはダメですが)
例えば、お店側がオフィシャルのSNSで告知してくれたら、作製してくれたフライヤーに名前を載せてくれたら、自分の名前を見ただけで見ず知らずのお客さんが来てくれるでしょうか?
名前だけで呼べないなら、自分で告知を発信しましょう、ということなんですよね。
集客できないから出れません、じゃないんです。集客する為の努力はした、でもダメだった、次は頑張ろう!と思っていかなきゃいけないんです。

パーティーの本質を忘れないで

でもこれね、めちゃくちゃメンタルやられます。呼べないのも辛い、もう誘うのすら辛い、でも頑張らなきゃいけない、って心が擦り減っていく人を沢山見てきました。
皆んな辛いし、皆んなが皆んなメンタル強いわけじゃないです。でも、せめて、努力する前から諦めないで欲しい。あと決して「呼べないですけど出れますか?」とか「ノルマ何人ですか?」とか後ろ向きなこと言わないで欲しいの。
貴方をブッキングするのはその為じゃない、一緒にパーティーを盛り上げてくれるって信頼してるからブッキングしているんです。

パーティーって楽しいよってDJが発信していかないとお客さんは来ません。集客できないからって暗い顔していると本当にクラブにお客さん来なくなります。

今、コロナの影響で自粛が続いていますが、再開後、お客さんを呼び戻すにはもっともっとエネルギーが必要になると思っています。

続きは②へ
https://note.com/djhidemi/n/ne3e7ee107694


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