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樋口毅宏は村上龍の後継たるか?
80年代後半から90年代始め、日本がバブル景気に浮かれていた時代に、「トレンディドラマ」主演の印象が強い女優の浅野温子と浅野ゆう子を並べて「W(ダブル)浅野」なんて呼んでいた。
ちょうどその同じ頃、二人のベストセラー作家も並び称されることが多く、「W村上」などと呼ばれたものだった。
同時期に若くしてデビューした、同年代の小説家という共通点はあれど、二人の作風は全く異なる。
自分は「静の春樹、動の龍
「中年の危機」が10年遅れでやってきた。
結論から申し上げると、「サブカルをこじらせると、ミッドライフ・クライシス…いわゆる『中年の危機』が、10年遅れてやってくる!」のである。
これは本当。心底実感、痛感した。
「ミッドライフクライシス(中年の危機)とは、人生の中頃を迎える40代~50代の頃に、自分のこれまでの人生やアイデンティティについて問い、葛藤したり不安を感じたりする時期のこと」だと言われている。
「第二の思春期」とも言われてい
オタクとサブカルの違いについて。
「サブカルこじらせおじさん」を自称する私にとって、「MJ」といえばマイケル・ジャクソンでもマイケル・ジョーダンでも松潤でも村淳でも美保純でもなく、「みうらじゅん」一択なのである。
「そこがいいんじゃない!」精神でポップカルチャーに積極的に親しみ、自分なりの美学と批評観を持って〈好き・嫌い〉を決めていく。
1980〜90年代はファッション同様に、読む本や観る映画、聴く音楽、フード、行く店など、あら
コロナ鬱だったと結論付けてみる。
noteの更新が長らく滞っていた。
50歳になったのをきっかけに、「もうこんだけ生きてきてしまったのだから、ここらで一度自分の過去と向き合ってみるのもよかろう。」と思い、半生記を書いてみることにしたのだが。
ヤクザの父親が17歳の時にできてしまったのが自分で、彼が懲役食らってる間に生みの母親から捨てられ、親戚に引き取られたが虐待を受けた幼児期。出所してきた父親が新たに引っ掛けた女性が面倒を見てく
東京の漫才にピンとこない。
水道橋博士が自分にとって一番のエバンジェリスト(伝道師)である。
ブログもツイッターも、博士の影響で始めたし、博士が出演していた「小島慶子キラ☆キラ」を聴き始めたことがきっかけで、TBSラジオのヘビーリスナーになった。
なので、ライムスター宇多丸氏や町山智浩氏の影響で映画を観るようになったのも、さらに「菊地成孔の粋な夜電波」を聴いていなければ、我が人生最大の師に出会えていなかったかもしれず、自
意外と一貫性があって今の仕事。
無駄の多い人生だ。
幼少の頃から「継続は力なり」と教え諭されるたびに、後ろめたい気持ちになった。
とにかく飽きっぽい性格で根気がないため、取り組んでいる物事を途中で放り出すこともしばしば。
焦らずコツコツと続けていって結果を出すということの大事さはわかっていても、途中で嫌になっちゃうんだもの。
興味のあることにすぐ飛びついて、パッと始める軽さはあれど、飽きたらパタッとやめてしまう。執着しな
わたせせいぞうの絵の中に入りたかった。
「コロナ鬱」とひと言で言ってしまうと、何もかもをコロナのせいにして、いろんなことからただ目を背けているだけと受け取られかねないが。
実際、ただ今現実逃避真っ最中。
感染症の怖さ危なさを甘く見ているつもりはないのだが、明日自分が発症してしまうかもという危機感には欠けているかもしれない。
それよりは行き場を失ってじわじわ壁の隅に追いやられていくような閉塞感を感じて、このままでは精神的に参ってしま
お世話になった方達(南米放浪記⑪)
今年50歳になろうという自分が、27〜28年前の南米旅行のことを、うろ覚えのまま書き綴っているわけだが。
当時、こまめに日誌を付けていたわけでもなく、出会った人の連絡先を大切にして、帰国してからも連絡を取り合っている…というようなこともない。
小さなアドレス帳に、紹介してもらった伝手の情報をその都度書き込んでいたはずなのだが、水に濡らしてしまい、ほとんどが読めなくなった…これが痛恨の極み。
春樹的クワイエット・ライフ
1988年、当時自分は17歳で高校2年生。
前年に講談社より刊行された「ノルウェイの森」は、上下巻の装丁がそれぞれ赤と緑のクリスマスカラーでプレゼントにぴったりだったという理由もあいまって、その年末に爆発的な売り上げを記録し、400万部を超えるという純文学としては異例の大ヒットとなった。
社会現象とまで言われたブームだったから、そういう作品が多くの人に読まれているということは知ってはいたが、そ
Over The Control (問う、狂Olympic~先生、バスケがしたいです~)
自分が作ったビートに、ペン大でご一緒しているKeysa(きーさ)さんがラップを乗せてくれました。
凄まじい熱量のラップと、ご本人による熱演、そしてそれを凝りに凝った動画に仕上げてくださったのも、Keysaさんです。
この曲を含むKeysaさんとのコラボレーションを3曲入りEPとしてリリースしました。
Spotify などで聴くことができます。
https://t.co/DrFFBrYcRN?a もっとみる