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04/2020 Y Combinator W20デモデイ(C向け事業)で 気になったサービス

先日行われたY CombinatorのW20 Demoday(C向け事業)のTechCrunchによるまとめ記事でさらに気になるものを個人的にピックアップしてまとめてそれぞれに個人的な見解を加えてみた。

Breezeful
Breezefulは機械学習を用いて、顧客の住む地域で最良の住宅ローンを見つけてくれるサービスだ。同社が顧客に代わって貸し手と交渉し、取引が成立したときに貸し手から仲介手数料を得るシステムだ。9週間前のローンチ以来、7000ドル(約976万円)の収益を上げている。

[個人的な見解]
住宅ローンの不透明さは割と有名で不動産屋が斡旋するおすすめするローン提供者とローン契約を結んでしまうことがかなりあるらしい。機械学習うんぬんなくても最適なローンを提供してその分手数料を徴収するビジネスモデルは成立するのでさらにその精度を高くするというのであればかなり確度たかそうなイメージが沸く。

LegionFarm
eスポーツコーチング。Legionfarmは1時間毎の利用量を払うことで、『Apex Legends』『Destiny 2』『Fortnite』などのゲームの指導を一流プレイヤーやプロゲーマーから受けられるサービスだ。同社によれば、昨年だけでも35万時間以上のコーチング(プレイヤーの支払いは1時間あたり平均約16ドル(約1700円)と720万ドル(約7.8億円)のARR(年間収益予測値)を達成したとの事だ。Legionfarmに関しては以前にもこの記事で伝えている。

『個人的な見解』
プログラミング教室のビジネスモデルもそうだが習う側の目標達成よりも習いたいという需要がビジネスを支えるのでeスポーツで選手になりたいという需要が高まっているので非常に有望なサービスだと思う。

Refund Giant
多くの人は知らないが、英国への訪問者は出国時にVAT(付加価値税)還付を得られる。これをサポートするのがRefund Giantだ。ユーザーが領収書の写真をアップロードするとRefundGiantがすべての事務処理を行い、還付金額の25%が引かれるシステムだ。

『個人的な見解』
Refund作業が煩わしいそもそもよくわかっていない潜在ユーザーがかなりの数でいそう。しかも空港で対応したりとかかなり面倒なことになるので領収書だけをアップロードするだけでいいのであればかなり便利ではありそう。ただし、25%の手数料というのはかなり高く聞こえるが。運営側にそれなりの運営コストがかかるということなのかもしれない。

Whatnot
プロによって認証された収集品を売買するための市場。FunkoPopフィギュアを皮切りに開始した。GOATの収集品版のようなものだ。同社によれば、GMV(流通総額)はローンチ後約3か月で月額3万ドル(約326万円)を上げているという。

『個人的な見解』
コレクターズアイテムの2次流通サービスはスニーカー、フィギア含め偽物対策が重要なキーを握っているのでFunkoPopフィギアというセグメントからスタートしてそれを拡張できるのかどうかは未知数だがそれだけでも十分なマーケットがあればそこそこでかくなる可能性はあるし今後コレクターズアイテムの2次流通サービス市場は拡大する可能性があるので面白いと思う。

GiveAway
12か月前に設立されたGiveAwayは、中古品を提供するP2Pマーケットプレイスを構築している。5か国にまたがるユーザーベースで17万件を超える取引を成立させている。従来の市場とは異なり、ユーザーは入札を通じて仮想通貨で商品を購入する仕組みだ。

『個人的な見解』
Karmaという仮想通貨で売買されるサービスでコミュニティーに貢献したり出品したりするとKarmaがもらえる仕組み。Karma自体はP2Pレンディング用のトークンっぽいがとりあえずKarmaの使い道を作るという意味でおもしろいアプローチだなと思った。GiveAwayできるっていうのは昔からよくあるけどGiveAwayしたらトークンもらえるってこと実質販売していることにもなるので不思議なサービス。



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