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これが原点『モスラ(1961)』

初代ゴジラが公開されたのが1954年。白黒映画だ。ゴジラは反核・反戦のメタファーで、理不尽に襲い来るタタリ神で、恐怖の象徴だった。

それからわずか7年後に公開された、同じ東宝の怪獣映画『モスラ』だけど、こんなにも違うのかというぐらいゴジラとは違う。

モスラはカラー作品で雰囲気が終始明るい。
インファント島の守護神で、カラフルでどこか可愛さがあり、好戦的な要素ゼロ。
ゴジラは人が入っているが、モスラは空を飛ぶので中には誰も入っていない。

その後“怪獣王”と“怪獣女王”として人気を二分する存在になるゴジラとモスラ。その怪獣女王の始まりの物語をやっと観れたことに喜びがこみ上げた。

また、映画を観ることで、その時代の風俗に触れることができるのも楽しみの一つ。
昭和の風景、特に建物の内装や、登場人物のファッションを見るのが面白い。

昭和レトロ好きにとって、昭和の怪獣映画鑑賞は一粒で二度美味しい趣味なのだ。

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