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祝!公庫様からの融資入金!不動産ビギナーでも出来た融資の手引き

先月、個人にて公庫様の「新企業育成貸付」の審査が通り、
先日無事入金されました。


いや〜ホッとしました。

公庫様、入金日の案内がざっくりなんですよ。
「審査が通った後の正式な申込(借用証書)が届いてから約5日」という、こちらのメンタルを試すようなことをしなさる。

いつかないつかなと心待ちにして、金曜日仕事終わりにスマホ通帳を覗くと!

どーーーん

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300万円(-手数料220円)が入金されておりました!
嬉しい!今月の戸建決済にも間に合うぞ!

「サラリーマンが融資を引くのは厳しい時代になった」

という話は最近よく聞きますよね。

私自身もサラリーマンだと融資は難しいのかな、、と
思っていました。

しかし、
・周りを見ると1棟目から1億近い借入をしている方もいる
・数百万円のリフォームローンを借りている方もいる
「誰かが出来ていることが、自分に出来ないはずがない」
そう思い、融資の打診を受けてみました。

そして、実際に今回、融資実行に至ったのです。

前置きが長くなりましたが、この記事は以下のような方向けに全力で書いています!

・サラリーマンで公庫からの融資を検討中の方
・少額でも返済実績を作っておきたい方
・不動産投資に興味があり、借入でスピード&規模のレバレッジをかけたい

そんなあなたのお役に立てばと思い、
今回の融資を振り返ってみます。
なお、今回は法人ではなく、個人向けの融資制度を利用しています。

まず、今回の融資条件はこちら!

借入金額:300万円
金利:2.06%
期間:200万円分 10年(設備資金)
   100万円分 7年(運転資金)

9月末に200万円の戸建てを決済予定なので、ちょうど良い金額でした。

ここからは、流れをざっくりと把握してみましょう。
全体の流れがわかれば、いつ、何が必要なのか掴めます。

【融資までの流れ】

まずはHPでご自身に合った融資制度を探してみましょう。

https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/index.html

私はとりあえず「一般貸付」を選びました。
申し込みたい制度を見つけられたら、
早速公庫へコンタクトを取りましょう!

以下、私の実際の方法とスケジュール感です。

【融資の流れ】
①7月末:オンラインで借入申込
②8月頭:書類郵送
③数日後:公庫から入電
④8月中旬:面談
⑤8月末:審査が通ると必要書類一式が送られてきます
⑥9月頭:借用証書、口座振替依頼書、印鑑証明を送付

意外とシンプルですよね?
それでは、それぞれ具体的に見ていきましょう。

①7月末:オンラインで借入申込

はじめての場合、申込方法は、大きく3つあります。

1. 事業資金相談ダイアル又は近くの支店へ電話
2. 近くの支店へ直接申込書類を送る
3. オンライン申込


私は、一番手軽だと思って、
3.オンラインで申込みました。

オンライン申込について

「事業資金 お申込受付(新型コロナウイルス感染症特別貸付専用)」とありますが、問題なく受け入れてもらえます。

HPの案内に従い、メールアドレスや希望金額などを記入します。

②8月頭:書類郵送

必要な書類を近くの支店へ送ります。
1 「お申込データ受付確認」の受信メール(印刷したもの)
2 最近2期分の確定申告書(一式)のコピー(
→確定申告していないので、源泉徴収票で代用しました。
3 見積書(設備資金をお申込の方)
4 運転免許証(両面)またはパスポート(顔写真のページおよび現住所等の記載のあるページ)のコピー
5 事業計画書
6 自己紹介書類

5.6の事業計画書、自己紹介書類について補足です。

事業計画書について

事業計画書は、リンク先3の書式を利用しました。
 
こちらはHPに記入例があるので参考にしてみましょう。記入例もシンプルに書かれているので、そこまで難しく考えなくて大丈夫です。

しかし私は、凝りすぎない程度に注力して作りました。
というのも、私の本業は金融系のサラリーマンで、企業の決算書を毎日見ています。事業計画書も見ます。
更に、企業にお金を貸すための稟議書も作成します。

逆に言えば、金融機関がどこを見て、どういう情報があったら稟議を書きやすいのかを把握しています。

そのため、事業計画書は工夫しました。
ご希望あれば、このあたりは別のnoteでも書いてみようと思います。

ともかく、経営に関してはズブの素人ではないことを伝えることと稟議を書きやすいような情報提供が目的でした。
面談時にもこのあたりはやんわりと強調します。

自己紹介書類について

上記でも論じましたが、稟議を書くための情報提供はとても大事です。

自分の身で置き換えてみましょう。

例えば、突然見知らぬ人から
「はじめまして!300万円お金を貸してくれませんか?」
と言われたとしましょう。

大抵の人は断るでしょう。
なぜでしょう?

「知らない人だから」という単純な理由を掘り下げると

・見ず知らずの人から
・何に使うかもわからない
・何より、貸したお金が返ってくる保証がない

といったところが理由になるでしょう。
公庫からすると、我々はこの「見知らぬ人」なのです。
彼らは仕事なので門前払いはしませんが、上記と同じ状況であることを理解することが大切です。

そこで、自分からの情報提供が必要になるのです。
数十枚にも渡る資料を作る必要はありません。
私が用意したのは、目次含めて5ページほどの資料です。

内容をざっくり紹介すると
・経歴
・資産状況
・所有物件
・強み
 1.YouTube
 2.不動産仲間とのつながり
 3.ガス会社さんとの関係
などです。

この人はこれくらいの資産があって、過去こんなことをしてきて、今こんなことをやっている。おまけにサラリーマンでそこそこの会社に勤めて給与所得もある。
→よって300万円程度の貸付は問題なきもの。

という稟議を書きやすくなるようイメージしましょう。

③数日後:公庫から入電

(アポ調整と追加で必要な書類の案内)

④8月中旬:面談

面談内容はざっくりと書類を合わせ読み、都度質問に答えていくものでした。時間は約1時間。
ちなみに、はじめは一般貸付で申し込みましたが、金利が優遇される「新企業育成貸付」を面談時に提案されました。
担当者さんも決済を通すために、一緒に色々と考えてくれる素敵な方でした。
面談だからといって気負わずいけば良いと思います。

自分の強みを伝えることも忘れないようにしましょう。

【面談で用意した書類】
・借入申込書
・事業計画書※
・本人確認書類
・不動産売買契約書(1戸目、今月決済予定の2戸目)
・自己紹介書類
・口座コピー
・領収書(リフォーム費等)
・見積書
→1戸目のリフォーム見積もりを業者さんに取ってもらっていたのでこちらを利用。
利用目的は、電気工事や水道工事など自分ではできない(ことにしている)費用がどれくらいかかるかを提示するため。これがあった方が、金額の根拠がはっきりしているので公庫側も貸しやすくなります。




(審査)


⑤8月末:審査が通ると必要書類一式が送られてきます

審査が通っても事前連絡なしで、突然自宅に書類が送られてきます。
書類が届いたら、「審査が通ったんだな」とご安心ください。

⑥9月頭:借用証書、口座振替依頼書、印鑑証明を送付

書類の内容を確認して、必要事項を記入します。
これが完了すれば、正式に借入が決定します!
書類の抜け漏れがないようしっかりと確認しましょう!

公庫へ書類が届いてから、約5営業日で入金されます。
ウキウキワクワクドキドキする気持ちもわかりますが、平静を保ちましょう。

期間は、初めて連絡をした日から1ヶ月半もかかっていません。思ったよりも早かったです。

【さいごに】

以上です。
サクッと概要だけ説明するつもりでしたが、
この記事の手順に倣って行動していただければ
良い結果に結びつくように、と考えて記事を書いていたら長くなってしまいました。

ちなみに、あえて反省点をあげるなら
・実印を持っていなかったので、作成と印鑑登録で時間がかかった。(楽天で安い3本セットを買いました)
・借用証書に印鑑を押し忘れて、1週間ほど余計に時間がかかった。(何度も見直しましょう!)

いかがだったでしょう?
漠然と何もわからない状態から、
少しでも流れや動きをイメージできるようになっていただけたら本望です。

少額ですがサラリーマンでも借りれます。
そして、少額とはいえ300万円をサラリーマンで貯めるのは簡単ではありません。
スピードを意識するなら、公庫の融資を検討してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、私が公庫へ打診した理由は、
「信金に断られたから」です。

なかなか信金さんも初めましてのサラリーマン投資家に融資するのは難しいようです。
知り合いや不動産会社さんの紹介であれば、信金に限らず初めてでも融資してもらえるケースはありますが、そこまでの繋がりはまだない私。

それならば、公庫から借りて実績を作って、
いずれは他の金融機関からも借りれる状態になろうと
思い立ったのでした。
そして今に至ります!
ぜひ行動する前に諦めてしまわずに、26歳の若造でも出来たんだから、自分にもできる!そう思ってみてください。

余談ですが、公庫の入金先口座を、以前融資を断られた信金にしていました。
この信金は、「まずはフリーローン実績作ってね(金利6%)」というスタンスだったのですが、公庫の借入が決まった後に担当者が色々と融資について動いてくれました。

結果、創業ローンのような形で融資ができるかも!とのご連絡をいただきました。
まだ借金があるだけで返済も何もしてませんが、
本気度が認めてもらえたのでしょうか?

ともかく、資本が少ない私にとっては思ってもない朗報です。ぜひ親密になって、次回は1棟物を購入!と考えいます。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

わかりにくいところや、もっと詳しく書いて欲しいところがあれば気兼ねなくコメントやTwitterからのDMを送ってください。
この記事が参考になったら、拡散していただけるとただただ喜びます。

私のがむしゃらな日々の行動が、
少しでも、
あなたのお役に立てば幸いです。

【自己紹介】


むさし。26歳。戌年。
関東の人口1万人未満の田舎で生まれ育つ。
デザインの専門学校を目指すも、高校が一応は進学校で特待生で入っていたため大学受験を余儀なくされる。バイトや遊び三昧だったが、3年生夏に受験勉強を本格化し、独学で東京六大学の一角へ。
現在は、大手金融会社で人事→法人営業に従事。中小企業から上場企業まで幅広く担当し、与信判断やM&A、経営に関する提案などを行う。

というのは平日の仮の姿。
不動産投資とYouTubeを行うDIY NINJAとして活動しています。

YouTubeでは、DIYの様子を和気藹々とお届けしています。2020年3月にはじめ、月1〜2本のスローペースながらも現在9000名を超えるチャンネル登録をいただいています。ありがとうございます!

「26歳の素人でもここまで出来るんだから、自分も何か挑戦してみよう」そう思っていただけたら本望です。
https://www.youtube.com/channel/UCD5q7OQY7l1SauFlJdZYXPg

Twitterでは、不動産に目覚めた1年前の私が
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