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初めての資産運用:個人投資家として資産を増やすアイデア

1.投資について

投資とは「将来的に資本を増加させるために、現在の資本を投じること」です。

日本では残念ながら投資に関する知識を学校で学ぶことはありません。2022年4月からようやく高校生が投資を学べるようになりますが、大きな進展と言えるのではないでしょうか。

投資をする目的は人それぞれあると思いますが、多くの方は将来への備えでだと思われます。以前年金2,000万円問題が話題になりましたが、人生100年時代といわれているこの時代には年金だけで生活するのは不可能に近いです。将来に向けて資産を運用することが必要不可欠になります。

コロナ過で投資に対する意識が高まった人が増加しています。コロナ過は良くも悪くも大きな転換期となったのは間違いありません。コロナ過で初めて証券口座を開設したという話を耳にすることが多くなりました。

2.証券口座の開設

初めて資産運用するためにはどうしたら良いのでしょうか?

まずは証券口座を開設することから始めていきましょう。証券口座を持つためには証券会社を選ぶ必要があります。証券口座を保有するには年会費などはかかりません。株や債券などの取引を行うことにより手数料が発生します。この手数料が証券会社の主な収入源になるのです。

主なネット証券会社

証券会社は比較的簡単に口座が開設できて手軽に始められるネット証券がお勧めです。PCからでもスマホからでも取引できるので、ネット証券は手数料が低めにされているのが特徴です。

SBI証券、楽天証券、松井証券、SMBC日興証券、マネックス証券、LINE証券、ネオモバイル証券

わたしは楽天証券とLINE証券を開設しています。(証券会社ではありませんがコインチェックも開設しています。)

3.投資信託がお勧め

はじめての投資先はどこがお勧めでしょうか?

投資というと個別株のイメージがありますが、現在は投資先は多岐に渡ります。個別株ははまると利益も大きいですし、株主優待や配当金が頂ける銘柄も多く存在します。しかし株価が大きく下落するリスクもあります。個別株をひとつひとつ情報収集していくためには膨大な時間がかかります。また個別株の売買には手数料が発生します。

なかなか個別株に割く時間が捻出できないという場合は、プロが運用する投資信託がお勧めです。基本的に投資信託は、投資先を決めたら毎月決めた金額を振り込むだけなのでとにかく楽で便利なのです。プロが運用してくれるため自然と分散投資ができるのも魅力です。その代わり信託報酬というものを支払う必要があります。投資信託の種類にによってはノーロードといって手数料がかからないものもあります。

4.一般口座、特定口座、NISA口座の違い

株式を注文する際に必要になるのがどの口座を使用するかです。つみたてNISAをお使いの方はNISA口座を使えません。反対も然りです。つみたてNISA口座が利用できるのは投資信託や一部のETFのみです。

NISA口座は長期保有するために用いるのが効果的です。ただし1年間で使用できる上限金額は120万円までとなっています。

一般口座は投資金額や投資対象の制限はありませんが、課税されてしまいます。もちろん特定口座も同様なのですが、一般口座と特定口座の一番の違いは年間取引報告書を自分自身で作成するか証券会社に作成してもらうかです。

特定口座にも源泉徴収ありと源泉徴収なしがありますが、初心者の方の場合は特定口座の源泉徴収なしが一番便利だと思います。

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5.米国株と日本株

米国株と日本株はここ最近では非常に素晴らしいパフォーマンスとなっています。ただ成長率で見ると米国株の方が圧倒的に伸び率が高いです。

日本の銘柄が劣っているかというと決してそうではないと思います。日本の企業は世界でも通用する素晴らしい技術やサービスを持っています。あまり海外の投資家に知られていないというのが事実です。

少子高齢化や長年続くデフレなど日本株の重しとなる要素は確かにありますが、日本でも個人投資家が増加すればまだまだ日経平均株価を始めとする指標を押し上げるチャンスはあると思います。

米国株は英語が分からないと取引できないということはありません。英語ができればそれなりに海外の情報収集ができるので有利になる面ももちろんあります。

米国株には日本でも知られている超有名な企業が多いのが特徴です。時価総額でみても世界のトップクラスが集中しています。世界中の投資家が米国株式市場に投資する訳ですから規模が違います。

米国の経済成長は日本と比べても高いです。また個人投資家も日本と比べて圧倒的に多い傾向があります。

米国株と日本株の大きな違いは?

銘柄の表記:米国株はディッカーシンボル、日本株は4桁の数字

取引時間:米国株式市場は23:30~6:00(サマータイム時22:00~5:00)日本は9:00~11:30の前場と12:30~15:00の後場に分かれてます。

購入単元数:米国株は1株から購入可能、日本株は100株(LINE証券やネオモバイル証券などは1株から購入可能)

日本株のみストップ高とストップ安がある。日本株にのみ株主優待券がある。

米国企業の方がより投資家重視の経営をしている。米国企業は配当の増加(増配)などにより株主還元に長期的に取り組んでいる。

配当時期:日本株は中間と期末の年2回、米国株は4半期に一回(年4回)

米国株の方が売買手数料が割高になる。

7.株主優待券と配当金

個人投資家にとって一番の楽しみは株主優待券や配当金が得られることでしょう。日本株のすべての銘柄で株主優待券があるわけではありません。株主優待券を得る為には最低単元数である100株を保有する必要があります。ただし銘柄にもよりますが200株、500株と保有数を重ねても効果が限定されてしまいます。

配当金は1株でも保有していれば頂けます。配当金狙いの場合は保有単元数を増加させると効果も何倍にもなります。1,000株、5,000株と増加させていくことによってものすごく大きな配当金額になります。

株主優待券でも配当金でも言えることですが権利確定日まで、狙った銘柄を保有していないと権利が貰えなくなってしまいます。

企業の業績によっては配当金の増加(増配)、配当金の減少(減配)、配当金なし(無配)、株主優待券の廃止などもあります。

それでも米国株の高配当株は魅力的で何十年もの間増配を続けている企業が多くあります。

8.投資スタイル

グロース株やハイテク株をメインに取引する方法も良いですが、わたしの投資スタイルは長期運用です。

高配当株により獲得した配当金を再度投資に回すことによって複利運用を行うことができます。複利運用することにより時間を味方にして資産を加速的に増加させることができます。

配当金はその都度税金が課税されます。それでも定期的に本業以外の収入があることは経済的なゆとりと心のゆとりにも繋がります。

投資信託やETFなど再分配型にしておけばその都度税金が課税されることはないので、資産運用の効率は上げられます。

投資信託にしても高配当株による配当金目当ての投資方法であっても初心者の方から始められる再現率の高い投資方法だと思います。

短期的な株価の高騰や暴落を完全に読み切るのは難しいですが、長期投資により投資信託でどれくらい積立できるか、資産はどれくらい増加するか、配当金は年間いくらぐらい貰えるかはある程度予測ができます。

9.資産の管理

複数の証券会社を所有していたり、配当金などが増加してきた時に資産管理が大変になってきます。

スマホのアプリやウェブサイトなどで資産管理が簡単にできるものがありますのでお勧めです。

ju-niは特に米国株と日本株、投資信託やETF、仮想通貨や現金所有さらには配当金まで一括で管理できる優れものです。

10.免責事項

記載した内容/情報、予想及び判断は有価証券の購入、売却、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任でなさるようお願い致します。


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