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214 出る計算


はじめに

昨日は、漢字50問を紹介しましたが、練習してみることができたでしょうか。今日の教育コラムは、中学入試の算数の最初の計算に関する問題をいくつか紹介します。
取り上げる5問の問題はそれぞれ、計算の手順や意図がある問題です。計算問題は、算数の試験の問題の中でも特に間違えることができない、簡単な問題だと言えます。それだけに、気を引き締めて慎重にかつ迅速に処理していかなければいけません。
計算の手順や方法を整理する意味でも、入試直前に今日紹介するようなパターンの問題で理解しているかを確認しておくとよいでしょう。

5問の計算問題

有名私立中学 入試過去問(算数 計算問題)

解答

有名私立中学 入試過去問(算数 計算問題 解答)

留意点

(1)~(5)までの計算には、処理する上でそれぞれ留意点があります。留意点を次に簡単にまとめます。

(1)の問題は、正負の計算をまだ学んでいないという前提で計算を進めなければいけません。足し算と引き算だけで構成された計算ですので、順番を入れ替えて計算しても答えは変わりませんので、引ける数から引くといったように、一つずつ計算していけば問題なく解けます。

(2)の問題は、(  )の中の分数に一つだけ、計算する前に約分できるものがあります。それを約分すると分母の同じもの同士計算すると、通分せずに1段階スムーズに計算できます。通分が最低回数で済むという点で工夫することで、計算ミスを防げます。

(3)の問題は全てを仮分数にしてから、計算を開始していきます。そこだけできれば、あとは問題なく計算が進められます。

(4)の問題はそのまま計算していけば、掛け算を3回行い、その上で足し引きを繰り返すことになります。そこで、12が30個と0.34が100個と見ることができれば、12×30=360と0.34×100=34となり、足し合わせると394になります。少ない手数でしかも計算しやすい数値になるようになっているわけです。

(5)の問題は、( )内を一つの数字としてみることがまず重要です。ですから、まず、( )内が65-26で29であることに気づきます。次に29から足している18を引きます。すると11と戻ります。次に26から11を引いて15と戻します。最後に15を9で割って戻し、約分すると答えとなります。順に戻すだけなのですが、途中で足すのか引くのかを間違うと解けなくなってしまうわけです。

簡単に説明しましたが、詳細は動画でも解説していますのでよかったらご覧ください。大切なのは、手順を整理すること工夫して計算することが大切で、いくつかのパターンを認識しておくと比較的に楽に計算できます。

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