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401 日本一のグミ


はじめに

みなさん「山梨県産ブラックキンググミ」を知っていますか?
このグミの名前にもなっている、ブラックキングというブドウは、ピオーネと山梨46号という巨峰系のブドウを掛け合わせた種なしの黒系ぶどうです。大粒で風味の強い新種のブドウでとても人気でなかなか手に入らないと聞いたことがあります。
そんなおいしいブラックキングを贅沢に使用したのが、全国ご当地グミ総選挙で初代1位に輝いたのが「山梨県産ブラックキンググミ」です。
今年から始まったこの総選挙ですが、詳細は関連サイトをいかに紹介しておきますのでよかったらご覧ください。

全国のグルメを楽しむ

この総選挙では、全国47都道府県のご当地グミが勢揃いしたわけですが、それを食べるだけでも、各地の特産物を学ぶことができますし、各地をめぐったような楽しさも得られそうです。
今回の選挙では、総投票数37,303票もの投票があったそうで、その中で山梨県の「ブラックキング(黒系ブドウ)」グミが、全国第1位の2,096票を獲得したそうです。
フルーツ王国山梨の底力が発揮されてことにとてもうれしく思います。今年の秋ごろに今回の総選挙でトップ7までに入った商品の果汁をミックスした「神セブン」と名付けられたグミも発売が予定されているそうです。

ブラックキング/甲斐キング

このブドウは、山梨県のオリジナル品種として開発されたもので、他県での栽培はできないようです。新品種として本格的に栽培が開始されて5年ほどたちますが、粒の大きさや味の濃さ、などどれをとってもキングの名にふさわしいとの評判です。
生産地の地名を冠にした「甲斐キング」という商標名で流通しているこのブドウを求めて、全国各地から山梨を訪れる方々や注文が殺到しているとのことです。

オリジナル品種を守る

山梨県のシャインマスカットやキングデラなどなど苦労して改良してきた、様々な品種の苗木が海外に流出し栽培されているといった問題を耳にしたことがあります。
そうした中で常においしい品種の開発を続けていくことは大変に時間もお金も手間もかかることです。いかにオリジナル品種を守っていくかは、果樹農家の皆さんにとって重大な問題でもあります。
そんな中、2023年には山梨県が赤いシャインマスカットとして開発した高級ブドウの新品種「甲斐ベリー7」の商標名が「サンシャインレッド」に決まりました。このブドウは、種なしで皮ごと食べられる大粒の品種で、シャインマスカットよりも香りが華やかで甘みも強いということで高級ぶどうではありますが、今後も人気が高まっていきそうです。
県内の栽培農家での生産が増え始めるのは、今年からだそうでこの夏から秋にかけて出荷が本格化するとのことです。

種苗法

オリジナル品種の開発には時間も手間もかかります。それだけにその品種が開発された国や地域で限定的に生産される状況を守る必要があります。
そうした生産者の苦労が守られなければ、生活を脅かすことだって予想されるわけです。
そこで、種苗法という決まりが重要になります。この法律は、農作物の特許のようなものだと考えることができます。国に登録された新品種を守るための法律で、品種登録をすると国内外問わず許可のない栽培や流出を防ぐことができます。税関など国外への貿易を取り締まる機関と連携し、苗木や種が無断で輸出されないようにすることで、健全な形での農業の発展が保たれていくことになります。
日本には、たくさんの優秀な品種の種や苗木がありそれらはまさに日本の宝なのです。

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