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【働く】ダイバーシティ工房をつくる人たち

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ダイバーシティ工房で働くスタッフの仕事や、どんなことを考えなぜここで働いているのか?について知っていただけるnoteです。
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2023年8月の記事一覧

私たちはなぜ2時間かけて古民家に集合し、話し合うのか?

2023年7月。市川市に事務局を構える私たちは、車や電車に乗り込み、2時間かけていすみ市にある立派な古民家にやってきました。 信じられないほどあっという間に過ぎ去った2023年度最初の四半期・4月〜6月。 この間の活動の振り返り&今後の展望を話し合うため、いつものオンラインミーティングでも、自分たちが有する拠点でも、近辺のレンタルスペースでもなく、わざわざ移動し、喧噪や日常から遠く離れられ、見ただけで心躍るこの古民家までやってきました…! 今回は広報チームとしてこの合宿

「どんなあなたでもいい」と伝えあとにした学校現場。ひとりに向き合う個別支援の道へ

ダイバーシティ工房に入職して1年。それまでの9年間は、小学校教員をしていました。これまで出会ってきたたくさんの子ども達。一緒に過ごしてきた時間は、大切な宝物です。小学校教員を退職する際に伝えた言葉があります。それは「どんなあなたでも大好きだよ」という言葉です。 ありのままの自分を愛してほしい私は、こう続けました。「勉強や運動が得意でも苦手でも、やんちゃでもおとなしくても忘れんぼうでも泣き虫でも…。」 子ども達は声をあげて泣きました。いつもしっかりしていて下級生にも慕われて

「ヤングケアラー支援」を通して作りたい関係性

こんにちは、ダイバーシティ工房・アウトリーチ事業部スタッフの松村です。 突然ですが、この記事を読んでくださっている皆さんは、「ヤングケアラー」という言葉を聞いたことはありますか? 聞いたことあるという方も、何それ?という方もいらっしゃるかもしれません。 日本ではまだまだ認知度が低い言葉なのですが、一般的には「本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこども」を指してそのように呼ぶそうです。 具体的には、家事や兄弟の世話・見守りだけでなく、介護

職場の人間関係における「仲良し」って何?について考えた事務局合宿のお話

こんにちは、ダイバーシティ工房の事務局のSです。 私は入職して1年2か月ほど経ちました。今回は主に職場の人間関係について考えたことをシェアしたいと思います。 どんな職場でも人間関係の悩みはある子どもたちへの支援を行うダイバーシティ工房って、優しくていい人がいっぱいいそう!とか、みんな仲良く穏やかに働いていそう!というイメージを持たれるかもしれません。 社名の通り、多様な人々が働いていて、当然お互いにそれを認め合っているでしょ!と。 いやいや、100%そんなことはありませ