見出し画像

応援してくれた方々に申し訳ないという気持ち

私は元コメディカルです。私には、私を応援してくれた同じ職種の諸先輩方がいます。その中でも特にお二人。私が医療人として働く上で欠かせない存在…。しかし、私はいまだに医療を離れることをお伝えできていません。

理由は、育てていただいたのに申し訳ない、期待してくださったのに申し訳ない、という気持ちがあるからです。

先日、お一人から連絡があり、食事に誘っていただきました。大変ありがたいお誘いだったにも関わらず、お断りしてしまいました。社交不安障害になったこと、抑うつになったこと、医療を離れること。ありのままの私をお伝えする勇気がなかったからです。

お二人とも、私が学生だった頃の実習担当の方です。職場は別でしたが、社会人になってからも、一緒に夜中まで勉強させていただきました。時には厳しく、時にはお褒めの言葉をいただいて、本当に有意義な時間を過ごさせていただきました。お二人には、感謝の気持ちでいっぱいです。

だからこそ、お二人のような医療人になれなかったことに強く負い目を感じるのです。「いつでも付き合うよ。その分患者に返してくれたらいいから。」と言ってくださった言葉を忘れられないのです。

それでも、いつかはきっと、私の口から直接お伝えしたいと思っています。医療人としての立場で患者を救うことからは離れても、誰かの心に寄り添える存在になりたい、と思っていることを。