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休校5日目

全国一斉休校をうけ、”共働き世代はこの状況下でどうなってしまうのか”を見える化してみようという事で始めたのが、本企画です。

包み隠さず、ありのままをただつらつらと。そこから見える地方都市の共働き夫婦のリアルをお届けします。

※前提※
・パパ⇒NPO理事、フリーのコンサル(イクボス、WLB、育休取得推進等)
・ママ⇒看護師 夜勤有 病棟勤務
・娘⇒姉(8歳) 休校中 妹(4歳) 保育園

★本記事について★
①午前・午後・夜の3セクションでただ起きたことを書いていきます。
②在宅労働のリアルを書きます。
③休みたいのに休めない(看護系)の家族がいる家のリアルを書きます。

今日の事前情報
ママ…出勤 体調(悪・疲労・コロナ含め心配事多し)
長女…休み 体調(好調)
次女…休み 体調(好調)
パパ…原稿入稿手続き 体調(普通)
今日のMUST家事…洗濯畳む ベランダ拭き 
ワークライフバランス指数…W3・L7

=午前の部=

・この休校期間、チビ達は「折り紙・工作」にハマっている。思っていたほど、Youtube漬けとかにはなっていない。あくまで日常の中で触れるレベル。まぁ、Youtube見てるからダメなのかということは全くないが。

「ゲームより外で遊びなさい!」「Youtubeばっかり見ないで遊びなさい!」なんて吠える前に、何でそれが「今のタイミングでダメなのか」を説明する説明責任があると、僕ら親は自覚しなくてはいけない。昔から言うでしょ!とかで片づけるのはダサい。ダサすぎる。

これに限らず、僕は唯一子供達と接する上で曲げていないことがある。それは「~べき」と言う言葉を絶対に使わない、という事。「男はこうでしょ」「昔から」と決めつけることなく、自分の意志で選択をしてほしいという願いからでもあり、現代に対する僕なりのアンチテーゼでもある。そもそもそんなことを願うのも僕のエゴかもしれないが…。

朝食
・2日目のハヤシライス 
※今回すげー旨いんですけど

=午前の部2=

・NHKの大谷翔平スペシャルをお姉ちゃんが食い入ってみる。見ていると、大谷がどうこうより、ほんのちょっとしたベンチでの瞬間や、練習の合間のコミュニケーション等、チームメンバーの心身の充実の方が目に付いた。マネジメントも、どうやって大谷がベストなプレーが出来るのか、コンディションを整えていくのかを的確に発信し、共有している。そこには大谷・チームの双方向のギブ&テイクの関係性がある。

もう一つ思ったのは、もしかして言語の影響もあるのかも…という点。英語というのは日本語よりもSVが直接的だからこそ、ぼかした表現が出来ない。しかしそれは、大谷とマネジメントにおけるダイレクトなゴールイメージの共有を容易にしているのではないか。チームのために個人をどう活かすか。そのために個人に何を求めるか。そして個人は何を実現していくのか。その3つがそれぞれ交わりながら共有されているんだろうなと感じた。あやふやさは日本語の美しさとは思うのだが、ゴールイメージの共有や指示にあやふやさは必要ない。

働き方改革とかイクボスが出来ている企業組織(チーム)にもこれが言える。

成果を出せるチームって、この辺りの距離感が絶妙。海外は、そうしたチームマネジメントにおいて日本よりも数段進んでいるのかもしれない。企業もスポーツも。そう感じた。だからみんなメジャー(海外勤務)に行くのかな。人材の海外流出。

・ところで、娘がなぜこんなに食い入って見ていたのだろうか。聞いてみた。「おもしろい?これ」「うん」「どんなところが?」「大谷くん、カッコいい

あーそうですかい。

・洗濯を畳み、干して、片づけて。皿を洗って鍋を洗って。今日も主夫業は好調なり。昼飯何作ろうかな。娘達に聞いてみる。「何食べたい?」「おやつ~」「マック~」。

あーそうですかい。聞こえなかったふりをして作ってやる。

昼食
・チキンライス
・特売3個セットのミートボール
・蒟蒻畑

どうだ!完食だ!おやつに勝ったぜ!ヒャッハー。

=午後の部=

・まだまだモノづくりは続く。スッゴイ天気が良いのに。パパは少し外の空気吸いたいわ。

・今日はいつも以上に「パパ見て!」「パパ!」「パパ~」が多い。片方対応したら、片方が「パパ!」と被せてくる。流石に1時間もそれが続くとしんどい。いい加減気分転換しようぜと提案し、公園へGo。時間は既に15:50分。

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・とってもいい天気。少し日は落ちてきたが、暖かいので気持ちがいい。もう春だね。さあ、家に帰って晩御飯の用意をしよう。

夕食
・鮭とキャベツの甘辛炒め物
・あさりの味噌汁(冷凍でストックがかなりある)
・フライドポテト
・白米

=夜の部=

・ママが帰ってくる。うちのママの病院は、市内で最大の病院だ。いつも思う。ここで勤務しているナースの帰宅後を見てみたいと。みんなうちのママと同じように疲れが酷いのなら、考えものだと。振り返ってみれば10連休もそうだった。看護師長レベルのおばちゃんやおっさんは10連休。現場のナースだけは殆ど勤務。心から思う。「てめぇらも働けや」と。ボスがこの体たらく。うちの妻が言っていた。「これも働き方改革なのよって師長が言っていた」と。笑わせるんじゃねぇぞ。それは働いて家に帰って来て何もする気力がないくらいに疲弊しているヒトが言うセリフだ。

…いかん。ここ数日、世の中に対して何だかネガティブなことばかり考えがちだ。今日は大好きなギターを弾いて、少し気持ちを落ち着けよう。

でも、ママの勤務先はもう少し配置やら、ボス自身の働き方を見つめなおしてほしいものだ。

・チビとママはお風呂。入れ替わりでパパとお姉ちゃんがお風呂。今日は風呂上がりに、チビの方が「パパと抱っこして寝る!」と。おう、いいぞ。腕枕して4人で布団に入る。

・パパは例によって起きる。色々やりたいことがあるんだわ。

~5日目所感~
親御さんもそろそろ休校疲れが溜まって来る頃ではないだろうか。とくに、今まで「家の事は任せてまーす」なんてやってた方は、そろそろ発狂レベルだろう。

報道を見ていると、満員電車が少し空いてきたとか、段々と変化が出始めている気はする。その一方で、コロナは順調に広まっており、恐らく47都道府県コンプも時間の問題だろう。

週明けからまた仕事と休校の両立が始まる皆さん。色々不安な事はあると思いますが、頑張ってるのは皆さんだけじゃありません。子供達もパートナーもみんな頑張ってます。時々あったかいココアでも飲んで、少し休みも取りながら、頑張りましょうね。





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