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休校25日目

全国一斉休校をうけ、”共働き世代はこの状況下でどうなってしまうのか”を見える化してみようという事で始めたのが、本企画です。

包み隠さず、ありのままをただつらつらと。そこから見える地方都市の共働き夫婦のリアルをお届けします。

※前提※
・パパ⇒NPO理事、フリーのコンサル(イクボス、WLB、育休取得推進等)
・ママ⇒看護師 夜勤有 病棟勤務
・娘⇒姉(8歳) 休校中 妹(4歳) 保育園

★本記事について★
①午前・午後・夜の3セクションでただ起きたことを書いていきます。
②在宅労働のリアルを書きます。
③休みたいのに休めない(看護系)の家族がいる家のリアルを書きます。

今日の事前情報
ママ…出張 体調(普通)
長女…学童 体調(好調)
次女…保育園 体調(好調)
パパ…オンライン打ち合わせ1件 イベント支援 体調(普通)
今日のMUST家事…ママ不在時はオールパパ体制
ワークライフバランス指数…W5・L5

=午前の部=

今日もママが朝からいない。そんな今日は、みんなで少しのんびりとお布団。ちょっとゆったり目に起きだし、朝ごはんにする。

朝食
・お弁当おかずの残り
・白米
・コーンスープ

チビ達を着替えさせ、それぞれ送迎。ママ不在が何日か続いたが、特に問題もなくニコニコと保育園・学童へ行っている。一安心だ。

でも、特にお姉ちゃんは何となく、我慢してるんだろうな…という感じがする。いつもとすこーし様子が違う

パパも少し意識して、お話に耳を傾けよう。

そんなこんなで帰宅し、オンラインでの打ち合わせを1件。オンライン会議は休校期間お馴染の光景になってきた。やってみればわかるが、違和感はない。コロナの功名、と言ってもいいのかもしれない。

が、一方で特に首都圏は大変だ。まさに、働き方改革待ったなしの状況が迫っていると言える

でもテレビを見ていると「仕事出来ないじゃないか」とコメンテーターが平気で言っていたり。これだけの事態なのに、ニホンジンの根本のマインドを変えていくのは難しいのだな…と感じる

果たして僕らはウイルスで滅ぶのか。それとも慣習で滅ぶのか。そんな心境。

幸い、まだ県内感染の報はないが、このまま何事もなく新学期になってほしいものだ。そのためにも、今何をすべきか。優先して考えたい。みんなで。命より大事なものなんて、無いとは思うけど。

ついでに言うと、自粛ムードの中…という見出しで、若い子ばかりターゲットにしてインタビューすんのはどうなのかというのもある。集まって感染がリスクがと吠えるなら、用もないのに病院でたむろするご老人にも自粛要請しないとフェアじゃねぇよ。

=午前の部2=

さて、少し早いが午後の予定へと出かけることにしよう。今日は、ママ友さんが助成金を申請して企画した「休校中の子供の預かり事業」へ、ヘルプしに行くことになっている。ギター担いで出かけよう。

これで僕に何円とかが入る訳ではない。でも、何かしたいじゃん。子供達のために。

子供達は地域の中で、色々な繋がりの結果、今を生きている。そして笑顔は連鎖する。みんなで笑顔になってほしいから、自分の子供だけ、自分の家族だけが笑顔であればいいという考え方には、賛同は出来ない

そんなの偽善だ。そう思われるかもしれないが、今の世を生きるオトナの一人として、出来ることはしたいし、みんなが笑っていられる未来を子供達に残したい。

それに、こんな風に生きるのってカッコいいじゃない。

出来ることがある人が、それぞれの分野で出来ることをする。カネを持ってる人が、それを回す。そうやって色々なものが色々な人に巡り、人は笑顔になれると思っている。

しかし、こうして見ると海外の経営者や資産家、スター達の器のデカさが見て取れる。日本は?というと、ゾ〇のあの人とか、〇エモンとか、全く出てこないけど。タレントもそう。

ここら辺のスケール感がショボいんだよな。日本て。

コロナ緊急経済支援策もそうだ。各国のものとざっくりと見てみると

アメリカ ・ 現金13万支給
香港   ・ 現金14万支給
イタリア ・ 現金30万以上支給
イギリス ・ 休業補償8割
フランス ・ 休業補償全額
日本   ・ お肉400グラム

うん。シュール。ある意味超越しているけど。

さ、次の目的地へ行こう。

昼食
・天丼を御馳走になる

=午後の部=

いざ、愛機をマーシャルへぶち込む。今日はRiotを軸に。

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やってみると分かるけど、時々こうしてデカい音で弾かないとダメだなぁ。全然感触が追いついてこないし、指もイマイチ動きが悪い。

でもやっぱり、音楽はいい。今日初めて知り合った方とも、セッションして沢山音でお話できたし、子供達も喜んでくれた。ギタリスト的には30点というところなので、ここは今後の練習次第。

さぁ、チビ達のお迎えだ。急いで出よう。

=夕方=

車に乗るなり、ケンカを始める姉妹。路肩に留め、二人の話を聞く。

チビがお姉ちゃんをバカにしたように見てきたのが、お姉ちゃんはかちんと来て、言い争いが始まったとのことだった。でもチビは「やってない」と言い張る。お姉ちゃんは「嘘つかないで!」と。その3分後、お姉ちゃんが目に涙を浮かべ、黙りだした。

長いこと一緒にいる。運転中も二人の会話は耳に入る。断片的な情報でも、多分お姉ちゃんの方が正しいんだろうな…とパパは分析していた。だって、滅多に折れない子が、目に涙を浮かべていたくらいだから。それくらい、悔しかったんだろう。

二人にじっくり問いかけ、自分はどう思うのか。どうしたいのか。引き出すことに終始する。「いいから謝れ!」と言ってしまえば、この話は簡単に〆ることは出来る。でもそれだと意味がない。

子供達がそれぞれの気持ちと向き合いながら、自分で考え、選ぶことに価値がある。

チビは正直にその後話してくれた。話してくれてありがとう。その一言でチビも泣き出す。うんうん、引っ込みがつかなかったんだよな。

それに二人とも、言い過ぎてゴメンできて偉いなぁ。

よし。早く帰って旨いもん食おう。その前にぎゅーってしてやるからな。

夕食
・ほうれん草のココット
・ハンバーグ
・巻き寿司的なご飯

=夜の部=

何事もなかったように遊んでいるチビ達。今日は夜更かしモードだ。

3人でお風呂に入ったのは21時過ぎ。二人が寝たのは22:30過ぎ。

ま、たまにはいいだろ。

~25日目所感~
色々考えて、子供達のため、親達のために動いてくれる人が他にもいる。そんな心強さを感じた1日。

それはきっと、お互いに親として、今ある課題をシェア出来ているからかもしれない。

生活者の視点って、やっぱり大切。それがないと、打つ手が明後日の方向に行ってしまうから。



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