りんご

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20代  フォロー歓迎です♪ かがみよかがみ→りんごという名で投稿してます。 先読みしたい方はインスタへ☆ https://www.instagram.com/distorted66

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コロナ禍アラサー女が無職になった結果22

その分、生温く生きてきた奴の何倍も何十倍も努力してきたのに、何で落ちんの? 何かアホみたい。別に将来に夢も希望も無いのに、何でこんなに就活頑張ってんねんやろ。何しに仕事をしようとしてんねんやろ。 誰も私の事を必要としてへんし。世の中理不尽やし。産まれた瞬間にハンデ多すぎやろ。 逆に何を今までアホみたいに頑張ってきたんやろ。今、何を頼りに生きてんねんやろ。今の自分は、食べる為に生きてるようなもん。 生きるだけでお金かかるなら、いっそのこと死んだ方が良いんちゃうかな。人一

    • イケメンクズ元彼の話44

      放課後になった。 皆んなが帰った後の教室は、私とイケクズだけの空間だ。心臓は相変わらずうるさかったが、とても心地が良かった。 「りんご、チョコありがとうな。めっちゃ美味しかった!😆♡ はいこれお返し😁😁」 と、渡されたものは他の女子達と同じ、お菓子の詰め合わせだ。 他の女子と違う物をくれるのでは無いかと、勝手に期待していた自分に気付き、恥ずかしくなった。 「余ったのあげただけやのに、ありがと😂 イケクズお返し作るの大変やったんちゃん。ラッピングとか量凄かったやん😂😂

      • イケメンクズ元彼の話43

        午後の授業が始まり、この日初めてイケクズから手紙を貰った。 「今日一回も手紙交換してへんかったな😖 今日りんごって早く部活行かなアカン?」 手紙のやりとりが日常的になっている事が嬉しかった。 「イケクズ忙しそうやったもん😂別にいつも通りで大丈夫な日やで〜?どしたん?」 「バレンタインのお返しやん!皆んなには内緒やろ?やからさ、じゃあ放課後教室に残ってて皆んなが帰ったら渡すわ😆❤️」 なんだ。そういう事を気にかけてくれていたんだ。キュンと嬉しい気持ちになった。 「オ

        • イケメンクズ元彼の話42

          迎えたホワイトデー当日。 教室に入ると、男友達に囲まれているイケクズが目に入った。どうやら、ホワイトデーのお返しである、お菓子をカバンの中から取り出しているみたいだ。 その量の多さに、周りにいる男友達が盛り上がっていた。 男友達「やっぱモテ男はちゃうなぁ〜!俺なんか片手で収まるわ😂😂」 確かにすごい数だ。それに机に並べられたお菓子は1つ1つ綺麗に包装されている。 イケクズが買いに行き、1つ1つ包装したのだろうか。そう考えるとモヤモヤと嫉妬心が出てくる。 午前中の休

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        コロナ禍アラサー女が無職になった結果22

          イケメンクズ元彼の話41

          次の日、1時間目の授業中にイケクズから手紙が来た。 「おはよ!昨日はチョコありがとう!めちゃくちゃ美味しかった😘😘お返し何が良い〜?」 「おはよう♪いいえ〜。お返しなんて良いよ! たまたま余っただけやし😜」 それにイケクズは返す相手がいっぱいで大変なんやろうなぁ。一人一人に聞いてるんかな。 まぁ、こんな事聞ける訳ないけど。 この設定を貫くしかない昨日の自分にも、モテすぎているイケクズにも嫌気が差した。 「いや俺は、りんごに貰って嬉しかったから お返しちゃんと渡したい

          イケメンクズ元彼の話41

          イケメンクズ元彼の話40

          「あ!丁度よかった!はいコレ。余ったからあげるわ😜」 カバンの中からチョコを取りだし渡した。 「え!!ありがとう〜やった!😆」 「かずまとか皆んなには内緒にしててな。たまたま余っただけで皆には作ってへんから😜」 緊張で心臓の音が漏れているんじゃないかと思う程うるさかった。 平静を保つ事に必死で好きだなんて言える余裕は無かった。その証拠にイケクズの為に作ったチョコも、この瞬間余ったチョコになってしまったのだから。 お互い、部活を頑張れと言ってバイバイした。 伝えたい

          イケメンクズ元彼の話40

          イケメンクズ元彼の話39

          あの鈍感なイケクズが気付くはずも無いのだろう。 私はこの女子の中の1人にはなりたく無い。本命と認識して貰うには、きちんと自分の言葉で伝えるほかない。 そして放課後 部活に行く前1人になったイケクズを体育館の前で捕まえた。丁度体操服に着替え終わった所みたいだ。 「あ、イケクズ!今から部活?」 あたかも偶然に出会ったかの様に呼び止めた。 「お〜りんご!そやで〜りんごも?」 「そう!今から着替えに行くとこやねん。」 運動部の更衣室は全て体育館の中にある。 普段の私なら

          イケメンクズ元彼の話39

          イケメンクズ元彼の話38

          迎えたバレンタイン当日。 部活の朝練習を終え教室に入ると、早速女子による友チョコ交換が行われていた。その中に貰っている男子の姿もあったが、流れで貰っていたので本命かどうかは定かでない。 私もクラスの友達や、かすみと交換し合った。 でもイケクズへはまだ渡さない。 人前で渡す勇気は私には無い。それに周囲に好きだとバレたくない。なので、放課後の部活前人が居なくなったタイミングで渡すと決めていた。 イケクズはどうしてるかなと思い、チラッと見ると案の定、大量に貰っていた。 友

          イケメンクズ元彼の話38

          イケメンクズ元彼の話37

          その後も質問を続けたが、私が欲しい具体的な答えは返って来ずバレンタイン前日になった。 材料は揃った。夕食を終え調理がスタートした。 調理と言っても中学生なので、溶かしたチョコをアルミホイルのカップに注ぎ、固まらすといった至って単純なものだ。 それが固まれば、チョコペンでメッセージや絵を書く。部活やクラスの友達にあげる、いわゆる友チョコも一緒に作っていた。 その中でイケクズに渡すチョコは、形が大きい物を選び、チョコペンでは友チョコよりもハートを多めに書き、ラッピングも特

          イケメンクズ元彼の話37

          イケメンクズ元彼の話36

          勿論渡したい欲はあるけど、イケクズにとって私からのチョコなんか、いっぱい貰うチョコの1つに過ぎひんねんやろうなぁ。 かすみはあげるんかな?もしかして、まるふくもあげたりするんかな… (※まるふくは27話参照) てか、あげたら好きって事バレるやんな? あ、友チョコっていうていで渡したら良いんか と頭の中はグルグル忙しかった。 「じゃあさ、イケクズって何を貰ったら嬉しいん〜??」 甘い物は好きなのだろうか、チョコでは無くクッキーの方が良いのだろうか。  「え?りんごく

          イケメンクズ元彼の話36

          イケメンクズ元彼の話35

          考えても考えても答えは出ないので、私とイケクズの2人だけの秘密♡ 例の手紙交換で探ってみる事にした。 今の席になってからも、相変わらずやり取りは続いていたが、かすみやかずまを交え喋る事が増えたので、以前と比べると少し減り寂しさを感じていた。 「もうすぐバレンタインデーやな♪イケクズは去年何個貰ったん😆?」 「そうやな♡♡貰ってへんよ〜😜りんごから欲しいな〜?😘😘」 見え見えの嘘で返してくるイケクズ。 この頃には、イケクズの顔文字や絵文字は好き好きアピール全開だった。

          イケメンクズ元彼の話35

          イケメンクズ元彼の話34

          思っていた通り、席替え後の席はとても楽しく 今までイケクズやかずまと絡んだ事が無かったかすみはすぐに打ち解けて仲良くなっていた。 友達同士が仲良くしていて嬉しい反面、複雑だった。(私は既にかずまと仲が良かった) かすみには悪いけど、イケクズとあんまり仲良くならんといて欲しい。相変わらずイケクズは誰にでも、可愛い犬の様に尻尾ふるなぁ…。 私だけ見てて欲しい。 かすみ、という身近なライバルが増えたと同時に、余計にイケクズから目が離せなくなった。 めっちゃ笑ってる楽しそう

          イケメンクズ元彼の話34

          イケメンクズ元彼の話33

          授業終わり放課後、かすみと部活に向かっていた。 かすみ「どー?あの席めっちゃ最高ちゃう!?ほんまは、イケクズも同じ班にしたかってんけど無理やった〜😂」 そう、今回はかすみが班長となり、私の席や私の班のメンバーが決まった。 かすみは、はっきりとは言ってこないが、私がイケクズに気がある事に薄々気付いてはいる。 りんご「うん!てか別にイケクズはどーでも良いけど、かすみと同じ班やし仲良いかずきもおるし、めっちゃ最高!ありがと〜かすみ♡」 イケクズごめん。と心の中で謝った。

          イケメンクズ元彼の話33

          イケメンクズ元彼の話32

          まずクラスの中で班長の立候補者を8人募る。 この8人が各班のメンバー、そしてその席を自由に決める事が出来、その間班長以外は廊下に出て結果を待つといった仕組みだ。 誰が自分の班長になるか、どんな班のメンバーになるか待っている側は全く分からないのでザワつきつつも盛り上がっていた。 私もその内の一人だ。 そして時間になった。 色々な方向から、多種多様な喜怒哀楽の声が聞こえてくる。私はというと心の中で思いっきりガッツポーズをした。 私の班はというと私と同じテニス部で仲良しな

          イケメンクズ元彼の話32

          イケメンクズ元彼の話31

          そんな輝いているイケクズの姿は、当然他の人の目にも入り、同級生は勿論のこと色々な部活の先輩からの視線も熱さを増していた。 あーあまた人気が出ちゃった。しょうがない事やねんけど。先輩とかと付き合ったら嫌やな。 かと言って、もし告白されて付き合うかと言われたら私は付き合わない。好きなら好き同士のままでいいねんなぁ〜。 と、良く一人で空想していた。 この時の私は周りと比べて珍しく、付き合う事自体をあまり理解しておらず、何故好きになったら付き合うのか、好き同士ならそのままで良い

          イケメンクズ元彼の話31

          コロナ禍アラサー女が無職になった結果36

          相変わらず無職には変わりないが、心に余裕を作り迎えた4月。 今回はハローワークから応募はせず、転職アプリから15社応募し、その内の1社のみ面接まで進む事が出来た。 この会社は人材紹介の会社で、結果ありがたい事に内定を頂けた。その瞬間とても嬉しく、もう転職活動をしなくて良いんだと開放的な気分と共に、少し心のザワつきを感じた。 心のざわつきに蓋をし、内定後初めて買い物に行った。心が軽くとても楽しく、こんなにも景色が違って見えるんだと驚いた。 内定前までは、お金や職の事ばか

          コロナ禍アラサー女が無職になった結果36