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男らしさを脱ぎ捨てよう

今日、Twitterでハイネケンのcmが流れてきました。今、自分が気にしていることにとてもマッチしたので、文章として残しておきたいと思います。

そのcmとはビールとカクテルを頼むとウェイターが男性の方にビールを持っていってしまうもの。

特に、最後のシーンは自分もよく経験してしまうなと思いフフっと笑ってしまいました。

自分の中にある「男らしさ」という偏見

食べ物や飲み物だけでなく、世の中には男性像と女性像があり無意識で判断してしまうことはよくあります。しかも、判断している側は悪気があるわけではないので、何も言えず…という経験は自分だけではないと思います。

自分自身も考えてみると男らしさについて多くの思い込みがありました。例えば男は泣いてはいけない、強くならなければならない、稼がなければならないetc。
昔の話ですが、自分は九州で生まれ九州で育ったんですが、関東に引っ越した時に女性がお酌をすると思い込んでおり、怒られました。
今となってはすごい偏見の中で生きてきたなと思いますが、当時はそれがおかしいとは思わず、怒られてから気づき恥ずかしい思いをしました。

このような思い込みで、この例だけでなく自分自身や周りを苦しくさせてしまうことは多くありました。その男女のバイアスは小さい頃からの文化や教育で深く埋め込まれており、無くそうと思っても難しいです。というか無くせないと考えています。

自分の偏見への処理

では、その偏見をしないためにはどうしたらいいか。私が教えてもらったのは「無くす」ことではなく「知る」こと。世の中にはいろんな偏見があることを知ることで自分自身の偏見に気づくことができるのです。まず、自分は自分自身を傷つけてきたかつ、身近な「男らしさ」について知ることから始めようと思いました。

「男らしさ」を知るために

自分が読んで心に刺さったのは斎藤学(さいとう さとる)先生の「男の勘違い」。知人に紹介されて読んでみて、グサグサ刺さりました。周りの環境も影響して、勘違いしたまま生きてきたなぁと実感した本です。

タイトルがバッチリに当てはまり、今少しずつ読み始めています。作者の子育て経験から男らしさの話が書いてあり、少し読んだだけでもなるほどと思うことが多くありました。

「男らしさ」からの解放

男らしさを知ることで、自分の中にある男らしさから解放されていく感覚がありました。男らしさに苦しめられていたこと、もう苦しまなくてもいいことがわかり、今はだいぶ楽になってきています。

ただ、最近の悩みとしては周りと話が合わなくなってきていること。ただの雑談の中にも有害な「男らしさ」はたくさんあり、それにどう反応していいかわからない状態が続いています。その度に、もっと自分が深く勉強すればいい返し方が思いつくのかなと思い、いつかは上手に切り返すぞと密かに頑張っています。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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