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自分流「怒り」の抑え方

自分の今までの人生を振り返ってみても、「怒り」という感情は常にそばにいたものでした。
小さいころは親に、学生時代に先生や社会に、社会人になってからは上司にその感情をむけていました。

決して、良い方法ではなかったとは思いますが当時の自分にはそれが環境を変えるためには、必要な最善の方法だと考えていました。
後悔はしていませんが、当時はとても辛かったので、自分なりに今どのようにコントロールしているかを3点にまとめて書き留めたいと思います。

「怒り」の感情自体は否定しない

よく、陥りがちだったのは怒ってはいけないと思い込むことです。短気だった自分は怒りをあらわにした後に、よく反省して次は怒らないようにしようと考えていました。

カウンセリングをしていた時も、よくクライアントに「怒らない方法を教えてください」と聞かれていましたが、「自分も知りたいよ」と心の中で思っていました。

怒らない方法を探り続けるのは底なし沼と同じように、解決策が見つからない。そのため、まずは怒りの感情自体は否定しないように努めました。

自分の怒り=悪だと思ってしまうと、見つめる機会も失われてしまう。そのため、怒りが現れたら素直に認めること。それを大事にしていました。
言葉で書くと簡単なんですが、自分が怒っていることを認めることはとても大きな壁でした。

「怒り」を分析する

認知行動療法では「怒り」を時間と感情と結果にわけて分析する方法があります。(流派によってはもっと細かいですが)
自分の学習不足も大きかったのですが、自分にはこの分析方法はめんどうだと思い、あまり合いませんでした。

アダルトチルドレンやマインドフルネスの一部ではよく「インナーチャイルド」という言葉が使われます。その方法や解釈が合っているかわかりませんが、自分は少し使い方が違っており、自分の心の中にいる感情を素直に出す子どもと考えています。楽しいことや悲しいことが会ったときにそれを素直に出している心の中にいる子どもと今の大人の自分との対話によって楽になろうと考えました。それは、自分の感情をしっかりと見つめて、その感情自体に蓋をしないことでわかることが多いからです。

この考え方はすごくシンプルで、自分としてはとても合うかんがえかたでした。心の中で自分の子どもの頃を想像して、イライラしているときはこの子が泣いていると考えています。

何か人に言われたり、されたりしたときにその「インナーチャイルド」が何か話がっている。その言葉をしっかりと聞き続けることが怒りの感情に向き合うことに必要だと思いました。

行動には移さない

感情を否定しないこと≠素直に怒りを出すではありません。自分の感情を表に出していれば、怒り狂っていた自分と何も変わりません。

インナーチャイルドと対話は怒りが湧いたときに癖づくようにしていたため、瞬間的に爆発することはないというメリットはありました。

しかし、長期的に怒りが湧いている時はインナーチャイルドの言うことをそのまま受けていてもあまり良いことはありません。行動化しないためにもインナーチャイルドと今の自分が会話し続けることを大事にしていました。

自分は男ですが、女性に言葉によるセクハラを受けたことがあります。その場で怒ることも手段の一つとしてはあったのですが、本当の解決としてはどうしたら良いのか考え、その人と接触しない方法を考えました。

その決断をするまでに何度もインナーチャイルドと話合い、どうすることが良いことなのか、なぜその言葉で自分は怒りを感じたのかを何日も重ねました。

本当にどうすることが正解だったか分からなかったですが、自分としては見つかることが多かったと思います。

この思考に辿り着くまで、何冊か本を読みましたがその中でわかりやすかった本を載せときたいと思います。

マンガでわかる 認知行動療法 

漫画ですが、認知行動療法で陥りがちな誤った考え方を修正させてもらいました。認知行動療法はある程度勉強してきたつもりでしたが、この本で自分の勉強の仕方が甘いことがわかりました。

イライラしない、怒らない ADHDの人のためのアンガーマネジメント 

怒りの対処法について基本的なことを教えてもらった本です。ADHDと書いてあったので、心理的な勉強になるかなと思ったのですが普通に自分のためになりました。専門用語も少ないのでとても参考になった本です。


怒りのコントロールで大事なので、自分に合った方法を自分で考えることだと思います。もし、この記事の話が参考になるのであればとても嬉しいです。ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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