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アメリカで試合してきました

まずはこちらを読んでくださいね

初めての海外遠征でした。2泊4日で2試合に出場してきました!遠征の様子を振り返って思ったことを書いていきます。
アメリカに向けて準備したことや試合の流れも書いていきます!
アメリカで試合したい!って方の参考になればと思います。


3月3日

3月3日のAM4時に家を出て、関空、関空から成田、成田からZIPAIRでLAX(ロサンゼルス国際空港)へ9時間のフライトを経て、3月3日のAM8時頃にLAXに到着しました(3/3は長いなぁ)

そして、到着後同じ日の15:00から試合に出るという強行スケジュール。自分で選んだスケジュールですが、身体がぶっ壊れないかとても心配でした。

【出国】


成田空港の国際線ターミナルへ。最初に10000円ぐらいドルに両替。ドル札初めて触りました。意外と小さいんですね。

ZIPAIRのチェックインカウンターの入口で記入しておいたCDCの宣誓書を渡してカウンターに行き、そこでパスポート・搭乗券を見せてスーツケースを預けました。ESTA申請したか・受託手荷物に危ないものが入っていないか・いつ帰国するのとかを聞かれたと思います(うろ覚え)

そこから保安検査場へ。初めてボディチェックを受ける。リュックも異常なしで出国審査へ。出国審査は顔認証ゲートですぐに終わりました。旅の記念にちゃんとハンコはもらいました笑

【機内】

【あらかじめ準備していたもの】
・フットレスト ・ネックピロー ・スリッパ
・機内で食べるもの ・水(2L)
・暇つぶし(アニメ・電子書籍)

9時間の長いフライトで疲弊したら試合どころじゃないので、あらかじめ空気で膨らませるフットレスト・ネックピロー・スリッパを買いました。機内ではスリッパです。9時間も靴履いてられません。機内は暖かかったので薄着で過ごしていました。

ずっと同じ姿勢だと良くないのでこまめにトイレに行ったり、通路に出てストレッチして過ごしていました。

自分が思っていたよりも早いタイミングで機内食が出てきたので、機内で食べるものを持ってきておいてよかったです(ZIPAIRは飲食可)

はじめての機内食

【LA到着】

到着後に入国審査。パスポートを見せて、指紋認証とカメラで顔確認。その後に入国の目的・滞在日数を答えて審査終了。うまく話すことができなかったので回答文作っておけばよかったな〜と思いました。

手荷物を受け取って、朝ごはんを調達。空港の中にあったThe Coffee Bean & Tea Leafで注文。アップルデニッシュとアイスコーヒーを注文したけど、店員さんが何言ってるか全然分からず。店員さんを困らせ、本場の”Oh my god”を初めて聞きました。

初アメリカごはん

【RCC Invitational】

ONE COACHの林田さんと合流し、初戦のRCC Invitationalの会場(リバーサイドシティ大学)へ。

女子ハンマー投がやっていました

立派なトラックの隣にある投擲場で試合でした。投擲物の検定時間の関係で早めに到着。

みんなめっちゃデカい。僕よりデカい女子選手もたくさんいる。さすがアメリカ。

日本の検定は申請書を書いて、投擲物を提出。その後に検定されて、用器具と一緒に試合会場へ。という流れですが、アメリカの場合は申請書なしで手渡し、すぐその場で検定。円盤中央の金具にマーキング。その場で返却、選手が試合会場へ持参という流れでした。

なんとしてでもコール漏れは避けたかったので、検定してくれたおじさんに質問。スマホですぐ翻訳できるのは本当に助かる。

カンペ①
カンペ②
ハンマーがぶら下がっていても競技は進む
亀裂の入ったサークル(でも回りにくくはない)

なお、試合開始が押しまくって女子円盤投げが2時間以上遅れてスタート。日の入りが迫っている!!!

女子円盤投げが進行中に審判から「MENS DISCUS!!!」と出場選手が呼び出され、英語でめっちゃ喋っているけど、「とりあえずもうアップしといて!」しか聞き取れず。

男子円盤投げは3時間遅れでスタート。

そして…。

アメリカの洗礼を受けまくって、初戦は記録なし!!!

人生初1ファー

海外は時間通りに試合が始まらないというのは今まで聞いたことがありますが、3時間遅れるとは…。海外で戦うというのは大変だなと感じた試合となりました。

それとこういう重要な情報を聞き取れるぐらいの英語力がないといけないと思いました。

記録なしで終わったのは残念でしたが、試合の雰囲気が良かったことや林田さん、西本さん(EKIDEN NEWS)、一緒にBeachOpenerに出る深町くん(城西大)が盛り上げてくれてとても嬉しかったです。現地の学生も一緒に応援してくれました。

こういう応援・盛り上がりを作ることができたらいいなと思えたアメリカデビュー戦でした。

3月4日

【Beach Opener】

2戦目の会場はカリフォルニア州立大学ロングビーチ校のJack Rose Trackです。

リバーサイド(川辺)の次はビーチ(海辺)です。

このBeach Openerはレベルの高い試合です。50mオーバーの選手が複数人エントリー、そして昨年この試合で64m48をマークしたMarcus Gustaveson選手も出場しています。円盤投げは3組あり、持ち記録が低い順になっていました。僕は2組でMarcus選手が3組でした。

競技場隣の野球場がウォームアップエリアでした。

(ビニールシート持ってこればよかったなあ)

12:30競技開始とあったので、それに向けて準備していました。招集を済ませて待っていましたが、結局12:30に1組の練習投擲が始まり、2組目の選手は1組目が全員投げてから練習投擲に入るという流れでした。

RCCの時もそうでしたが、練習投擲は順番バラバラで1人につき2枚円盤を持って投擲練習していました。円盤はたぶん全員持ち込みでした。次、アメリカで試合する時は2枚持ってこないとなー!

そして、競技開始。

【結果】42m09 (32人中16位)

セカンドターンの悪いところが出まくってしまいました。技術練習が足りていない。

一緒に来た3人だけじゃなく、現地の選手・観客にも応援していただきました。あたたかいなあ。

自分の組が終わってから、3組の猛者たちの投擲を見ていました。僕より2回りぐらいデカい選手ばかり。さすがアメリカ(2回目)

試合中は競技に集中してしまって、あまり選手と交流できなかったな〜と反省していたら、Army west pointのRobbyが話しかけてきてくれました(マジで感謝)

なお、Robbyはハンマー投選手。チームメイトの応援に来たみたいです。

“バキ”が好きなRobby

「うち(Army west point)のJakeはめっちゃ強いんやで(3組に出場していました)」とか「君のiPhoneのキーボード、めっちゃおもろい形してるやん」とか話しました。

確かに「これ」は変わったカタチだよね


「それで君は決勝には残れそう?」と聞かれて初めて、「あ、3投で終わりじゃないんだ」と気づきました。

1組から3組で3回投げた上で上位の選手が残り3投する仕組みでした。1組で良い記録を出したらずっと待っていなきゃダメな感じです。大変やなあ。

Marcus Gustaveson選手と📸


その後、移動してTHE TENを観戦。深町くんと一緒に作ったボードで日本人選手を応援。出場された皆さんお疲れ様でした。とてもカッコよかったです。

この距離で応援できる
現地でグッズを作る
応援用のボード
現地のカメラマンに撮ってもらいました

3月5日

【帰国するまで】

THE TENを観戦後、なんやかんやで宿に帰ったのが深夜3時。帰国するための便はLAXを9:40発。

林田さん達はその後の便で帰国だし、今寝たら起きられる気がしなかったので、そのまま1人で空港まで行って帰国するチャレンジを決行しました。

まずは宿から空港までのタクシーをUberで手配。配車アプリ使うのは初めてでしたが、すぐに手配完了。運転手さんも優しくて助かりました。

LAXに着いたのが出発の5時間前(4:40)ぐらい。チェックインカウンターが開くのが5:40。帰りの便での暇つぶしをダウンロードしてました。

そんなこんなで5:40。
カウンターは時間通りにはオープンせず。数分遅れでオープン。パスポートを見せて荷物を預けました。危険物は入っていないか聞かれましたが、よく聞き取れなかったのでモタモタしていると資料に指をさされて、ようやく理解できました。

保安検査では他の方よりもガッツリめに検査きてもらい(俺って怪しい顔してるのかな)、搭乗ゲートへ(139ゲート)

朝食を食べて仮眠をとっていると、他の旅行者から英語で「成田空港行きの搭乗ゲート変更(159ゲート)になってるで!」と教えてもらいました。アメリカ旅で1番ハラハラした瞬間でした。話しかけてくれなければ乗り遅れていたかもしれません。当たり前のことですが、チェックイン後に搭乗ゲートが変更になっていないかをしっかり確認しようと思いました。

帰りは行きより長い11時間のフライト。
所要時間は帰りの方が長かったですが、なぜか行きよりも楽でした。

遠征を通じて

アメリカの人たちは競技中、自分や関係者だけじゃなくて他の人にも興味・関心を持っているんだなと感じました。じゃないと違う国から来た訳のわからんおじさんのことなんて応援してくれないし、喋ってくれないし、インスタのアカウント教えてくれないし。
結局、Jakeとは喋っていないのにJakeからインスタのフォローがきました。なんなんマジで。素敵やん。

自分がいかに今まで試合中に自分のことしか考えていなかったことを痛感しました。試合中は自分のことだけ考えていればいいかもしれませんが、それがかえってプレッシャーを自分に与えてしまっていたり、パフォーマンスを硬直させていたのではないかと振り返ってみると感じています。試合中に深町くんも指摘してくれました。俺、どんな顔してたんやろ。

所属とかライバル関係飛び越えて、良い投擲は讃え、悪い投擲は励ますことを選手・観客ができるようになれば日本の円盤投げが変わるんじゃないのかな。

「なんか円盤投げ盛り上がってんなぁ!」ってなるんじゃないのかな。

次からもっと周りを見て試合をしようと思います。知らない人にも喋ろうと思います。仲良くしてくれたら嬉しいです🥺

2泊4日、2試合しかアメリカで試合をしていませんが、多くのことを学びました。これはやっぱり現地に行って体験しないと学ぶことができません。

アメリカの試合ならDirect Athleticsで簡単に申し込みできます。

英語が分からなくても、翻訳アプリとボディランゲージでマジでなんとかなります。

ぜひ、皆さんも海外で試合をしてみてください。そしてそこで感じたことをみんなに教えてほしいです。

最後にこの遠征を企画してくださったONE COACHの林田さん、動画撮っていただいたEKIDEN NEWSの西本さん、年下なのにめっちゃ頼もしかった城西大の深町くん、アメリカで会った全ての皆さんに感謝します。

次の海外遠征に向けて頑張って働きます。

これからも応援よろしくお願いします。

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