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ギミック面白れぇ!!!「イコ殿(ZEISS IKON Super Ikonta Six)」

こんにちは。すっかり記事書くの忘れてた、うめちゃんです。笑

いやぁ、書こうと思ってたんですけどねぇ、、(頭の片隅の片隅ぐらいにはありました。笑) なかなかまとまって書く、という習慣が無いために約4ヶ月間も放置してました。笑 ぼちぼち、書いていきます(多分)。


さてさて、今回紹介するカメラは、、、こちら!!

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どんっ!!

イコ殿(ZEISS IKON、Super Ikonta Six)ですーーー!!!!

パッと見でもわかる、蛇腹カメラ!!!!

蛇腹なのにそこそこ重量感ある!!!

蛇腹なのに、そこそこ大きい!!!

いやぁ、イコ殿の名にふさわしいね〜!!!(?)


そう、、「イコ殿」の名前の由来は、

うめ「なーんか、お殿様みたいにどっしり構えてんなぁー」

からなのです。笑


イコ殿は、私にとって初めての中判カメラでした。

当時35判でポジを撮るのが個人的ブームだった頃、適当に入ったカメラ屋さんの店員さんに、

「いや、ポジ撮るなら中判の方がいいよ!」

と言われ、その時に紹介してもらったカメラがイコ殿でした。

レトロな蛇腹カメラのデザインを見た私は釘付け。笑

「うおおおおおおおお欲しいいいいいいいい!!!!!」

と叫び(勿論心の中で 笑)、その後何回か足繁く通ってとうとう買ってしまったのでした。笑


いやだってよ!!!!

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かっっっっっっっっけええええええええええ!!!!!!!!!

もうかっこよくてかっこよくてかっこよくて!!!!(語彙力)

当時蛇腹の「じゃ」の字も知らなかったですが、整えられた美顔は私の脳裏から離れませんでした。


と、昔話もこの辺にしておいて、イコ殿本体の話を。

イコ殿は、6×6の中判フィルムカメラです。

6×6なので、真四角に撮れるわけです。二眼レフカメラやハッセルなどと一緒ですね。

最短撮影距離は約1.4m。結構離れないといけないのが玉に瑕です。泣

特に猫ちゃん撮りたい時なんかはもう、、近づきたいのに離れなきゃいけない、、悲しすぎます、、苦笑

絞りはf2.8〜f22まで。結構明るいんです!!夜スナ撮る時とかはf2.8が重宝します。

シャッタスピードはバルブと1秒〜1/500秒まで。大陸系列で1/5秒や1/25秒で表記されています。


またイコ殿はレンジファインダーでピントを合わせるカメラです。

「れんじふぁいんだー??なにそれおいしいの?」という人はググってみてください。色んなサイトで詳しく書かれていると思います。

レンジファインダーのカメラはライカのバルナックのように、

・距離計のファインダー

・フレーミングのファインダー

の2種類のファインダーが付いていることが多いですが(そのせいでピントを合わせたりフレーミングしたり、、で目を移動させなければいけませんね)、イコ殿は、

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右側の真四角のファインダーでフレーミングと距離計がセットになっているのです!!!

実際にファインダーを覗くと、

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ほら!!真四角のフレームと距離計(真ん中の明るい丸)が一緒になってるやろ!!!!!

一度にピントとフレーミングができるなんて、本当に便利なんですよ!!!

いやぁ、便利な時代のカメラがあるもんだぁ〜(??)


あ、イコ殿で気をつけなければいけない点が一つあります。

それが撮影枚数。

そもそもイコ殿は、巻き上げないとシャッターが切れない構造になっています。

そして巻き上げも丁度1枚分きっかりと巻き上げたら自動的に止まってくれる優れもの(一々裏窓を開けて番号を確認する必要が無いんです)。

一般的に6×6のカメラはブローニー1本につき12枚撮れますが、イコ殿は、

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1, 2, ......11枚しかカウンターがセットされていないのです。

この理由として、当時のブローニーフィルムは(確か)裏紙が今より分厚かったため、11枚しか撮れなかったそう。

よってイコ殿のカウンターも「11」までしか無いのです。

「え、じゃあ1枚分損してるん!?!?!」

と思われたそこのアナタ!!

実は裏技で撮る方法があるんですよ〜(ニタニタ)

11枚目が終わった後、巻き上げノブを「1周+30°」ぐらい回します。

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そのあと、シャッターチャージします。

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でもこのままではシャッターボタンは切れません。カウンターが「1,2,...,11」の間しかボタンが押せない構造なのです。

しかしご安心あれ。

そんなこともあろうかと(??)、裏技があるのですっ!!

イコ殿のレンズ下部に、シャッターボタンと連動して作動するレバーがあります。そこを指で引っ掛け、下げればシャッターが切れるのですっ!!

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これで無事、フィルムを1枚も無駄にすることなく12枚全部切れるのでした。笑

なのでこの方法を応用すると、イコ殿でも多重露光撮影が可能となります。

私は多重やらないので、試したことはありませんが。笑


イコ殿は、蛇腹にしては少し重いし、最短撮影距離も1.4mもあるし、、なカメラですが、さすがはツァイス。写りは毎回驚愕します。

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自分の写真技術は、イコ殿に助けられてるなぁ、、と写真を見るたび思います。

最近ブローニー欲も強まってきてるので、6×6の面白さ、レンジファインダーの正確さを体験したいなぁ、、と思ったうめちゃんでした。


〜今日の一枚〜

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Camera: イコ殿(ZEISS IKON Super Ikonta Six)

Comment:国立新美術館で撮影した1枚。エスカレータで降りていく人の中で一人だけ照らされてる瞬間を狙った。背景の窓の描写もため息が出るほど詳細に写ってる。お気に入りの1枚である。

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