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描き子さんのイラストに眉毛と鼻がない理由 | 6月のブックバースデーレポ②

ディスカヴァーでは、新刊の発売日当日に著者さんをお招きし、書籍に発売をお祝いするイベント「ブックバースデー」を開催しています。6月25日(金)に開催したイベントの様子をお届けします。

今日は、『推しにも石油王にも出会えない私たちの幸福論』描き子さんです。 

描き子:よろしくお願いいたします。著者さんが集まっていると緊張しますね。

谷口:私、まさに本書のターゲットかもしれないのですが、すごく読み込ませていただいて。「許せないことを許す」という章がすごく染み入って、私読みながら泣いちゃったんですよ。すごくポップだけれども、心に染み入る一冊だなと感じました。

描き子:ありがとうございます。嬉しいです。

庄司:私も興味津々で色々質問させていただきます。
描き子さんはイラストレーターさんとしてのお仕事もされてらっしゃると思うのですが、200枚ぐらいのイラストが…ボリュームがすごいですね。

描き子:そうなんです。200点以上描きおろしました。最後の方は腕がやられながら。でもすごい楽しかったです。

庄司:表紙もすごくめちゃくちゃ可愛くて。イラストに込めた想いを詳しくお伺いしたいです。

描き子:もともとnoteで文章自体は書いていたのですが、それだけでは伝わらないことが結構あるなって。分かりやすさだけじゃなくて、直感的にガツンとわかるような何かが必要だなって思っていました。そこを絵で埋められたらと思い、絵にはかなり気合を入れて取り組ませていただきました。

庄司:伝え方のこだわり。

描き子:あとは、絵を描くときに、基本的に眉毛と鼻を省略しているんですね。
できるだけ、あんまり個性を出さないようにしています。人形っぽく描くというか。そうすることで、見た人が「これ自分かも?」って思える可能性を上げたい、共感してもらいたい、と思っているところがあります。でも、すごくエモーショナルにしたい、っていうよりは、「あ、これ自分のことかも?」ってちょっと一歩踏み込んでもらえるようなものになったらいいなと思いました。

庄司:すごい、まさしく。なんか、描き子さんって、代弁してくれてるというか、共感するような言い回しがすごく多いなと思っていて。すごい哲学家ですよね?

描き子:お恥ずかしいです。偉そうって言われることもあるんですけど、まぁ、しょうがないですね。

庄司:描き子さんの言語感覚に惹かれている人っていうのは沢山いると思います。私も、「不幸ってほどじゃないけど何となく毎日が冴えない」とか、「一発逆転なんか期待できない、自分で自分を幸せにするしかない私たちが幸せになるための本」という言葉とか、そう、そうなんだよ!っていう。

描き子:嬉しいです。

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滝口:私からも1個いいですか。僕からもイラストについて感想をお伝えできればと思います。最初見たときから可愛いイラストだなっていうのは本当に思っていたんですけど、本になって手元に届いて、見れば見るほどクセになるというか、どんどん可愛いなぁみたいな。今お話を伺って、自分ごととして思えるようにわざと特徴を減らしているっていうことも関係しているのかなと思いました。あと、表紙のカバーが出来上がった時に、弊社の1年目の営業部メンバーが、大喜びして「これは!これは…!」って言って元気になっていたので、多分20代前半の世代にもすごくよく届いています。

描き子:表紙すごく気に入っているので、そういう風に言っていただけてよかったです。すでに買ってくださった方からも、表紙が気に入ったというお声をいただいていて、すごく嬉しかったです。

中川:確かに、飾りたくなる表紙ですね、デザインが。

描き子:ありがとうございます。

庄司:書店で見かけたときも目立つ書影だと思うので、ぜひみなさん書店で探していただけたらなと思います。

描き子:ぜひよろしくお願いします。

庄司:描き子さん、ありがとうございました! おめでとうございます!
一同:おめでとうございます!

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▼次回のブックバースデー情報▼ 
次回開催日は 7/16(金)18:00~19:00 です。
ぜひ、お申込みお待ちしています!

▼イベント詳細・お申込みはこちらから▼


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