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【大和書房】いま、いちばん読んでほしい本

現在、「この一冊に春よ来い!『いま、いちばん読んでほしい』出版社が本気でおすすめする一冊」というフェアを実施中です。
参加しているのは、英治出版、かんき出版、西東社、大和書房、文響社、マキノ出版、ディスカヴァー・トゥエンティワンの7社。
各出版社、いまいちばん読んでほしい本でエントリーしてもらい、併せてコメントを寄せていただきました。

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世界は自分一人から変えられる

みなさん、マイバッグを持ち歩いていらっしゃいますか?

2019年に「容器包装リサイクル法」が改正され、2020年7月1日からコンビニやスーパーなど小売店で無償提供されていたレジ袋が有償化になりました。

背景にあるのは、2015年9月にニューヨークで行われた国連の開発サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)です。国連加盟193か国が2030年までに達成する17の国際目標です。

SDGsは壮大な目標で、正直なことを言えばユートピアに近い絵空事に感じておりましたが、レジ袋の有償化で私は少しだけですが身近になりました。

マイバッグを携帯する日々を過ごす中、大和書房の推しの一冊を紹介したいと思います。

阪口竜也 著『世界は自分一人から変えられる~貧困と環境破壊をビジネスで解決した男の物語』です。

著者の阪口さんは大阪の自然環境が豊かな土地で生まれ育ち、大阪芸大を卒業。大手人材教育会社に就職した後、独立起業。作れば作るほど使えば使うほど体と環境が健康になる事業「みんなでみらいを」を運営。2014年にはカンボジアで循環型植林プロジェクト「森の叡智プロジェクト」を開始。

2017年第一回SDGsビジネスアワード大賞を受賞されました。

地球環境を守り、発展途上国にとっても自分にとっても利益になる、持続可能なビジネスモデルを誕生させた方でございます。

学生時代も会社員時代も行動力と意志の強さ、会社の慣習にとらわれない柔軟さを発揮されていらっしゃいます。

著者の阪口さんの発想力・行動力・利他的なプロジェクトは、今までもこれからもビジネスに必要な共通するものだと思います。

2021年1月現在、未知のウイルスCOVID-19の禍を体験している地球上の人類。

目の前のCOVID-19の感染収束は、SDGsの目標「すべての人に健康と福祉を」「貧困をなくそう」に当てはまります。

「壁は、本当は壁ではなくて階段で、乗り越えた先には成長した自分が待っている。」と阪口さんは本書で語っています。

自分や身近な人がこれから先も豊かに生きるために、科学的な視点と考える力と勇気(私はわずかにしか持ち合わせておりませんが…)を忘れずにいたいものです。


著者プロフィール

阪口/竜也

フロムファーイースト株式会社代表取締役。2003年、有限会社エクステンド(現フロムファーイースト株式会社)設立。世界50カ国の起業家を表彰するEY Entrepreneur Of The Year 2009のセミファイナリスト受賞。2010年、エクステンション事業を売却し、作れば作るほど使えば使うほど体と環境が健康になる事業「みんなでみらいを」を運営。商品は、全国の東急ハンズやロフト、イオンなどで取り扱われ、売り切れるほど人気に。

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