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RTA in Japan Online 2020 参加レポート#2(解説準備)

この記事は全5回構成の第2回となります。

関連記事

RTA in Japan Online 2020 参加レポート
参加レポート#1(技術ボランティア)
・参加レポート#2(解説準備)※この記事
参加レポート#3(解説本番-FFUSA)
参加レポート#4(解説本番-ドンキー3)
参加レポート#5(解説本番-DQ11S)

関連動画

解説を担当したゲームの動画を流しながらコメントする形式で、オンラインの反省会を実施しましたので、お時間ある方はぜひご覧ください。

RTA in Japan Online 2020 反省会(DQ11S)
RTA in Japan Online 2020 反省会(FFUSA、ドンキー3)

解説請負

今回のRTA in Japan Online 2020でも、前回記事で書いたボランティアに加えて解説としても需要があれば役に立てればと思っていました。結果的に、以下の3ゲームにて解説を担当させて頂くことになりました。

ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト 走者:R-0109さん
スーパードンキーコング3(GBA版) 走者:とんこつさん
ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めてS 走者:ユーリルさん

ここから各ゲームで解説を請け負うまでの流れと、どのような形で予習してきたかについてまとめていきます。

FFUSA - 当時割とやり込んだ思い出のゲーム

私はFFUSAを発売当時に買ってプレイしていて、このゲーム含めて特にFC~SFC時代のRPG二大巨頭だったドラクエ/FFの各作品はとても好きです。元々アメリカで発売された作品を日本向けに翻訳輸入したゲームで、難易度はそれほど高くなく、ストーリーもFFには珍しく主人公が勇者で世界を滅ぼそうとしている魔王を倒すという、どちらかといえばドラクエ的な単純明快なものです。FFのナンバリングタイトルではない外伝的かつ異色作ではありますが、当時子供だったのでそこまで深く考えず、それなりにやり込んで楽しみました。

FFUSA - RTAプレイヤーを発見

走者のR-0109(読み:リロイ)さん(以下読みの通りリロイさんと表記します)とはこれまで全く接点がなく、知るきっかけとなったのは、まんまるさんによるこちらのツイートでした。なお、まんまるさんは今回のRTA in Japan Online 2020ではFF3のエンディング呼び出しカテゴリで出場されています。

当時割と思い出深かったゲームのRTA配信をしているツイートを見て、考えるよりも先に、反射神経的にツイートのリンクをクリックして配信画面を開いていました。まず、リロイさんの配信を見ていて純粋に思ったことは、「喋りが上手い」ことと「楽しそうな配信」ということでした。「喋りが上手い」点は、本番の録画を見れば、言うまでもなくお分かり頂けるかと思います。

「楽しそうな配信」とは、リロイさんの普段の配信では、ご自身のDiscordサーバー上のボイスチャンネルでGo Liveによる画面共有もしており、参加している数名の方々と雑談しながら配信をするスタイルになっています。その方々も、いつも同じメンバーということでもなく、FFUSAのRTAを初めて見る方もいるので、都度解説しながらRTAをされていることもあります。喋りの上手さはリロイさん自身のセンスもあると思いますが、前述のような普段の環境において、喋りながらのプレイで鍛えられている感じがしました。

FFUSA - 解説立候補の葛藤

配信を見始めたばかりの時はまだRTA in Japan Online 2020の応募前で、配信上でリロイさんよりこのゲームで応募するつもりというお話がありました。今ここで書いても完全結果論ですが、個人的には「採用確実レベルのゲームかつリロイさんのRTAの仕上がりっぷりだなあ」と思っていました。その後、FFUSAが無事採用され、可能なら解説に立候補させてもらいたいと思っていました。

とはいえリロイさんのトークスキルの高さから、「これリロイさんだけで十分で、解説いらなくね?」という葛藤はありました。ただ、今年初め頃からRTA解説手法に関する話題で、必ずしも解説=走者並にRTAの知見があって走者に代わって常に話し続ける、という役割じゃなくても構わないのでは、という意見が見受けられるようになっていました。RTA in Japanの運営(技術担当)であるhoishinさんのツイートです。

具体例で言うとRTA in Japan 2019では、GUNDAM 0079 The War For Earth摩訶摩訶がこれに当たると思います。

ガンダムは走者のバカンダさんが冒頭で、隣に座る核さんを敢えて「解説」とは言わずに「話し相手」と紹介しています。ゲームの基礎知識からRTAテクニックまでの話は走者であるバカンダさん自身がプレイしながら話し、核さんはその受け手をしつつ時折ガンダム原作知識の面からツッコミを入れるというスタイルです。

摩訶摩訶も同様に、走者のサトシーさんが「何もなければいい意味でムゥニィさんの仕事がないようにしたい(※)」という話をしているのと、サトシーさん自身は「プレイと解説」という自己紹介で、隣に座るムゥニィさんは「サポート」という紹介でした。以下は人気クリップで、私もお気に入りの「これはバグってます」です。

(※)でも実は、その直後のお二人のリアクションから分かるように、このやり取りは、音声が先に入ったために配信に乗ってしまった楽屋トークだったようです

こういった実例を思い出しつつ、「走者の隣に座る」という役割は結局のところ、走者によって求めるものが異なるので、言ってしまえば「走者がOKならそれが正解」なのだと思っています。走者から、隣に居る者としてどのような立ち回りをすればよいか事前に意識合わせをして、可能であればリハーサルをして思っていたことと実際のやってみたことで認識のズレがないかを確認し、本番でその役割を果たすことができれば良いのではと思います。

そこに、リロイさん自身からも「こういう普段配信やっている感じで、誰か話し相手みたいな人がいながら本番もプレイできれば」的な趣旨の話があったと記憶しています。これを受けて決心して、何度か配信を見てコメントしている程度でしたが、普段の配信でやってるような話し相手としてのポジションの志願をして、快く承諾頂きました。

余談 - その他に話し相手をした件

余談として、同じような「話し相手」の立ち位置として急遽対応したものに、RTA in Japan Online 2020の前に行われたGunma RTA Onlineにてポンズさんによる実況パワフルプロ野球9決定版がありました。こちらは「ホームランくん」というカテゴリで、有り体に言うと「5時間30分ホームランを打ち続ける」という修行僧もびっくりのRTAです。

長時間かつ深夜~早朝にかけてのスケジュールだったこともあって、なかなか話し相手を名指しで頼みにくいものだったと思います。そんな中このツイートがあって、これをポンズさんなりの精一杯のヘルプ要請だと勝手に解釈して、話し相手を名乗り出させてもらい、5時間少々の話し相手を務め上げました。

FFUSA - 通常プレイとRTAプレイによるロケハン

リロイさんより提供してもらった資料は、チャート/解説用台本/小ネタの3つの資料で、全部合わせると約13,000字の大ボリュームです。ソフト本体は元々中古屋巡りの時に安いのを見つけて買っていました。また、Amazonで攻略本が980円で売られていて、当時の定価800円(税抜きは777円なので、当時の消費税が何と3%の時代!)よりは少し高いですが、攻略本はある意味ソフトよりも貴重品なのもあって、せっかくなので買うことにしました。

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通常プレイは2回の配信を計11時間ほどでゲーム内要素をコンプリートして終了しました。RTAではアイテム増殖や変化などのバグ技要素があるので、その後にRTAチャートでニューゲームからクリアまで通しプレイをしました。一度通してみて、リロイさんのチャートがとても分かりやすかったので、何となく走れるんじゃね?程度のノリでタイマーを付けて走ってみることに。結果こんな感じになりました。

【参考】リロイさんのWR:2時間04分31秒(本記事執筆時点)
・1回目:3時間08分26秒 パズズ5階(+18戦闘)
・2回目:アイテム変化技の手順失敗で完全詰み(ウィンディア)
・3回目:2時間46分20秒 パズズ6階(+3戦闘)
・4回目:2時間32分43秒 パズズ5階(+18戦闘)★最速
・5回目:2時間39分18秒 パズズ2階(+24戦闘)
・6回目:アイテム変化技の手順失敗でほぼ詰み(フェイリア)
・7回目:2時間37分55秒 パズズ2階(+24戦闘)

参考にタイムのブレが一番大きくなる、パズズのワープ先フロアも書きました。完全運要素で5パターンのうち6階が一番最速で、WR狙いはこれ以外リセットとなります。ゲーム開始から約1時間30分経過した箇所で20%の運ゲーを強いられます。WR狙いだと闇が深くなりますが、リロイさん曰く、頑張れば2時間30分は切れるということでしたが、実際にやってみると確かにそんな手応えを感じました。とりあえずこのレポートを全回書き上げて、直近のRTAイベントLong Speedrun Summit of Japanが終了すれば一段落するので、せっかくだから2時間30分切りをチャレンジしたいと思います。

そしてリハーサルに臨みますが、そこで何と・・・!? ということで、以降のリハーサルと本番を第3回で書きますのでお楽しみに!

コマーシャル

ーーーコマーシャル開始ーーー

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RTA Racingについては前回記事のコマーシャルを参照してくれ!

RTA Racingでは、RacingChallenge with SwitchOnlineというイベントを開催しているぞ! Nintendo SwitchではSwitch Onlineという月額料金制のサービスで、ファミコン&スーパーファミコンの所定のゲームタイトルが遊べることができて、タイトルは定期的に増えているぞ! そこでRTAができそうなタイトルが出てきた時に、そのタイトルでRTAをしたことのないプレイヤー(初見~カジュアルプレイまでOK)が名乗りを上げてRTAを短期間で習得し、レースを走ってみようという企画がRacingChallenge with SwitchOnlineなんだ!

今回はマリオ1・2・USA・3の各ファミコン作品をスーパーファミコンにリメイクしつつ、まとめて遊べるようにした「スーパーマリオコレクション」が9/3に追加されたので、RacingChallenge with SwitchOnlineの第2回開催の対象ゲームということで参加者の募集が始まったぞ!

なお第1回ではガンデックスーパードンキーコングが対象ゲームで開催されて、熱いレースが繰り広げられたんだ! これはもうアーカイブ必見!

ーーーコマーシャル終了ーーー

ドンキー3 - 予想外過ぎた依頼

ドンキー3は、とんこつさんのほうから依頼を頂きましたが、本当に予想外でびっくりしました。とんこつさんとの最初の接点は、核さんが2020年2月に主催した、RTAin俺んち Side Tokyo vol.0で直接お会いした時でした。RTAin俺んちとは、自宅で小規模オフ会的にRTAイベントを開催して、その模様を配信しようという趣旨です。核さん主催のタイトルには「Side Tokyo」と付いていますが、RTAin俺んちの本家本元はだらだらchさん主催のものとなっています。例のやつ(名前をそのまま書くとnoteがキーワード反応してフェイクニュース注意みたいな画面を出すので伏せ)が落ち着いたらまた参加したいですね。

私がとんこつさんを知ったタイミングは、RTA in JapanのYouTube動画再生数100万越えで堂々1位、2018年12月に行われたRTA in Japan 3における、かの有名なスーパードンキーコングシリーズトリロジーリレーでのスーパードンキーコング2の解説です。とんこつさんのほうは、その直後の2019年1月のAGDQ2019で私のことを知って頂いたタイミングがあり、スーパードンキーコングの日本語リストリーム解説との事でした。解説者の立候補がいなかったことと、当時普通プレイをやってた程度の理由で解説という名の実質雑談をご覧になっていたそうです。いやーお恥ずかしい。

RTAin俺んちでそういった話も含めて色々お話しした際に、とんこつさんより機会があれば解説お願いしますというお話も頂いていました。その後、同じく核さんが立ち上げたレース形式のミラー配信チャンネルであるRTA Racingにて、とんこつさん、イッシーさんによるスーパードンキーコングのレース解説を2度(101%、Any%)担当しました。

とんこつさんは、主にRTAプレイヤー自身がRTA関係の情報を投稿するブログ「RTAGamers」に多数記事を投稿されていたり、ご自身のプレイに対するコメント動画やゆっくり動画なども投稿されています。RTAイベントの解説用に資料を別途準備するまでもなく、既存の成果物でRTA解説をするには十分過ぎる情報量です。とんこつさんは毎日のようにRTA配信をされている中、イベント企画、解説記事、解説動画の作成など、非常に精力的に活動していて、まさに「継続は力なり」を体現されていると思います。

ドンキー3 - 駿河屋発送RTAリタイヤ

さて、資料は十分過ぎるほどにあるということで、そこに通常プレイでのロケハンもできればより完璧ということで、ソフト探しをしました。私のスーパードンキーコングシリーズのプレイ経験は初代の1しかなく、2と3は未プレイでした。ただ中古屋巡りが好きだったのもあり、特にFC/SFCで値段も高くなく面白そうなソフトはいずれやろうという思い(結果積みゲー)でちょくちょく購入していて、SFC版の3は持っていたので通常プレイをしました。今回のGBA版は持っていませんでしたが、以前行ったことのある中古屋で見たことを覚えていたので、そこで買いました。

しかし問題はプレイ環境で、GBA本体も持ってはいたのでプレイ自体は可能ですが、いかんせん初代GBAでバックライトがないので見辛い上に、元々ゲームキューブに接続してコントローラーとして使うためのケーブルと一緒に買った、安い分液晶状態が少し悪い(ドット欠けのようなブツブツが点在している)ものでした。

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そこで、RTA in Japan 2019のコロコロカービィでも有名になった(?)、ゲームキューブ本体の底にあるスロットに差して拡張する周辺機器である、ゲームボーイプレイヤーならテレビ出力でのプレイが可能ということで、まずはネット上で探してみました。最初間違えそうになったのは、本体だけでは動作せず、スタートアップ用のディスクもないとダメだということで、買う直前まで行ったので、気付いてよかったです。他に欲しかった商品もあって、駿河屋で購入することにしました。

しかしこれが失敗の元で、駿河屋の発送の遅さは有名だそうで、1ヶ月程度掛かるケースもあるようです。購入日は7/19でしたが、結果的にはRTA in Japan Online 2020本番まで間に合いませんでした。その間には文面がほぼ同じ、スパムメールのような「発送が遅れてごめんなさい」的なメールが何通か届きつつ、実際には本番が終わった少し後の8/19に到着し、駿河屋発送RTAの記録はピッタリ1ヶ月でした。

結局は、GBA本体でプレイしましたが、液晶の状態が悪いことを除いてもそこそこキツかったです。今更ながら当時よくこんな環境でプレイしていたなと思うくらいです。ちなみにゲームボーイ~ゲームボーイアドバンスあたりの世代では、初代ハードでは液晶のバックライト機能がなく、オプション品や上位機種で次のような製品がありました。

ライトボーイ 初代ゲームボーイ本体に取り付けるオプション品
ゲームボーイライト バックライト機能付きのゲームボーイポケット
ゲームボーイアドバンスSP バックライト機能付きの折り畳み式GBA

ゲームボーイライトは私も持っていて、白黒画面ながらバックライトで夜でもこっそりプレイできるのは非常に魅力的でした。当時これで初代ポケモンを遊び倒していた記憶があります。視力が悪くなったのも多分こいつのせいです。○天堂を訴えたいところですが、任○堂法務部の倒し方知ってる方いますでしょうか。グリーに聞けば分かりますかね?

ドンキー3 - リハーサルの結果は課題アリアリ

私が準備するカンペは基本的に、ある程度時系列で話したいことをずらずらと箇条書きで書いていき、本番では重要なのは必ず言及しつつも、あとは割と現場判断で言ったり言わなかったりという、かなりアバウトなスタイルです。当初資料はこんな感じでメモ帳に書いたレベルで、その書いた内容もほとんどは、とんこつさんの記事や動画コメントをそのまま拾ったものです。

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メモが出来上がってから、とんこつさんに一度添削頂いた後に日程調整をしてリハーサルに臨みましたが、私の見込みが正直甘く、結果は課題山積みでした。

まず序盤、ワープバレルでショートカットするワールド1と2のステージは、ステージ間の移動を含めても1ステージ15~30秒あたりと非常に短く、上記書いたメモ内容の半分も言及できませんでした。一方、中盤以降の自動スクロールなど時間が長くなるステージは、逆にメモ内容を全部言っても時間が余るくらいでした。

また、リハーサル終了後にとんこつさんより、テクニック解説をプレイの披露と同時かその後にやっていたが、それだと説明する時には場面が次に切り替わっていて、視聴者が付いていけなくなるため、特に大技はなるべく事前に説明をして、視聴者がプレイ直前にある程度内容を把握できた状態で披露する形にしたいと要望がありました。

元々の喋りのスタイルが、画面で起きたことをトリガーに話し始める実況的な感じなのと、RPGなど元々プレイ経験が多く長時間でまったりとしたゲームを得意としているので、短時間で場面の切り替わりが激しいアクションゲームになると相性が悪くなってしまうようです。

これらを踏まえて、対応方針の大幅な修正が必要と判断しました。その後どのように対応したか、本番ではどうなったかを第4回で書きますので、お楽しみに!

DQ11S - Switch抽選販売に当選からの解説志願

きっかけはNintendo Switchの抽選販売の当選でした。元々Switchは持っておらず、昨今事情で手に入りにくいのもありましたが、リングフィット流行ってるし最近家にばかりいて運動不足だし申し込んでみるかー程度で、いくつかの抽選販売に申し込みをしていました。外れてばっかりで多少うんざりしながらも、ゲオの抽選販売は各店舗で申し込みをするタイプだったので、これなら申し込みが割と分散するのでいけるのでは?と期待して最寄りの店舗で申し込みをしたら、リングフィットは外れましたが本体が当たりました!

そこに、すかさずユーリルさんの販促ツイート。スクエニの回し者かな?

ユーリルさんとの接点は、昨年のRTA in Japan Online 2019にPS4版DQ3でのお出場に際して解説を募集されていたので、私からの志願で解説させて頂いたのがきっかけです。ちなみにDQ3に関しては通常プレイ程度、RTAはSFC版をちょっと見たことがある程度、PS4版は見たことがありませんでしたが、快諾(?)頂きました。完全に勢いです。でも勢いって大事。

その後、RTA in Japan 2019で実際にお会いしました。ユーリルさんは遠征勢で荷物がかさばるであろう中、私個人とスタッフで別々にお土産まで頂いて本当にありがとうございます。私個人宛てだけでもいくつか頂きまして、確かバームクーヘンのやつだったと思いますが、特に美味しかったです。

その数日後にRTA in Japan Online 2020の当選発表があり、まだ普通プレイすらやっていない中、今からやるのでやらせてください!と前回のPS4版DQ3以上に無茶なお願いをして、快諾(?)頂きました。完全に勢いです。でも勢いって大事。

DQ11S - ロケハン通常プレイ

とにかく楽しい! 割とレトロゲー信者なところがあって、過去作品のプレイ経験はDQ1~DQ6の原作のみで、初代PS以降のドラクエはリメイク含めて未プレイでした。DQ11自体が過去作品リスペクト要素満載という補正もありますが、RTAのためのロケハンというよりただ普通プレイを楽しんでいるだけの状態となり、本番までにプレイ時間が80時間を超えてしまいました。それでもまだ全部遊びきっていませんので、これもいずれやります。

こちらもユーリルさんには、通常プレイをしているだけの長時間配信に何度も来て頂いて本当にありがたかったです。普通はRTAを配信している側に解説が見に行って勉強させてもらうところが、完全に立場が逆でした。

DQ11S - 疑似リハ?

前の余談でも触れたGunma RTA Onlineでは、ユーリルさんもPS4版DQ3で採用されていました。RTA in Japan Online 2019で私が解説した時と同ゲーム同カテゴリということもあって、ユーリルさんからこちらの解説を打診頂いて、喜んで引き受けさせてもらいました。

ユーリルさんもプレイしながらの喋りが非常に上手なので、本番では私は聞き手役のほうが、ユーリルさんのトークの良さを引き出せる形だと判断して立ち回っています。実はRTA in Japan Online 2019の時はそうではなく、「解説と名のつく自分が解説しなければ!」みたいな変な気負いがあって、ユーリルさんの喋りに被せてしまったりみたいなところが多々ありました。こちらは今でもかなり恥ずかしい反省点です。

しかし先般のFFUSAの項で述べた通り、あくまで「解説」はこういったRTAイベントにおいて、走者の隣で何らかの支援をする要員の一般的な呼び名に過ぎないという考えるようになりました。そういう意味では割と気楽に、走者が喋る場合は任せてしまって支援に回り、走者がプレイに集中したかったり喋りが苦手なら自分が喋るという、単純な役割分担で考えてやらせてもらってます。

さてそんなところで本番に臨むと思いきや、もう一つ大きなイベントを挟んでからとなりました。そのイベントと本番を最後の第5回で書きますので、お楽しみに!

おわりに

以上が各ゲームの解説準備編となります。おおよそどのゲームも6月末~7月頭くらいで解説担当が確定し、本番の8/13~8/16まで約1ヶ月少々の準備期間でした。しかし、実際はその間にもいくつかちょこちょこイベントを挟んでいて、おおよそ以下の通りです。

RTA Racing
スーパードンキーコング 解説
ドラゴンクエスト5 解説
Refunct mini Tournament in Japan 2020 夏の陣 実況

Gunma RTA Online
・ボランティアスタッフ
実況パワフルプロ野球9決定版 解説
ドラゴンクエスト3 そして伝説へ 解説

常に目の前のイベントに追われていてかなりバタバタした期間でしたが、それでも終わってみると非常に充実感があります。自分は暇な時だと全く何もやらないタイプの人間なので、こうやって予定をどんどん入れて追い込むほうが向いているのかもしれません。

最後に自己宣伝で、こちらの記事の通り、RTAイベント的なものであれば解説から話し相手まで請け負いしています。過去の実績はこちらのGoogleスプレッドシートにまとめています。ぜひご検討ください!

では、次回以降の記事もお楽しみに!

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