Notes of a Dirty Old Man

また思い出してる二度目の長期滞在、
2019年の十月の末から20年の七月までの内の、
三月の中頃から三ヶ月程のセブシティーでの生活。
もちろん畏いなるものの呟きを聞いたことが大きな出来事に間違いは無し。

でも多くの方たちの、
私にフレンドリーに接してくれた方たちの生活を見ることが出来たのも、
また出掛けたいと思う心癒された財産だ。
健康のことも考えて買い置きはしなかったので毎朝のように歩いて出掛け、
冷蔵庫は無い部屋、朝の食べ物を買いに行ってた。

レジデンスを出て右に向かう真っ直ぐの道。
何処からカルボンと言うのかは知らないけれど、
ぶつかればサン・ホセかな、ベークショップがあり、
その日の気分でブレッドを選び、お気に入りのジュースを買う。
軒を並べたお店をのぞきながら歩き、
あれば小さなミルクやバナナや、ブドウを求める。
飽きれば道をたがえて違うベークショップに向かうし、
珍しい果物が欲しくて、リヤカーに積んだお店をひやかした。お得だ。

カルボンへの道半ばに少し広い道と交差した辺りから、急に道が広くなる。
そこからがカルボンマーケットの始まりなのかも知れないけれど。
こちらから行けば、大きな道の右側の最初が銀行の建物で、
前が一段高くなって歩道と言えば良いのか暫く続く。
隣がラ・ヌエバ、スーパーマーケットだ。
銀行部分は屋根も付いて、道端に小さなお店が続いていた。
もちろん銀行との話し合いで出来ることでしょうが。

三年も出掛けてないと、いろんなことが違ってゆくんだけれど、
今はそんなお店も無くなったし、営業時間も、
以前は一日中の話しが今は夜の六時から、朝の六時までになったよう。
夜になれば大きな道に商品を並べたのも今は出来なくなっているよう。

場所も決められたとこだけになったようだし、
お店の名はメガ・ワイドと聞いてるけれど、
大きな道に大きな赤いテントを幾つも張っただけのお店が幾つも並ぶ。
最初は30000ペソが必要とか言ってたけれど、
一万円が四千ペソ位の今のレート、そんな大金何処にある、
私にしても、彼女にしてもね。

知らんぷりをしてる内に言わなくなった。
幾ら貯め込んでいるかは知らないけれど、毎日のようにセブアナって、
貯蓄銀行かな経費や自分の掛かりを引いた残りを持って行く。
そんな地道な努力が新しいお店の権利を得ることが出来た元でしょう。
銀行の前のとば口のお店もそうだし、尊敬する。

テントを何処に片付けるのかは知らないけど、
昼の間はそれを片付けて道を開けるよう。
フィリピン流、出掛けてどんなになったのかを見たいもある。
そこに入れるとか入れないとかで、
どうしようって気を揉んでた時期もあった。
まっ、収まるとこに収まったから良いけれど。
ただ十二時間労働はきつそうだ。

そう三年も経って仕舞ったんだけれど、
その当時に、
とば口にお店を持ってた女友達からの逐次聞いていたから分かること。
便利なメッセンジャーが有ればこそ。
以前は店で適当に寝てたみたいだけれど、
今は近くにレンタルルームを借りている。
セブアナに持って行く金額も多くなってるようだし。

毎日のようにベークショップへの行き返りに顔を合わせていれば、
気安くなるのだけれど、ホスピタリティーの持ち主。
だから客商売をしてるんだろう。

今は野菜や果物だけを扱うようになったけれど、
あの頃はちょっとした料理もしてて、フライドエッグとか、
ボイルドエッグが出来立てとか声を掛けられた。
私の好きなジュースも、有るとか。気安いひと。

長く歩いてくたびれているから、部屋に帰ってからも面倒で、
座って食べて行こうと腰を掛ければ、
いつか毎日のことになっていた。

あの頃は大きな道の入り口にコロナの為のゲートがあって、
出入りをチェックする方がいて、警察関係の人がいたり、
近くのサントニーニョ教会の隣のシティーホールにお勤めの方も、
来ていたっけ。
~~続く

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