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薬価収載日は大行列 【こちら覆面DI室 #016】

今日は薬価収載日。
DI室や薬剤部長室の前にずらっとMRさんが並びます。
(2012年の話ですので、そこんとこよろしくです)

筆者の施設の場合、薬の販売開始が様々なキーになっています。

製造承認→ヒアリング→薬価収載→発売日→宣伝活動→採用申請

こんな流れで進んでいきます。

採用活動の開始が販売開始日以降と規定しているため、
発売日がキーとなるのですが、
薬価収載日イコール発売日の薬が多いため、
この日に「新発売のお知らせ」を持って来て、
さあ採用申請書を下さい、というMRさんが多いです。

DI室は14時から訪問可としているため、
13時台になると並び始めます。
私は13時~14時頃に昼食をとっているため
その時間帯のことはあまり気がつかないのですが、
会社によっては新発売の挨拶用に
支店長やらチームリーダーやらぞろぞろ連れてきますので、
各社で10人以上並んでいることもあります。

病院長に怒られたこともあるんですけど、
ちょっと患者さんから見ると異様な光景ですよ。

どこかの夢の国みたいに、
早いパスでも発行しないとダメかな?

そして14時00分00秒に(本当に14時ぴったりに)なると、
最初のMRさんが「ついに発売となりました!」とDI室へ入ってきます。
といっても、発売日に採用申請手続きを始められるケースは、
ほとんど無いです。

たいていは、薬剤部長に打ちのめされて帰って行くんですけどね。


「こちら覆面DI室」は休刊となった週刊approach誌に連載されていました。そのコラムを少しだけ改編して掲載しています。

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