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クローズドなプレミアムセミナー 【こちら覆面DI室 #047】

「先生、クローズドな研究会があるので、ぜひご参加頂きたいのですが。
1施設1名限定のプレミアムセミナーになります」

 もうすぐ新薬が発売される予定で張り切っているQさんが、
講演会の案内状とともにやってきました。

私の自宅に「ファミリーセール」と呼ばれるバーゲンの招待状が
定期的に届きます。

東京ビックサイトが会場の巨大な販売会です。

入れるのは招待状を持っている人のみ。
だけど大混雑です。

お安く洋服を買えるので、
私も一度スーツを新調しました。

全国の模擬店も多数出展されます。

先日行ったときは確か、佐世保バーガーを食べたかな。

家族連れで1日楽しめるようになっています。
疲れるけど、、、

というようなイメージが
クローズドなプレミアムセミナーにあるかというと、
そんなことないんです。

新薬紹介と新薬に関連した医師の講演。
情報交換会も立食形式。

1施設1名限定のはずなのに、
何人も来ている施設もあります。

参加者は新薬採用担当の薬剤部長やDI室の担当者、
つまり商談される方々ですよね。

プレミアムセミナーと呼ぶのはどうなんだろう?
という印象ばかりです。

こういう会は、
普段聴くことができない医療職以外の方の講演のほうが
良いかもしれないですね。

ということで、Qさんにはこう答えました。
「今度、クローズドじゃない、ふつうの研究会の方に参加させてね」

いつもの2013年頃にかいたコラムからでした。
当時は毎週のように講演会が行われていましたね。

コロナ禍ということもあって、今はWEBセミナー1択です。
そういえばWEBセミナーにも
クローズドなプレミアムセミナーがありますね。
今度、それをネタに書いてみます。


「こちら覆面DI室」は休刊となった週刊approach誌に連載されていました。そのコラムを少しだけ改編して掲載しています。

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