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DI室ってどんな仕事してるんですか? 【こちら覆面DI室 #001】

 このたび「こちら覆面DI室」を執筆させて頂くこととなりました。筆者は、比較的大きな病院のDI室(医薬品情報室)で働いている薬剤師です。日々MRさん達と接していて感じたことを、記していきたいと思います。ただ、当院を訪問するMRさん達が緊張してしまうと申し訳ありませんので、ペンネームで執筆させていただきます。よろしくお願い致します。

「DI室ってどんな仕事してるんですか?」
先日講演させて頂いたときに、控え室で製薬会社の○○部の部長さんからいただいたひと言です。この部長さんは薬剤師資格をお持ちで、薬学博士の肩書きまでお持ちとのこと。DI室ってまだまだ認知されてないんだなー、と感じた瞬間です。寂しいですね~。

実はこの質問、薬学教員でも理解されていない方がいらっしゃいました。学生を連れて、病院見学に来たときに、「DI室は医師などから薬に関して質問された事に対して答える部屋ですよ」と教えていました。

でも、これではまだ半分です。もう半分は?

「MRさんなどから受けた安全性情報などを、医師などに情報提供する部屋」
ここまで答えるとだいぶ近づいてきました。

DI室は、Q&Aなど受動的に情報を提供する仕事と、安全性情報を能動的に情報発信する仕事の両方行っていることが必須です。でも「能動的~」の方はまだまだ認知されていない仕事なんですよね。MRさん達は、当然理解されていると思いますが。


「こちら覆面DI室」は休刊となった週刊approach誌に連載されていました。
そのコラムを少しだけ改編して掲載しています。

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