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実習生がやって来た! 【こちら覆面DI室 #009】

前回、
「新人薬剤師は仕事を1ヶ月間で覚えないと格好悪い」と、
書かせていただきましたが、その理由、
今回のタイトルを見てわかりましたでしょうか。

5月になると、筆者の病院にも薬学部5年の実習生がやってきます。

新人薬剤師と、薬学部5年制の実習生は2年しか違わないので、
社会的には20代前半でまとめられ有意差なし、、、
と言いたいところですが、大いにありますよね。

国家試験にも合格し、
4月の1ヵ月間だけとはいえ、
実務を経験しているか否かは大きな実力差です。

新人薬剤師達、
先週までわからないことは先輩に気軽に聞くことができたのですが、
実習生が来るとそうもいきません。
教える立場にもなってきます。

学生に聞かれてわからなくて先輩に、、、こんなことを繰り返して
「あの人に聞いても、、、」なんて学生達に思われたらイヤですよね。

新人薬剤師達も2年前に実務実習を行っていますから、
同じような経験をしているのかもしれません。

「先輩に質問ばっかりして、あの新人薬剤師格好悪いな」
そう思われたくないために、必死で4月中に業務を覚えていました。

一般社会では、就職したての新人と2年目の先輩との間に、
こんな戦いがあるとのことですが、
新人薬剤師は入職して1ヶ月で、
早くも後輩達の面倒をみないといけないんですよ。
がんばってくれー


「こちら覆面DI室」は休刊となった週刊approach誌に連載されていました。
そのコラムを少しだけ改編して掲載しています。

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