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農家を語る上で欠かせない「災害」 やまえの栗を襲った水害の現状とは

2020年7月、熊本県南部を中心とした豪雨災害により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

今年は全国7箇所の栗を「栗ごはんの素」として全国にお届けしているイシイ。
全国7箇所のご紹介も一通りが終了したので、熊本県やまえ村を改めてご紹介したいと思います。

熊本といえば記憶にも新しい豪雨災害。
今年は全国各地で局地的な豪雨に見舞われたこともあり栗以外にも様々な農作物に打撃があったようです。

先週(2020年10月)の台風14号は直角に曲がって上陸を避けてくれたので、
イシイの中の人もホッと一安心でした。
(こんなに直角に曲がった台風、みたことあります?)

BRIDGE KUMAMOTOさんから無事とのお知らせいただき安心しました!

7月の豪雨災害はイシイも救援物資を提供

イシイには、九州エリアにもスタッフがいます。
九州の名物スタッフは、ローカルだけでなく全国ネットのテレビに呼ばれることが多いふるやさんです…!
(ゆるふわでイシイの推しキャラふるやさん。
オファーいつでもお待ちしております‼)

7月の九州の豪雨の際には、熊本県の中でも最も被害が大きかった人吉市エリアに救援物資を提供させていただきました。

この時ばかりはふるやさんも帰れなくなるかも…と思ったそう。
そして前回のイシイの栗note やまえ編で登場したやまえ堂さん。
ふるやさんが救援物資を持ち込んだ場所は、やまえ堂からたった2kmほどのところでした。

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やまえ堂の代表 中竹さんも、20日間もの期間をボランティアに費やし、地元の復興のために活動していたそうです。
被害の大きさが感じ取れます。

栗への甚大な被害。3.5トンが消失

栗への直接的な被害はどうだったのでしょうか?

実は七月の水害によって、一部の栗を保管する冷蔵庫(※)が被災。
栗は鮮度が重要なので、低温で保管しておくことが必須なのです。

冷蔵庫の温度調整が効かなくなってしまったことで、
そこに保管されていた3.5トンもの栗が、商品として出荷できない状態になってしまいました。

(※ちなみに石井食品ではその年に採れた新栗を使っていますが、農家さんの冷蔵施設で保存され翌年出荷される栗もたくさんあります。)

農家さんにとっては手間暇かけて…
もちろん莫大な費用もかけて生産した商品。
一瞬で失われてしまうのは農家の存続にも関わる大きな問題です。

なんだか栗の一粒一粒のありがたみが増してきます。

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食べて復興支援!地域と繋がろう

イシイは農家さんが生産した農作物が適正な値段で市場に出回るよう、
イシイが付加価値をつけてみなさんの食卓に届けています。
これによって、皆さんの食卓も、もちろん農家さんも潤ってくれればWin-Winです!

ニュースで災害の情報を見かけても、

「ちょっと遠くで起きていること」

と見過ごしてしまうかもしれませんが、食べて地域と関わりを持つことで

「昨日よりも少しだけ身近なこと」

に感じられるようになるかもしれません。

イシイが生産者さんの方についてお写真や現状を伝えているのも、
そういった目的もあります。

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画像引用元 キロクマ