豪雨災害からの復興を目指す。”皇室献上栗”として栄えた熊本県 山江村の「やまえ栗」 #イシイのパートナー農家
イシイのnote担当メンバーです。
とうとうイシイの栗プロジェクトが始動しました。
初回の今日は「熊本県 球磨郡 山江村」で生産されている栗をご紹介します!
山江村の1番の特産品が「栗」。
栗を使った村おこしなどに長年力を入れてきた土地です。
その歴史は1977年に遡ります。
皇室献上栗に選定!全国でその名を轟かせる
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山江村の栗が一躍有名になったのは、今から40年以上前の1977年(昭和52年)。昭和天皇へと献上される「皇室献上栗」に選ばれ、「やまえ」の名は一躍有名に。
山江村で生産される様々な品種を総称し「やまえ栗」と呼ばれるようになりました。その強い甘みが評判となり、日本で有数の栗の産地である長野県の小布施などの和菓子屋さんでは、その土地の栗とやまえ栗をブレンドすることで甘さが増すといわれ、重宝されてきました。
一度途絶えかけた「やまえ」のブランドを復活へ
しかし、近年の生産量はピークの頃の4分の1程度へと減っています。その結果、山江村が属している熊本県球磨地域の農協の合併により「やまえ」という名前で出荷される栗は、一時的に市場から消えてしまいます。
山江村にとっての一大事。これをきっかけにやまえ栗の生産をやめてしまう農家さんもいたのだそうです。
しかし、2008年に改めて「やまえ」のブランドを復活させようと生産者が結束。新たな販売ルートの開拓などに尽力した結果、JR九州のクルーズトレインのななつ星や日本航空の国際線のファーストクラスのデザートへの選出など「やまえ」の名前は徐々に以前の勢いを取り戻しつつありました。
しかし…
復活を阻む、度重なる災害。イシイは「栗」を通して支援したい
「やまえ」が息を吹き返す中。熊本県を度重なる災害が襲ってきます。
2015年には台風15号が直撃し、栗の生産量は例年の3割程度となってしまいました。その翌年は、熊本城のショッキングな姿が印象的な熊本地震。
そして今年の熊本の水害です。
山江村を流れる万江川は決壊してしまい、住宅の浸水や県道の寸断、断水被害など、今現在まで村のみなさんの生活に影響を及ぼしています。
このような状況でも、今年生産される栗をなんとか美味しい状態で食卓に届けたい。
イシイのスタッフは直接お話をお伺いしながら、栗の状態を確かめてきました。時には収穫体験なんかもさせていただきます✂︎
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強い香りと甘さを活かした「栗ごはん」**
少しでも多くの方へやまえの栗の美味しさを届けたい!
やまえ栗の農家と連携して「やまえブランド」の栗をお届けしている中竹さんにお話を伺いました。
また、伝統保存食「渋皮煮」へ加工することで冷凍するなどの保存がきくので、一年中やまえ栗の美味しさを味わえるんだとか。最近では有名シェフとコラボレーションしたモンブランの開発など、新しい取り組みにもチャレンジされているというから驚きです!
イシイはこの九州熊本県で生まれた「やまえ栗」を同じく九州で生まれた
・福岡県のお酒
・長崎県の塩
で味を整え、上品な栗ごはんの素に仕上げます。
今年の栗ご飯のご予約を、どうぞ楽しみにお待ちください✨
今日ご紹介した栗の産地
熊本県 球磨郡 山江村
人口約3,000名ながら121平方キロメートルの広大で肥沃な土地に恵まれた地域。盆地特有の朝晩の寒暖差を活かし、旨味の詰まった甘い栗の生産が評判。
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イシイのオンラインストアで先行予約を受付中です。