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オタクの価値観の性差について

どうも。ぢおです。

最近プリコネもアークナイツも描かずに何やってんだこのハゲ、と思っている皆さまこんにちは。

自分は昨年から、ずっとTRPGにハマってそれにどっぷり。プリコネのログイン疎かになるくらいには。

TRPGってなんだよ、って思う方にざっくり説明すると、ダイス振ってキャラ作って、ダイス振ってゲームが進んで、作ったキャラのなりきり(以下RP)をしつつ、推理を重ねて行動選択をしていくゲームです。
個人的にやはり、TRPGの一番のキモはRPだと思っています。

各々珠玉のキャラを作って、RPをしながらゲームの世界にどっぷり浸かっていく。

特筆すべきは界隈の男女比で、男女別け隔てなくプレイされているものの、男女比は若干女性が多めという点です。

そんなこんなで、代理人がTRPGで1年を通して感じたことを綴っていきたいと思います。

※ここから強い偏見と主観が入るので、女性の方は読まないことを推奨します

■男女の価値観は基本的に相容れない

いきなり極論を、と思うかもしれませんが基本的にまずこれです。

TRPGというゲームはキャラを作成してRPを通じて交流していくもの。
当然、そこにはお互いのキャラへの好感や愛着が出るわけです。

キャラクターへの好感、印象で見えてくるものがあります。
寄り添おうと色々手を尽くした結果、これ難しいな、ってなったのでこの結論です。

■女性キャラに対する男女の価値観

まず女性キャラクター造形の話。

ざっくり言って、男性的価値観で好まれるのは一般的な所謂萌えアニメやソシャゲのキャラクターみたいな造形です。

そのキャラのシンボルとなる「属性」が強く押し出されており、ツンデレだのおばかキャラだの、実際に現実にいたらただの社会不適合者の二次元の世界観だからやっていけてるキャラ。
自分が作るキャラも実際にこういうキャラクターが多く、現実と比べて突飛な行動をとりがちです。
基本的に「男性に都合の良い女」「何かしらの弱点を抱えた女」が殆どになります。

一方女性的価値観は、「属性」はそこそこにリアリティのある苦いエッセンスを添加しがち。
特に生々しい苦味が多いのが特徴。

一番のポイントはどこかというと、戦闘力が強く精神も気丈な武人女性キャラがいたとして。
男性的価値観ではどこかしら「つけこむポイント」があり、実は少女趣味だったりで、「気丈」「強い」というのが後の赤面で恥ずかしがっているところや、所謂ギャップ萌えの為に用意されている。

女性的価値観では、あくまでも主眼は「気丈」「強い」というところで、ギャップ萌えは可愛いけど、それはそれでメインは「気丈」「強い」というところなので、ギャップ萌えの部分ばかり擦られてもなんか違う。

なので男性的価値観で女性キャラを作っても、女性的には「可愛い」止まりが多く、あまり刺さりにくい。

厄介なのは、お互い「可愛い」と思っていることには変わりがないので、齟齬が目に見えにくい点。

■男性キャラに対する男女の価値観

次に男性キャラ。

男性的価値観で好まれるキャラクターは、ざっくり言えば「強い」
言っちまえばか弱い女性を守れるキャラです。
努力を重ねて強くなっていく。
おじいちゃんだけどメチャクチャ強い。
普段はだらしないけどいざという時は頼れる。
極悪非道だけど滅茶苦茶強い。
最終的に勝つようなキャラ造形が好まれます。

一方、女性的価値観で好まれるキャラは、「弱さ」を抱えたキャラが好まれます。
なので弱さを抱えていればそれでいいので、全然勝てないダメ人間でもオールオッケー!
そんな君が好きだから!!

ざっくりいえば、空条承太郎「無敵性」「完全無欠さ」「クールなところ」に惹かれているのが男性で、「強いのに口下手」「タバコ芸とか可愛いところもある」といったところに惹かれるのが女性。

男女お互いに庇護欲を抱えていて、異性のキャラクターに「弱さ」を求めている傾向にあります。

■「イキり方」の差

イキり方にも差が出ます。
TRPGはKP(GM)がNPCをやるのですが、悪役や露骨な嫌われ役を相手にする時、当然PCは怒りから強い言葉を使います。

男性のイキり方は、わかりやすいです。

極端に言えば「殺すぞ」「やんのかコラ」みたいなチンピラみたいなイキり方が多いです。
なぜなら露骨なカマセでない限りイキるキャラは基本的に強いので、喧嘩したら勝てるからです。
また、喧嘩できない状況ならイキらないことが多いです。(勿論その場はのみ込むけど殴れる状況になったらメチャクチャ殴る)

おっぱじめよう税

龍が如くのボス戦闘前の会話みたいな感じです。

一方、女性のイキり方は口で言い負かそうとします。
暗黒微笑強い言葉を使い言い負かそうとする。
なぜならキャラクターの強さが喧嘩で勝てるほど強いとは限らないからです。
そして、口撃は実際の喧嘩と比べて状況を選ばないので、イキり頻度が高めです。

正直童磨戦で吾峠呼世晴先生が女性と確信しました

ざっくり言えば、男性は問答とかよりもざっくり殴り合いしてボコボコにしたいし、女性は相手のぐぬぬを求めています。
ぐぬぬを得られればそれでいいので、その手段が別に喧嘩でも構いません。

■褒め方の差

褒め方にも性差があります。

基本的にオタク構文はキモいのは前提です。

男性は基本的にキモいながらシンプルに褒めます。
対して女性は、所謂女性オタク構文になります。
「すき……🙏」とか「最高すぎる……😭」のように、感情が滅茶苦茶漏れます。

オタクは基本的にオーバーに表現しがちなんですが、女性は更にそこに感情が乗るのでよりオーバーに感じます。

個人的に女性オタク構文は、文面がアレでオーバー気味に感じるため若干ゾワゾワしますが、逆に感情が乗っているので、より「褒めてくれている」「感動してくれている」「喜んでくれている」という思いが伝わってきます。

そのため、逆になにかしらで女性オタク構文の使用を切り替えたり、反応の多さを切り替えたりすると、同じ度合いの感情でも感情の大きさに差があるように見えてしまうように感じます。

■「例外」の話は基本的に無駄

ここまで話すと、「いや私は逆だけど」「俺は違うけど」みたいな意見が出てきます。

なんですが、これらの意見、基本的に無駄です。
なぜならそれは感性的に逆に寄っている人もいる、という話なだけで、それらの人々は基本的に少数派だから。

そしてなぜ少数派と判断するかというと、実際のオタク市場・オタク向けコンテンツの実態がそうなっているからです。
なのでまぁ、無駄な意見なのです。

といっても最近はそういった層に配慮したようにソシャゲとかは性癖の煮こごり化が進んでいるように感じます。

■まとめ

最近飼い始めたハムスターのパイモンです

実際、なんでこんなん急にお気持ちしだしたの?と言われると、やはりTRPGというゲームが男女の価値観が顕著に出やすく、またプレイヤー層も女性が多めとは言え男女ある程度数が揃っているからです。

最初は、「あまり作ったキャラが相手に響いている感じがしないな」「異性間で褒め合うよりも女性同士で褒め合ってる方がよく見るな」っていうところで、原因とかを色々考察してたらこういう結論に至りました。
割とオタクの需要の差とか考えるの好きなので。

「お前の価値観を男女の代表にすんじゃねェよ!」という意見もあるかもしれないですが、私は自分がテンプレ属性過多な女性キャラとガッシリして強い男性キャラが好きなバリバリ男性的価値観であると思ってるので。

好みの度合いで言えば、85%より上は行きづらいっていうだけの話なので、みんなお互いのキャラ概ね好きだと思います。
なんならオタク市場が一旦男性向けで構築され、そこから女性向けが発生したという経緯を考えれば男性向けキャラを作るのは容易と思われます。


クリエイターぶってると思われるかもだけど、ココらへん考えた上でキャラクター作るのも楽しいね。

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