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善と悪

私の話しになりますが、
自分が善なのか?それとも悪なのか?20代の時にこんなことをずっと考えてました。


みなさんはどうでしょうか?
もしかしたら…こんなことを考えてたのは私を含めた少数派かもしれません(笑)


しかし、必ずあるのがこの善悪です。


今回も私の視点になりますが、共に善悪について探究できたらと思っています、良かったらお付き合い下さい。



善悪の境目

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当時の私は善と悪があり、それが白と黒のグラデーションとなってまして、自分はどちらかに染まってるという考えがありました。


そして、そこには境目があると思ったのです、つまり善悪となる基準です、しかしそれがずっと何かがわかりませんでした。


今思い返すと、この善には人それぞれの
ジャッジがあり、それが自我の正義であったから見えにくかったのだと思います。


それは、どの様なことかというと、


例えば、
大きな過ちを犯し、その罪と向き合い改心し、長い年月がたったとしても、それを許さないという人がいるとします、

大きな過ち犯した時は悪だったのかもしれません、しかしこれはずっと許されることのない悪のままなんでしょうか?



世の為、人の為と良い話しをして、大きな影響を与えた人が裏の顔として気づかれることなく私利私欲をむさぼる方がいるとします、

気づかれてないのでみなさんからは善と呼ばれてますが、はたしてこれは善なのでしょうか?


何が言いたいかというと、
このリアルと呼ばれてる現実的、または表面的な世界を中心とした意識の捉え方では、心の底が見えにくく、善悪の判断、もしくは善悪への変化に気づけず、当てになりにくいと言うことです。


もちろんそれには、この世や関わった人に与えた影響という判断を差し引いての部分があると思います、最終的な判断を下すのは私たち人間ではありません、この世界にある神仏ではないでしょうか。


この善悪の判断というラインは、神仏の心を立体的とするならば、人間の捉え方は平面的であり、法律を基準としたジャッジがあったとしても、それだけでは善悪の重さを計ることはできず難しいと私は思っています。


ではその善悪の判断の基準となるものはないのでしょうか?



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天国と地獄の視点

そこで「この世である現象界」での判断だけではなく、「あの世である実在界」に視点を加えていきます、それは天国と地獄という視点です。


すると善を突き詰めていくと天国があり、悪を突き詰めていくと地獄に行くことに気づいてきます、


ではその天国と地獄とは何でしょうか?
という疑問も出てきますよね。



「十界」という人間の心を10の世界で示した表現があります。これは天台宗の智顗という存在が伝えてくれた表現です。


今回はこちらを参考にお伝えさせていただきます。


「十界」である心の世界の内容を簡単にお伝えすると…

・地獄界
(様々な執着、恨み、苦しみに縛られた世界)

・餓鬼界
(潤うことのない欲望に固執し満たされてない世界)

・畜生界
(動物的本能が優先し目先のことに理性が効かない世界)

・修羅界
(争うことを喜びとし、己の力に慢心し常に争い続けてる世界)

・人界
(善人の世界)

・天界
(善人であり、世の為、人の為に対する心の働きがある世界)

・声聞界
(善人であり、真理を学びながら、大きな世の為、人の為に対する心の働きがある世界)

・縁覚界
(善人であり、独自の学びの中で真理を得て、大きな世の為、人の為に対する心の働きがある世界)

・菩薩界
(善人であり、真理を善の光として伝え、とても大きな世の為、人の為に対する心の働きがある世界)

・仏界
(如来、救世主の世界)

となっているわけです。


ではここで見ていきたいのは、天国(善)と地獄(悪)の境目はどこになるかでしたね、


天国とはどこからになるかというと、
「人界」からになります。


人界での「善人」とは何というと、
心の状態が地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界ではないということです、


そして善人とは他の人々の為に生きたとも言えます。


ということは、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界までをまとめて「地獄」と言ってることにもなります。


ではここで地獄を見ていくと、
執着、欲望、理性が効かない、慢心など自分にフォーカスしてる気づきがあると思います、


つまり地獄 = 悪とは物質世界に固執し、自分のために生きた心ということに繋がっていきます。


これで天国と地獄の境目が見えてきました。



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念いの通じた世界

では、この世界を振り分けてる心の状態とは何かというと「念」(おもい)になります。


ブログ内で何度かお伝えしてますが、この念が波長、波動となります。


つまり、私たちが日常的に思ってることが波長となり、それにあった世界に心が繋がるということです、


なのでこの「地獄」も同じ似た波長を持つ心が集まってる世界です、「類は友を呼ぶ」という言葉がある通りです、


畜生界だけを見ても動物的本能が主体となる波長ではありますが、畜生界だけでもその心の波長は無数に分かれてます、つまり畜生界の種類は沢山あると言うことです。


そして、この天国と地獄へのチケットの分かれ道は、私たち日々の念いが一生涯を通してどれくらい波長として継続できたかです。


これは「どんな心で常にいたか」と言うことです、ここは重要なので何度もお伝えさせていただきます。


なので、見えない心の中の動きが重要であり、そこを身体ある自分とリンクした行動ができるかがカギとなっていきます。


さて、これで天国と地獄の境目、善と悪が浮き彫りになってきました。


ここで善となる天国に視点を合わせていきますのでお付き合い下さい。


地獄界〜人界までの意識をお話しをしました、次元で表していくと、ここまでは4次元意識となります。



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善人と善なる仕事

天界からが5次元の意識であり、
地球の魂全体がまずはここを目指す意識でもあります。
では人界と天界の違いは何でしょうか?


それは「善人である」度合いです、
ここで一生涯の心の動き(波長)を100%とし例えてみますと、


あの世に帰る時に天国的な波長が人生の52%だったとします、
ということは残り48%は地獄的な波長だった人生となりますよね。


すると総合的に見てみると、今回の人生はなんとか天国意識で帰ることができたことなりますよね、なので帰る世界は天国であるが地獄にも近い人界に行くことになります。


これが天界以上になってくるとこの天国意識のパーセンテージが増えより高くなり、地獄意識が低くなると言うことです。


これは、心の波長が穏やかであり、地獄的な荒い波長に合わせてないとも言えますよね。


そして次に善として関係があるのが、
「世の為、人の為になる心の働き」です、


これは世の為、人の為になる、仕事をしてるか?ということです。


この仕事とは「神仏に仕える事」の意味で、

例えば、車椅子を発明した方がいるとします、これがあるお陰で多くの人の足となり救われる人がいて世に役立ってますよね、


つまりこの世の為、人の為に「役立つ」仕事をしてるということです、これは地球の発展や繁栄、魂(心)としての成長の手伝いがあるかの役立ちということになります。


そして車椅子を作る方、売る方もこの世の為、人の為という心の働きが加わることで役立つ仕事をしてるという捉え方になります。


もちろん、生み出す仕事の方が役立つ波紋は大きいですが、サポートするということも立派な仕事に繋がります。


と言うことは、世のため、人のために善なる活動をする存在を真剣に支えたり、サポートすることも仕事の役立ちになると言うことです。



なので、この仕事量と影響力が大きければ大きいほど「善なる仕事をした」というわけです、これが利他の大きさとも捉えれます。


ではこれを踏まえて、その先の世界もザックリとですが見ていきましょう。


声聞界、縁覚界という6次元の世界、
真理という、この地球と宇宙を貫く理(ルール)の学びが必要です、このことプラス天界以上の善人の割合があり、世の為、人の為の仕事をしているかが条件となります。


声聞界は、真理とは何かを見聞きし、心と向き合いながら学んで真理の階段を登ってく世界であり、心次第で今から誰でも歩める世界です。

縁覚界は、卓越した仕事や生き方の中で真理とは何かを独自に発見してく世界です。


菩薩界は7次元の世界、
真理を智慧とし神仏とは何かを悟り、人格神として神仏の代弁者となる世界です、善なる光を創り出し照らしていきます、こちらもプラス声聞界、縁覚界以上の善となる条件が必要となります。


仏界は8次元以上の世界です、如来と呼ばれる聖人の世界であり、そのさらに上が救世主の世界、仏陀やキリストの世界となります。


少し話しが膨らみすぎました(笑)


善と悪という視点からここまできました、この内容も簡単にお伝えしてるつもりですが、ここまで意識とし掘っていかないと善とは、悪とはに触れれないほどの内容でもあると私は思ってます。



そしてここまでお伝えしたので「まとめる」ことができます。

善とは天国に繋がることであり、他の人々のために生きる、発展と調和に溢れた愛ある穏やかな心であり、

悪とは地獄に繋がることであり、自分だけの私利私欲に生きる、衰退と奪い合いに溺れた執着に揺れる心である。

と言えるのではないでしょうか。


私の中にもこの善と悪があります。
これは表裏一体であり、誰にでも一瞬で影響されます事実があります。


そのために重要になってくるのは、このことを知り、その上で心として何を選択し、その努力していくかです。


今回はここまでとさせていただきます。

お伝えさせていただいたことが、何かのきっかけとなったのなら幸いです。

お付き合いいただきありがとうございました。

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