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海老も龍も墨で乱れ踊る師走

本記事のタイトルは……適当に付けました。深い意味はありません。

昨年のこの時期も墨絵教室に(オマール海老にインスピレーションをいただいて)海老をテーマに持って行ったことがあったのと、12月の第一週は来年の干支をモチーフにするのが恒例なので、龍の前に海老で「長い生き物」に手慣らし、という思いもあり、先週はまず海老を、そして今週は龍を墨絵教室で描くことにしました。

上級者にはいつもいろいろな本や資料などからのコピーを用意してお手本にしてもらうのですが、初級者には毎回私が簡単なものを描いてお手本として使ってもらっています。

ということで、まず海老です(こんなのがお手本になるのかしら、という突っ込みはご勘弁を。笑)

紙はすべて書道半紙(24 x 33 cm)を使っています。

ボタンエビの写真を参考に描きました。

縦書きで描いたこちらの絵、

生徒さんが横向きにして見て描いているので、「縦なんですよ」と注意したら「あら、横のほうが自然よ」と言われてしまい

改めて見てみたら、確かにこの向きのほうが自然かも……私のサインも寝ちゃってますが。

そしてこちら、

「え、海老のダンスパーティー?」と自分で突っ込んでしまった仕上がり。
忘年会かな?

お次は「墨で龍」、ですが。

十二支の中でも唯一実在しない(と思われている)動物、龍。
どうしてもテイストがイラストっぽくなってしまうのは実際の姿を参考にできない故しょうがないのか、とも思います。

では行ってみましょう、墨で龍。

何しか、人の顔っぽいなあ。
こんな顔の人、いそうですよね……え?作者に似た?
そんなことはございません。犬歯はこんなに長くないし、髭も生えてないし。もちろん角も生えておりませんよ?笑

こちらもかなりイラストっぽいですね。

そしてもう一枚。

これが一番気に入っています。
裏打ちしてからスキャンして年賀状に仕立ててもいいかななんて思いましたが、さすがに間に合いませんね。

墨で乱れ踊った海老と龍、以上です。


【おまけ】
墨で林檎。
今のところ、結構気に入っています。その変な割れ目は何?と聞かれたら困るけど。


豆氏のスイーツ探求の旅費に当てます。