【企画参加】悔し涙ソングで一句
らべあろプチ企画…に参加のフリして、ご企画の趣旨とはズレにズレた内容になっていることをお許しください。
お歌はこちら、スロベニアのロックバンド、Mi2の『Sladka kot med』です。
こちらの2011年のビデオクリップ、お気づきになりましたでしょうか、この絵柄。
私がイラストデザイン、アニメーションを担当しております。全編一人でアニメートして、編集はスロベニアで行われました。
これがなぜ「悔し涙ソング」なのか。
約束されたギャラを渡されることなく、逃げられたからでございます。
…アンタ、そればっかやん…って、思いました?思いましたよね?
これは先日書いた毛筆書きの件とは違い、事前に約束されたお代を一切いただけないままご縁を切られるという恐ろしい事態で、今思い出しても一体何が起こったのか訳が分からなくて目頭が熱くなります。
ちなみに私自身はバンドとはほぼ面識はなく(仕事の前にベースの人と顔合わせしたくらい)絶縁されたのはこのビデオの監督、私に仕事を持ちかけた人物です。バンドのほうは私には支払ったつもりでいるのかもしれません。
そのお代、今となってはどこに消えたのか、神のみぞ知る、です。
このような恨み言を、なぜこのような感動のらべあろ企画で書いてしまうのか…自分でも情けないですが、泣ける…歌…と連想していったらこのことが最初に頭に浮かんでしまい、このことをどこかに記録しておきたい、と以前から思っていたこともあって、勢いで書いてしまいました。
しかし、やはりラベンダーさんAlohaさんの企画と言えば、一句詠まないわけにはいかないでしょう。
いつかまた笑い合えるか東風の歌
(いつかまたわらいあえるかこちのうた)
この一件までは、スロベニアが大好きでした。
今も大好きです。素晴らしい国です。ただ、あれから一回も訪れていません。
あれからほぼ12年。
そろそろ「あんなこともあったよね。でもスロベニアという国自体と過去の苦い思い出は無関係なんだよ」と、切り離して考えられるようになるべきなのでしょう。
ラベンダーさん、Alohaさん、このようなルール違反の参加となってしまいましたが、素晴らしい機会を与えてくださり、ありがとうございました。