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コーヒー豆、聖夜で詠み散らす。



あのさ、代わって詠んでくれるのはいいんだけどさ、君を体現化するのは結局私なんだよ?そこんとこ、分かってるかな?……とコーヒー豆氏への愚痴から始めてしまいましたが、豆氏が「素敵なご企画」と言っているのは、こちらのらべあろミニ企画です。

ええっと、楽しいクリスマス、普通のクリスマス、やっちまったクリスマス、の三つのテーマで詠む、というお題だそうで。

ちなみに冒頭の漫画の「家人(←これ、KaoRuのことですよ)が病に臥して」って、本当の話でして、先週木曜くらいから何だかおかしな体調だったんですが、金曜の午後から熱が上がり始めまして、ピークは去ったようなんですが、火曜日の今日も熱が下がりきらず。

ということで頭が全くもって使い物にならないので、豆氏が持ち込んだ三句、そのまんま載せます。

まず、楽しいクリスマス。


クリスマス明ければ薫る贈り豆
(くりすますあければかおるおくりまめ)


「クリスマスプレゼントにコーヒー豆をもらった次の日の朝、早速淹れてみたシチュエーション」を詠んだらしいです。
楽しいの?……楽しいらしいです。


お次は普通のクリスマス。


たわわなる毒の実欲す冬屋台
(たわわなるどくのみほっすふゆやたい)


これはあれです、ヤドリギです。

今年もそろそろ買い求めないと、実の少ないショボいのしか買えなくなりそう……と、実がたわわなヤドリギを求めているけど、実はあの実は毒なんだよね、という句です。
普通なの?……普通です。


最後、やっちまったクリスマス。


珍種の樹聖夜の務め果たすのみ
(ちんしゅのきせいやのつとめはたすのみ)


11月終わり頃から売り出されるクリスマスツリー用の生木。最近では環境問題の視点から、「毎年こんなに木がクリスマスのためだけに伐採され捨てられていくのはいかがなものか」という意見もよく聞かれますが。

「やっちまった」というのは数年前の知人の話でして。
クリスマスシーズンに弟さんの家に遊びに行った知人は弟さん家のツリーの葉に触り「あら、人工の木にしたのね」と、そのプラスチック然とした触り心地をもとに発言したところ、どうも「北欧のほうでしか生えない特殊な木を大枚はたいて購入したものだ」と返されたそうで。
やっちまった?……やっちまった感、私はしましたが。


らべあろミニ企画への豆氏の三句、以上です。


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