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2012年から8年かけて還ってきた地球と金星の旅。そして2028年へ。

2012年の5月21日。早朝の代々木公園で私と彼女(現在の妻)は太陽を見上げていました。日本全国で同時に観測されるのは実に数百年ぶりといわれた金環日食を観るために。

この年私はこの瞬間に人生の起点となる標準を合わせていました。

太陽地球

人類がそれまでの歴史を紡ぐ基盤としてきたこれらの三つの天体(象徴)が一直線上に重なる。天と地、光と影、生と死、男と女。相対する極の間(あわい)にこそ真理がある。それが直感でした。分断から統合へと向かう道をアートとして提示して見せることをここからスタートさせたのです。

ルネサンスに起きた天動説から地動説へのコペルニクス的転回に材を取り、この金環日食のタイミングから21世紀の価値観が大きく転換がすることをコンセプトに、現代アートを自身の進むべきフィールドとしてはじめて意識的に捉えた個展『Social Eclipse』を開催したのでした。

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これが後に出会うことになる"地球暦"によって示されていた約束の年、2020年へと繋がる始発駅だったのです。

当時の私はまだそこまで大きな時空間的視点は持っておらず、ただ、人類史を紐解く中で最も整合性が高く、価値を置くべき基準、起点となりうる存在として”太陽系”、天体の運行と自然のサイクルに意識を向ける始点としての”春分”。この2点にフォーカスを置いたばかりでした。

これが金星と地球、木星と土星、水星から冥王星にいたる太陽系の惑星たちとの間で描かれる美しすぎる幾何学的ハーモニーの一端であったことを露ほども知らずに。

2012年の金環日食から数日後の6月6日、さらに金星の太陽面通過という天文イベントが起きていました。これが8年前のいま、太陽系の大きな周期の中で地球と金星が2020年の今日、この地点とほぼ同じ位置にあったことを示しています。

そしてそれは美しい五芒星を描く始発駅でありながら、終着駅でもあります。今日からまた次の8年間の時空間旅行に私たちは出発するのです。

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地球暦を生み出した杉山開知さんが、2020年の地球と金星の結びに合わせ、私たちの道標となるここから8年間のタイムラインを提示されています。


いま金星は太陽と重なる位置にあり直接は見えません。ここから約10日後にじわじわと明けの明星として視界に見える位置までやってき夏至に再び日食がやってきます。

この期間を「金星まつり」と題して、過去8年間の軌跡を追いながらこれからの8年間にやってくる奇跡に想いを馳せる期間にしたいと思います。

#アート #金星まつり #金星チャレンジ   #地球暦   #太陽系  



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