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野村康生 アート活動報告書 2021-2024

New Yorkへ活動拠点を移して今年は6年目のシーズン。
私の滞在ビザはO-VISAといって、いわゆるアーティストビザや特殊技能ビザとカテゴライズされるもので、基本的に3年更新となっています。

プロ野球選手のマー君や大谷君など、プロスポーツ選手やミュージシャンなどもこのビザで渡米されてるって聞いたことがあります。

今年はまたその更新年にあたるのですが、去年はニューヨークだけでなく全米を駆け回ってアメリカの大きさを体感するために「PION Plate とLoGlobe Tour」という旅アートプロジェクトも敢行し、視野も大きく広げることができました。

カリフォルニア州東部ヨセミテ国立公園からシエラネバダ山脈を越えた場所にあるモノ湖湖畔にて。NYでの大親友の写真家 Naoki Fukudaさんと偶然この地で合流して撮っていただいた一枚。

そして何より、ISS(国際宇宙ステーション)を舞台にアート作品を宇宙へと送り、コンセプトとしても宇宙アートへの扉を開く大きな大きなステップを踏むことが出来ました。

コロナパンデミックを挟んで、がむしゃらに走り続けてきたわけですが、ここまで支えてきて下さった多くの仲間たち=PION UNITEDのみなさまにきちんとご報告もお返しもまだまだ出来ていない状況ではありますが、この3年間の歩みをざっくりとした年表にまとめたので、ここに公開します。
各項目のリンクなどに飛べるPDFも最後に添付しますので、もしご関心のある方はダウンロードしてご覧ください。

2020年末にPIONを発表してからの半年間は本当に苦しい時間でしたが、そこで挫けずに描いてきたビジョンがこの後の3年間に結実していきましたね。
このあたりのお話はまたnoteに綴りたいと思います。資料は大きな転機となった2021年8月から
2022年は年明けからISSのプロジェクトが決定し、怒涛の展開へ。
1年間で日本へ3度も帰国しましたね。
ふるさと益田の石見美術館での企画展で発表した「InsideOut」
この制作が自身の作家としての限界と、あらたなPION UNITEDという仲間たちとの
宇宙アートプロジェクト誕生の契機になりました。
2023年。家族と離れ、人生を賭けて臨んだ「PION PlateとLoGlobe Tour」語っても語り尽くせない奇跡と運命の巡り合わせの連続。
クラウドファンディングに想いを寄せてくれた仲間たちの存在が背中を大きく押してくれました。
3.14は奇しくも「世界πの日」PIONが宇宙に行くのにこれ以上ふさわしい日はなかったでしょう。
火、水、土、風、そして宇宙
5つ全てのプレートがそれぞれに胸熱なドラマをその身に刻んでくれました。
2023年の9月。全てのプレートを再び回収しにまわるLoGlobe Tourの後半戦は、最古のネイティブアメリカン、ホピ族の聖地からはじまりました。
ここで私の人生の歯車は大きく切り替わる。そんな音が脳髄に響いておりました。
世界初お披露目の場となったのは大阪大学中之島キャンパス。
かつて湯川秀樹博士がπ中間子理論を見出したPIONの聖地でありました。
2023年12月22日の冬至の日の出はコロナパンデミックを生き抜いた全ての命を祝祭する新たな時代の幕開けの日の出でありました。この日を境に、これまで出会うことのなかった運命の仲間たちと時空を超えた再会を果たしていくのです。。。

さて、この旅はまだまだはじまったばかり。
PIONが人類史上初のアート人工衛星として宇宙へと打ち上げられ、私たち自らがこの身体性を持ったまま純粋三次元空間と四次元の重ね合わせ体験をしに宇宙へと飛び出すその日まで。

”ビジュアル”アーティストとしてキャリアを開始したYasuo Nomuraは
大きな大きなグランドビジョンを描くアーティストとして
そして、そのビジョンをこの現代社会の中で実現させていくための小さな小さな第一歩、グラウンディングビジョンを描くアーティスト
そう、言うなれば”ビジョン”アーティストに進化して活動を続けて参ります!

それを開始する地。
それが日本の南3000キロに浮かぶ珊瑚礁の島
”パラオ”

2024年3月20日の春分の日。
PION UNITEDの大切な仲間、そしてホピ族の聖地で出会った新たな仲間たちと共に降り立ったこの島で、ようやくようやく探していたものを見つけることが出来ました。

キーワードは”Rashix.earth” このnoteでも発信していきます


この極点から極点のニューヨークへ!

この6年間で見出してきたもの。
アーティストとして活動してきた20年間で描いてきた世界。
そしてこの世に生を受けてから45年かけて、ようやくたどり着いたこの地点から、ノムラヤスオが真に創造したいアートを生み出すことにチャレンジし続けて参ります。


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