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わたしの働き方〜どんな人と結婚するか

病院勤務30年、その後独立起業しています。
女性はライフイベントによって、
人生の選択に、どうしてもコントロールできない状況が
男性より多くあります。

妊娠、出産、それに伴う体調の変化。
結婚、子育て、親の介護は男性にも関係しますが
それでもまだまだ女性の方が頼られることが多いですよね。

あと、「女性脳」との付き合い方。

私は「男性脳」「女性脳」という分野でも興味があり
独学で学んでいます。

子供の頃、母親を見て「母親の選択肢は少ないんだ」
と感じていました。
5人兄弟だったこともありますが、
毎日、父の機嫌をとりつつ家族の世話に追われ
時間があればTVを見るだけ。
外に行こうにも、父が働くことを反対していたこともあり
家からほとんど出ることができなかったようです。

その状況に母は不満やストレスを抱えていたのだと
思います。TVで幸せそうな人を見ても批判的な
コメントを言い、私が良い成績をとってきても
「女が勉強なんかせんでええ!どうせ勉強しても
おとこには勝たれへん。
男の一番アホと女の一番賢(かしこ)がおんなじくらいや」
が口癖で、勉強したら怒る母でした。
今では炎上しそうなコメントですね。

そんな母を見て育ったので、
色んな状況で自分ではどうすることもできないなら、
初めからなるべく計画を立てていこう。
そう思うようになりました。


1.どんな人と結婚するか
2.子供は何人、何歳で産むか
3.どんな仕事に就けば、長く、子供を育てながら働けるのか

これを元に人生設計を立てたのです。


20代〜今の


1.どんな人と結婚するか

これは自分を知る必要があります。
①生理的に無理なこと
②食べ物の好みが合うこと
③精神的に安定した人(穏やかな人)
④両親に大切に育てられた人
⑤健康である
⑥子供が欲しいと思っていること
⑦兄弟が少ないこと
⑧仕事に理解があること
⑨お料理や家事ができること
⑩仕事で収入を得ていること

それぞれに理由があります。


①生理的に無理なこと

これは誰にでもあると思います。
私の場合は食事のマナー。ズルズル、ペチャペチャ、
音を立てて食事する方は無理です。

あとは、体臭。
こればかりは自分の感覚なので説明するのは
難しいです。
このように、人には説明できない、でも
絶対無理なことがあると思います。

いくらその人が素敵で、好みの男性だとしても
生理的に嫌な部分があると、長い時間で見れば
それがストレスになります。


②食べ物の好みが合うこと

人間の3大欲求は「食欲」「睡眠欲」「性欲」。
この1番目で合わない方と一生生活するのは
難しいです。

父が食べるものの好き嫌いの激しい人で、
母は苦労していました。
その様子を見て、絶対これは大切だと
幼ながらに感じたことです。


③精神的に安定した人(穏やかな人)

これも両親を見て感じていたことです。
父は気性が激しく、時々抑えきれず暴力をふるう人でした。
父がいつ感情を爆発させるか、ビクビクしながら
過ごしていて、それがストレスでした。
心を休める家なのに、緊張を虐げられる・・・
これでは長く一緒に暮らすことはできませんね。

私は人のことを「お前」と呼ぶ人が嫌いです。
完全に父の影響です。
「お前が」「お前なんか」「お前みたいなもんが」
と言うことでマウントを取っていたのでしょう。

こうすることでしか「男らしさ」を表現できないとしたら
幼稚で浅はかだと思います。



④両親に大切に育てられた人

全くの持論です。
両親から愛情を十分かけられずに育った人は
自己肯定感が人一番低く、
嫉妬心が強く、人と比べる癖があります。
「幸せである」ことに慣れていないので
人を疑いやすくもあります。
そして、物事を他人のせいにしがちで
自己正当化します。

と言うのも、これは私自身だからです。
このような心根の人に育てられた子供は
どうでしょうか。

私は、これを私自身で断ち切りたかったのです。

よく「負の連鎖」を耳にします。
虐待されて育った人は虐待してしまう。
人は育てられたようにしか育てられないと思います。

私は、自分をよほどコントールしないと
どのような「ネガティブ」な感情が出てくるか
わからない恐怖を抱えていました。

これはどうしようもないことなので
せめて旦那様となる人は、ご両親の愛情をたっぷり
感じて育った人が良いと思いました。

だから、ご両親と仲が良いこと、
これも条件になります。



⑤健康である

病院勤務をしておりますと
若くして病気を抱えた人をたくさん見てきました。
子供の病気、それは自分ではどうしようもないもの
ばかりです。
しかし、大人の病気というのは
ある程度防ぐことができるものです。

自己コントロールできない人は
結婚は難しいと判断しました。
なぜなら、私が旦那様の健康管理をすることは
できないからです。

大人になって病気になる人は
「生活習慣」から来るものです。
習慣は本人の強靭な意思なので、
直す、変えることは難しいと考えています。

私の結婚に対するベースの考え方に
「パートナーであること」があります。
お互い、自立してこそ成り立つもの。
健康管理、自己管理は自分でするのが当たり前です。
私がそれをコントロールすることはできませんし、
無理だと思っています。


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⑥子供が欲しいと思っていること

私は子供が欲しいと思っていたので
初めから思っていない人との結婚は無理です。

子供は28歳、30歳、男の子を2人産むと決めていました。
(理由はここでは割愛します)
子供を産み、育てるということは
私自身の人生の目標であり、得たい、大切なものです。
このことに同意していただけない方と結婚しても
人生を楽しめるはずもありません。


⑦兄弟が少ないこと

こちらも育った環境から来るものです。
私は兄弟5人、一番上の長女として育ちました。
兄弟同士の人間関係も出てきます。
子供が5人もいると感じなくてはいいレベルの
我慢やストレスを感じます。
その時、全員に十分ケアしてあげることはできません。

もちろん、兄弟が多いことで
体験できたこと、大人になった今、役に立っている
ことはあります。

シェアする精神、
団体生活が平気なこと、
周りの人が快適に過ごせているか気を配ることができる。
目標に対して粘り強く取り組むこと、
人とのコミュニケーションで折れにく心を育むこと。

我慢やストレスは必要ですが、
幼少期の必要以上の我慢は、人格形成上、
良い影響は無いと思っています。


⑧仕事に理解があること

私は小学校5年の時から、80歳まで働くと決めていました。
結婚したら仕事をやめて家に入って欲しい。
子供の世話を十分してあげて欲しい。
過去にそう言われて5年お付き合いしていた方と
お別れしたことがあります。

その方のことは大好きでしたが、
一生は続かないと思いました。
嫌いで別れるのでなかったので別れる時は
大変でしたし、自分のエゴだけで
お相手の気持ちまで踏み躙ることに
抵抗もしました。
結果的には、お別れして正解でした。
一時の感情に走らなくて良かった。
人生観の近い方と人生を共にする方が
その方にとっても幸せなことなのです。



⑨お料理や家事ができること

結婚している友人が
「うちの旦那、レンジでチンも出来ないから、
帰って食事の支度をしてあげないといけないのよ」
と話しているのを聞いて耳を疑いました。

それは出来ないのではなく、やらないだけでしょう。

やりたく無いのか、
それは妻がすべきこと、という考えの表れか
いずれにせよ、このようなアイデンディティを持って
いる人と、私はうまくやっていけません。

お料理ができる男性、というのは仕事を持つ女性の
パートナーとしては最高です。
夫婦共働きなら、外食でも良いかなという方も
多いですが、ベースが外食なら
家計は火の車になってしまいます。

また、子供には「食育」という言葉があるように
食事を通して愛情を感じたり、社会性を身につける
ことが多いものです。

健康的にも、経済的にも、家族という場においても
食事は大切。お料理ができる旦那様であること、
私にとっては大切な条件の一つです。



⑩仕事で収入を得ていること

愛があれば収入なんて、とは思いません。
夢を追いかける男性をサポートする女性がいらっしゃいます。
そのような女性には頭が下がります。
私には到底、出来ません。

私は働き続けますが、私にとって仕事は単に
収入を得る手段ではなく、
自己表現の一つなのです。
仕事を通して社会に貢献していきたい想いがあります。

パートナーが無収入の場合、
まずは生活するためのお金を得る、手段となってしまいます。
それでは私自身の根本的関心を満たすことができず、
一生、後悔します。


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と、つらつらと書き綴りましたが、
どんな人と結婚するかは、女性が仕事を続ける上で
とても需要なことです。
自分に合ったパートナーを選ぶことは
人生の武器にもなります。


今のパートナーに巡り逢うことが出来たのは、
これほどまで、パートナーのイメージを
明確にしていたからです。


あなたはいかがですか?
自分の人生をどうイメージしていますか?
その時、隣にいて欲しいパートナーは
どんな人ですか?



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