ディレッタントワイン学 シャンパーニュ編6
シャンパーニュ大市。
11〜13世紀、
ヴェネツィア、ジェノヴァなどのイタリア商人の支配する
地中海商業圏と、ハンザ同盟が主軸を成した北欧商業圏が、
中間地点であるシャンパーニュで交易を行った。
季節ごとに大定期市が開かれ、
この大市によってシャンパーニュワインの消費も増え、
繊維業が大きく発展しました。
この時代、当地では赤ワインが主流でしたが、
繊維業で富を得た資産家の多くが、
後々シャンパーニュ・メゾンを興していくことになります。
シャンパーニュメゾン最古と言われる、
アイ村の名家メゾンゴッセは、
三代目ピエール・ゴッセが1584年に創業。
しかし1991年、16代目アルベール・ゴッセ氏が亡くなると、
1993年ルノー・コワントロー家に身売りしたんですね。
ちなみに、
現存する最古のメゾンとしてリュイナールが有名ですが、
創業は1729年です。
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