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ディレッタントワイン学 シャンパーニュ編3

その歴史。酒庫係ドン・ペリニョン修道士の出現。

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シャンパーニュはフランスの中でも最北の生産地ですが、歴史的に見るとその位置や平坦地であることから、戦場になることが多かった。後々触れていきます。

古くは、9世紀ごろから、シャンパーニュ地方のワイン人気が高まり、特にランスのワインが国王の戴冠式用ワインとして、供され珍重されました。

中世において、ベネディクト会から派生したクリュニー会やシトー会といった修道会が有名ですが、当時のブドウ作りやワイン作りは修道士たちの最先端の活躍をしていたようです。

ドンペリボトル_s

ドンペリニョンはベネディクト会の修道士で、1680年ごろ泡を瓶内に封じ込める製法を確立したと言われています。すでに、その100年ほど前から、ラングドックのクレマン・ド・リムーという発泡酒(瓶内二次発酵)が存在しており、この手法をドンペリニョンは習得し、持ち帰ったとのことです。また、複数年のリザーブワインをアッサンブラージュする醸造法も考案していたと言われています。






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