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師匠と母とカラオケと

カラオケバーで出会って、もう10年ほど仲良くさせてもらってるTさん。
僕の「歌の師匠」です。

5段階評価で「6」の人
僕は師匠を、こう表現します。

歌が苦手な人でも、練習すれば「4」までは行ける。
上手い人は壁を越えて「5」まで行く。
そして、何十曲も安定して5レベルを出せれば、それはプロ。

「6」だと思った人は5人しか居ません。
4と5の間にある壁より、5と6の間の壁の方が厚いのです。
僕は長年それを、全く越えられずに居ます。

何をもって6か…色々あるんですけど、一番分かりやすいのは「黙らせる力」です。

師匠が歌うと、騒いでた人が静かになります。いつもじゃないけど、そういうことがしばしば起こる。
明確に何かが違うのです。

僕は「空間掌握力」なんて呼んでいます。

そんな「6」の2人……母と師匠が昨日、初めて邂逅しました。カラオケバーに、母が付き合ってくれたのです。
きっとずっと思い出に残る、楽しい夜でした☺️

歌の結果はというと……母がめちゃくちゃ緊張してて、いつもの4割くらいしか力が出せませんでした😳初めて見る姿で、驚きました。

僕は全然緊張しない人で、僕は母にそっくりなので、母もそうだろうと……🤔💭

なんだか嬉しかったです、正直。
息子のホームで歌うことに緊張を感じる73歳の母。とてもかわいい。
息子がいやな思いしたらどうしようとか、気負いがあったんですよ。
そんなの、全然いいのに。

僕は「母が最後まで楽しめなかったらいやだなぁ」と心配でしたが……たくさんの良いお客さん達に助けられて、母にとっても楽しい思い出になったみたいです。
良かった!

嬉しかったで言うと、師匠。
師匠も緊張してくれたんですよね。僕の母の前で歌うことに。
すごくありがたかったです。

そして、緊張すら良い方に活かして「6」の歌を連発する師匠。母もあまりのうまさにびっくりしていました。

いやオカンも、緊張がなければ行けた世界なのよ?出来たらかまして欲しかったですけど、まぁそれはこれからのお楽しみということで。
師匠も「たぶんもっとすごいんやろうなぁってことは分かるよ」って言ってくれてたし☺️

帰り道。

今日の感想を聞くと母は「師匠、思ってたより若い!篤史の一回り上よね?全然見えない!若い!」と「若い」を連発。

歌わい(笑)
母、かわいいです☺️

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