最近のネットについて色々と

コロナによる一般人の流入でネットのあり方というものが変わった気がします。その顕著な例がアンチや批判のあり方でしょうか。例えば今まではsnsにしても動画サイトにしても必ず批判というものはつきもので、ブロックなどして見て見ぬ振りをしようものなら「逃げるな」と、さらに批判が飛び交ったものです。しかしいまでは自分に対して批判的なものは全てブロックするという流れがある気がします。こうなると閉鎖的な、いわば通常の現実の友達関係のような状態です。まあこうなってしまったからといってどうこう言うことでもないのですが、単純に良い悪いではなくそうなってしまったってだけの話です。

それと同時にネットでの目標、モチベーションの方向性も変わった気がします。いままではネットで有名になりたい、ユーチューブで登録者100万人いきたいなど、上を目指すことが主流でした。しかし今では自分と合う価値観、似た境遇、趣味が合う人とグループを作り仲間内でコンテンツを消費するのが主です。その背景にはやはり、例えばユーチューブでは登録者100万人になるには自分の武器である趣味での才能、卓越した能力ではなく、流行りに乗っかること、薄っぺらくてもいいから長いものに巻かれ、その時々にあったコンテンツを発信していくなどが重要視されるようになりました。初期のユーチューブからの、文字通り好きなことで生きていくをモットーに動画作りに励んでいる古参ユーザーには今の流れにはかなり抵抗があるんじゃないかと思います。自分の趣味での評価が昔と比べて遥かに実らない。さらにプロや企業の介入も大きいです。いくら個人の才能があるからと言って何十年もその道でやってるプロ、企業という集団に対しての個人では手も足も出ないといってもいいです。これで上に上がるというのは現実的に無理だと多くの人がやってるうちに気づきます。じゃあもう殻に閉じこもろう、同じ価値観を共有しあおうという流れに落ち着くわけです。

さらに冒頭の批判コメに関する対応は、単純に批判コメの質がガタ落ちしたというのもあります。長文での鋭い指摘、悪いものには悪いという反面、じゃあどうすればいいかなど具体的な提案をする、これは批判ではなく批評と言ってもいいです。今の批判でこういったものはほぼ見つからないです。今の批判はまさに便所の落書きと言ってもいいです。単純な悪口や汚い単語をそのまま乗っける、一方的に非難して会話にならないなど、今どき小学生でももうちょっと頭が回るだろというような幼稚で語彙力も無いものばかりです。2chはかつてここを便所の落書きと自虐していました。しかし2chは会話ができています。議論...とはいい難いですが意見の出し合いも出来ています。それと比べるといまのyoutubeの批判コメは本当に便所の落書きというほかありません。youtubeのコメ欄に「論破」とか「死んでろ」とか「うんこ」とか書くのと便所で同じこと書くのでは何が違うのでしょうか。さすがにこれではブロックしたほうがマシです。なんの得にもなりません。かといって肯定意見も頭がいいかと言われると全然そんなことないのですが、少なくとも肯定意見で固めたほうが、精神衛生的には全然マシです。

何が言いたいかというと、単純に昔の流れに戻ってくれないかなーということです。

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