【ライブレポ】モンバス2023 1日目 クリープハイプの衝撃
モンバス!!
四国最大の音楽フェス、モンバス2023に引き続き昨年に引き続き参戦してきた。今年のフェス参加はラウパ以来の2回目、邦楽フェスとしては初。
実家が高知の後輩と一緒に、高知からツアーバスで参戦。岡山から参戦した時の去年と違って、バスターミナルに溢れる人を見て、四国のフェスなんだなぁと再認識。
岡山から行った時には割とスンナリ入場できたけど、今回はかなり待たされた…
1つ目と2つ目のバンド駐車場の待機列の音漏れでしか聞けんかったのは残念。取り急ぎ、みんな小山のところに場所取りをしているので、脳死で小山の坂上で場所取りをし(これが後の悲劇の原因となる)、開会式および1発目バンドのユニゾンから参加。
しっかりと見れた各バンドの感想を記載していきたいと思います。
UNISON SQUARE GARDEN
2018年のぴあフェス以来の久しぶりの鑑賞。サウンドチェックから凄いカッコ良い。ドラムがPAと喋ってる瞬間だけ音小さくして、喋り終わったら一気にギターとベースがテーマに戻ったりと、カッコいいセッションを見せつけてくれた。
が、何か音出しのタイミングから異様に音がデカく…
ギタボが「鳴れば何でもいいよ」と割と呆れ気味に言っていたりと正直不安な始まりだった。
この不安は的中。まずは音がデカすぎた。メタルフェスよりもバカでかいバスドラ。ギターとボーカルの両方とも音がブツっと断線ノイズがして、音が大きくなったり小さくなったり。せっかく演奏はうまいのに可哀想だった。
後は相変わらずのノンMC。スタイルはそれぞれだけど、フェスのオープニングアクト向きじゃないよなぁ。まぁ「オリオンをなぞる」をやってくれたからヨシ!
10-FEET
mcがうまーい。ユニゾンの後に聞いたから尚更か。
やっぱフェスのmcはこうじゃないとね。
フェスで聞いて気軽に飛ぶに適している。分かりやすいカッコよさ。次のサブステに早く行きたかったので、後ろの方でまったり聴いてたので、他に感想がない。ごめん。
SHISHAMO
1日目の主目的バンド。昔から聞きたかったんよね。チャットモンチー解散した今、ガールズロック・バンドを牽引していってほしい。
内容としては「うまかったー!」の一言。
シンプルなバンドとしての演奏のまとまりの良さがあった。自分がスリーピースバンド好きだというのもあるけど、いい演奏だったと思う。
あと、女性ベース特有の良さって絶対あるなと確信した。これは自分が変態なわけではなく、あの名ベーシスト、亀田誠治も言ってたので間違いなし。
マキシマム ザ ホルモン
相変わらずライブがウマイ。
昔はこんなのメタルじゃない、とか言って意地を張ってたけど、かっこいいよねぇ。「ぶっ生き返す」とか逆にメタルの枠に収めるべき曲じゃない。生で聞けて良かった。
PAのとこらへんで見てたら、とんでもないヘドバン・踊りをしている小学生くらいの男の子がいた。めっちゃ好きなんだろうなというのが伝わるパフォーマンス。
両隣の両親は地蔵だったので、完全に子供だけファンなんだろう。曲が終わるごとにF1のピットインみたいに両親がドリンクを渡していて、面白い光景だった。
高齢化する日本のメタル界隈の希望の光。
Creepy Nuts
2日間通してのベストMC賞。曲へのつなぎがウマすぎる。
生業への入りとか凄く良かった。さすがHIPHOP畑出身。
後は、「のびしろ」のサビ合唱は感動して泣きそうになってしまった。凄く好きな曲というのもあるんだけども、コロナから完全に戻ったなという感じがして…
以外とそれまでのバンドでコールアンドレスポンスとかなかったので、凄く久しぶりな感じがした。
やっぱ声出して歌うというのはライブの醍醐味っすから。
ケツメイシ
謎に始まる直前に「可愛くてごめん」が大音量で流れた。ケツメイシとハニワの謎のコラボが生じるのかとドキドキしたけど結局何も起きませんでした。モンバスの会場に響く早見沙織の歌声はシュールだった。
内容自体はThe・パリピって感じ。求められたものをしっかりと顧客に届ける、プロらしいいい仕事をしていた。演奏のクオリティはしっかり高いし。
歳をとってもあの雰囲気を出せるのはすごい。
クリープパイプ
ダントツでベストアクト。
完璧だった。
正直、配信サイトとかで流し聞きしていたくらいで、全然聞き込んでいなかったです。「高い声だな〜これ、ライブで歌えんの?」って思ってたくらい。ボーカルがどんな感じで歌うかくらいしか興味がなかった。
なので、気合を入れて前の方で見ようというわけでもなく、PA前でゆったり聞こうと思っていたんですが…
曲とかではなく、バンドとしての演奏の完成度の高さで感動したのは初めてかもしれない。とにかく、世界観にのまれ、演奏力の高さに感激した。サビ前にいきなし無音になってMCが入り、カウントもなしにサビに戻るってどういう演奏力よ。
一人一人もかなりの技術力だと思うが、それよりもバンドとしてのパワーを凄く感じた。あの4人じゃないと、ダメ。
そう思わせるバンドって数少ないと思う。大体、バンドと言いつつ目立つのはボーカルだけ、とかそういうことは往々にしてある。たが、彼らの演奏から「コイツじゃなきゃダメなんだ!」という主張を演奏からバシバシ感じた。
クリープパイプのことは多分単体で2,000文字くらい書けそうな気がするので、一旦これくらいにしておきます。
一番ツボだったのは、あの音楽性、メンバーの中で、圧倒的渋さを誇ったギターの小川さん。サウンドチェックの時、スタッフさんかと思ったよ。ケツメイシでサポートギタリストしてそうな風貌なのウケる。でも演奏は最高でした。楽しそうにステップしてたの好き。
Vaundy
昨年のモンバス、イナズマに続き、3度目のバウちゃん。まったり後ろのPA前で聞きました。
正直、前のクリープパイプが衝撃的すぎて…
あんまり覚えてないです、すみません。
何故かこの子の声、聞いてると眠くなるんだよなぁ。バラード連続パートのところシンドかった。あと歌ってて結構辛そうな部分多くて頑張れ…!って応援してしまっていた。癖のあるMCは好き。
ステージから捌ける前にアンコールがかかって「まだいるぜぃ」ってなってたのはワロタ。
スモーク焚きまくってカメラなしだと後ろの方はわかんないよね…
以上、1日目の各バンドの感想でした。
睡眠不足、かつ久しぶりの炎天下のフェスで、正直かなりシンドかった。SHISHAMOの時が一番ヤバかった。敗因は、何も考えずに日向のところに場所取りをしてしまったこと。休憩しにシートに戻って、逆に体力を奪われていた。まぁでも最後まで無事にライブ堪能できたからヨシ!
クリープパイプという衝撃のバンドと出会えたし、最高の1日でした。2日目のレポへと続く。
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