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映画館でやらかした

久しぶりに映画館でやらかした。映画館の中での大罪の1つを犯してしまった。何かというと、映画館までわざわざ映画を見に行って、爆睡をかましてしまったのである。割りとストーリーがしばらく追いつかないくらいガッツリ寝た。

「それくらいで大げさな…」と言うが、自分の中では割と大きな「やってはいけないこと」なのである。他人が寝るのはどうでもいいが、自分が寝るのはマズイのだ。

寝るくらいつまらない作品が悪い、と責任転嫁することもできる。しかし、これは自分のプライドの問題。映画館まで映画を見に行って寝てしまった。そんな自分が自分で許せないんです。


映画館で寝てしまうことの罪

寝てしまうことのなにが罪って、作品に対してなにも批評する権利がなくなってしまうことだと思う。これに比べれば、金銭的な損失なんかは屁にもならない。作品の感想を聞かれたとき「あの作品は途中で寝てしまった」と言うことはできても、「つまらなかった」とは言えないのだ。

なぜなら、全部を見ていないのだから!
もし、その寝落ちしているシーンにめちゃくちゃ面白いシーンや、いいセリフのやり取りがあったら。自分の評価を覆すくらい最高なシーンがあったかもしれない。そう思うと、自分はその作品を評価することができない。

だから、自分は作品に対して何か言うときは、必ず最後まで等倍で見終わってから言うことを意識している。ネットに作品批評としてアップするくらいなら最後まで見て、全てを自分なりに解釈して評価したいのだ。

リアルな会話で、友達に面白くなくて見るのを途中で辞めた、くらいの愚痴なら言うかもだけども。ネットに配信するときはそのくらいの気概を持ちたい。


別にこれが、Prime Videoで映画を見ているとかなら別に寝ても良い。つまらなかったらもう見なきゃいいし、気になるなら巻き戻して見直せば良い。

しかし、映画館ではそうもいかない。まぁ正直、寝たということはそこまで面白くない映画がほとんどである。そうした作品を
「もしかしたら面白いシーンあったかも…いや、このクオリティならねーか…?しかし、どのみちこの作品を見続けたとて、俺になにも言う権利はない…」
みたいなモヤモヤを抱えながら残り時間を視聴しなくていけないのである。もはや拷問だ。


だからこそ、不退転の覚悟を持って映画館には行かなければならない。金銭以上に、映画館での映画鑑賞というのは重要な場所なのだ。日常のしがらみ、スマホへの欲望、そういったものから解放されて、巨大なスクリーンに向き合う。そこは1つの戦場。

…重く捉えすぎなのだろうか。でも、実際それくらいの思いを持っているからしょうがない。生きづらいけども、こういう人間なのだ。


ちなみに見た映画は

おまけ程度に見た映画のことを書いておく。しかし、批評はできない。
なぜなら寝ているから!

かなり評価が高かった『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を見に行っていた。

色々と言いたいことはある。
そこそこボリューミーな批評記事が書けただろう。しかし、ここでは「寝てしまった」ということしか書けない。なぜなら、寝ているから!

…非常に大きな機会喪失だ。
まぁ本当に面白い作品ならどんなコンディションだろうと寝ない人間だし、そんな自分が寝てしまったということで、自分のこの作品の評価はお察しください。

色んな人のレビューを見て、自分の中のハードルあげるの、ヨクナイ。


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