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思考力を伸ばすには? 【第5回】なぜインターン育成に注力するのか?

こんにちは、データインサイトの中西です。
思考力を伸ばすことをテーマとしたnoteを連載しています。今回は1か月以上間が空いてしまいましたが、、、月1-2本くらい定期的に更新予定です。

この連載では、私の前職BCGでの経験と、2020年に創業した弊社「データインサイト」でのインターン生等の思考力を伸ばすサポートをしてきた経験をふまえ、ロジカルシンキングなどの書籍を読んでも思考力の鍛え方がわからない多くの方に向けて、思考力を伸ばすためのプロセスをできるだけわかり易く解説しています。

まずは【導入編】として、思考力を伸ばすサポートをしているなかで、多くの方から質問される以下の点を説明していきます。これらはいずれも今後の記事を通じて読者の皆様に思考力を伸ばしていただくためにも重要な内容となりますので、ぜひお読みください。

【導入編】
1.BCGにおける人材育成のトレーニングプログラムはどのようなものか?
2.そもそも思考力とは何か? 地頭力は鍛えられるのか?
3.なぜデータインサイトではインターン育成に注力するのか?

4.どのようなインターン生が大きく成長するのか?


なぜデータインサイトではインターン育成に注力するのか?

創業当時から、縁あって複数のインターン生と共に事業を進めています。
インターンメンバーは学生のため基本的には即戦力にはなりません(エンジニアインターンは即戦力になってくれています)。その育成には結構なリソースが割かれますが、弊社としては将来的にきっとそれ以上のリターンを得られると信じて取り組んでいます。もちろん金銭的・直接的な見返りは全く期待していません。

弊社の長期インターン制度はかなり特殊です。そもそも自社で採用することが目的ではありません。
戦略コンサルティングファームを志望する学生が過半のため卒業後の進路は戦コン(McKinsey, BCG, Bain, Strategy& 等)が多いものの、他にも五大商社やメガベンチャー(DeNA, Mixi等)など本人の興味関心に合わせて多様ですし、そうした一人ひとりの特徴に沿った就活を事業の取り組みを通じてサポートしています。その中で、結果としてインターンから弊社への入社に繋がる人もいますが、インターン採用前に明確に弊社での採用が目的でないとはお伝えしている通り、それを主目的とはしていません。


ではデータインサイトでの長期インターンの取り組みはどのようなことを目的としているのか?


まず1つ目の目的は、
これまでに培った人材育成ノウハウを活かして、未来のリーダーたりえる魅力的な学生を応援すること(私自身は自他共に認める怠惰な学生でしたので、頑張っている学生を純粋に応援したいと感じています)。

BCG時代に得た戦略思考等の考え方やビジネスアプローチは、学生時代には学ぶ機会が無いものですが、特に考え方(思考法)については、若いころに学べた方がより価値があると考えています。また、書籍や座学など限られた環境での学びには限界があると感じていることから、インターンワークを通じて事業の実践の中でそうした考え方を伝えていくことで、長期インターンの1~2年程度でどこまで潜在能力を伸ばせるか・引き出せるかをチャレンジしています。
実際に、しっかりインターンに取り組んでくれたメンバーは、自身のポテンシャルを高め・引き出すことができており、就活の成功のみならず、社会人になってからもビジネスの第一線で活躍されています。

なお、弊社の長期インターンプログラムを通じたインターン生の成長は、「①社会人メンバーによる育成の成果」が全てではありません。むしろその成果は半分以下で、それ以上に、「②リアルの事業に触れ興味関心を持ち主体的に取り組むことでインターン生自身で学びを得ること」と、「③インターン生同士で議論し・助け合いながら事業を進めるなから相互発展的に成長」していることの成果が大きいです。これまで様々なタイプのメンバーが共に事業を企画し・行動し、そして遊びながら、将来のリーダーたるポテンシャルを高め、社会人になってからその潜在能力を発揮する様子を見てきましたが、1つ目の目的は間違っていないと確信を持てるようになってきました。

そして2つ目の目的は、
インターン生との協働を通じて、私たち社会人メンバー自身も、弊社事業も成長させることです。

まず、世代の違いによって考え方やカルチャーの違いがあり、それ自体が私たち社会人側の大きな学びになります。世の中で言われている世代の特徴で捉えるのではなく、直接的に関わって議論や遊びなど様々な取り組みを一緒にさせてもらうなかで実際に個々人の考えを通じて学生世代のカルチャーに触れることは非常に良い機会となっており、いつも沢山の刺激をもらっています。

また、社会人として特定の領域で仕事経験が増えるほど、どうしてもその領域知識や経験に引っ張られてしまいます。インターン生の立場で考えたり説明したりするなかで、初心にかえって物事を考えられることで、私たちも折に触れて更なる成長の機会を頂いていると感じます。

さらに、事業の面においても、一言でいえば「フレッシュな視点を取り入れる」ということになりますが、固定観念にとらわれていない柔軟な視点で意見をもらったり、逆に専門領域に特化した知識から面白い示唆を得たりとインターンメンバーは非常にありがたい存在であると感じています。実際に弊社の事業もインターンメンバーから得られる数多くの示唆を取り入れながら、日々PDCAを回しています。

インターン生の意見や行動から実際に弊社事業がより良い形で進化し、社会人メンバーも逆に成長させてもらっていることが多く、2つ目の目的も間違っていないと確信を持てています。


データインサイトの長期インターンでは、インターンの皆が未来のリーダーとして社会に出てから活躍いただけるよう、徹底的に「ポテンシャルを伸ばすこと」を意識して、思考力の成長(IQ・EQ共に)をベースとした個人別の育成プログラムを組んだり、インターンワークの実践を通じ、OJTで成長いただけるような "成長のためのアプローチ" をとっています。

これまではの卒業生が戦略ファームへの就職が多かったため、戦略ファームを志望する方からそのトレーニングのためだけにインターンに興味をお持ちいただけることが増えております。

もっとも、弊社としての長期インターンの取り組み目的である上記2点をふまえると、単に戦略ファームを志望しており就活対策のためだけに鍛えてほしいという方は向いていません(そういう方は選抜コミュニティ的なところがフィットするかもしれません。選抜コミュニティの存在の良し悪しは別として、、)。

もちろん戦略ファームを志望する方も長期インターンとしてご一緒したいと思いますが、自分なりの考えがありインターンで意見をしっかり出してくれる方や、就職だけでなくその先のキャリアを見据えているような方がフィットするように思います。


こんな私たちデータインサイトに興味がある方は、中途採用でもインターンでも歓迎しますので、ぜひ一度気軽にディスカッションさせてください!


私たちData Insight Inc.(株式会社データインサイト)は、"地図とデータで未来を拓く" をビジョンに掲げ、戦略思考×AI によって価値の高い情報を生み出しより良い暮らしや街づくりに貢献していきます。

不動産や住まい関連の情報データベースとAIの独自アルゴリズムをコア技術として有しており、それらを活かした新しい不動産ポータルを運営しています。また、不動産データ×ChatGPTによるAI運用メディアの開発も進めています(2023年4月現在)。

現在、事業拡大のためにデータサイエンティスト、AIエンジニア、アプリエンジニア、フロントエンジニア、デザイナーの仲間を大募集しています。

ご興味いただける方はご遠慮なく私かこちらまで(https://datainsight.jp/contact)ご連絡いただければ嬉しいです!






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