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ラーメン店のマッピングで遊んでみる データアナリストへの道#2

デジテック for YAMAGUCHI 運営事務局 兼 Y-BASEスタッフのハラマルです。暑い日が続きましたね。政府広報オンラインでは、エアコンの点検や取付工事が7月前後に集中するため、夏本番前に試運転をするよう推奨しているようですが、世の中のハラマルたちは、試運転どころかもはや本格運用してますよ!という時期になりました。

さて、ツールを扱いながらデータアナリストのスキルをゆる~く身に着けていくというこの企画。早速、何かデータを扱ってみようと思います。最初に見てみるデータの定番はオープンデータですかね?ということで、「山口県オープンデータカタログサイト」を見てみます。

サイトの説明には、「山口県及び県内市町が保有するオープンデータを公開するための専用サイトです。オープンデータの横断的な検索、ダウンロードが可能で、ダウンロードしたデータは、二次利用していただくことができます。」とあります。
データを気軽に使えるのは安心ですね。ちょっと眺めていると、面白そうなデータを発見しました。
「【宇部市】宇部ラーメン店舗」というデータです。

宇部ブランチに行く用事もあったりするので、興味がそそられます。データ分析の勉強も兼ねて、これを扱ってみましょう。

さて、データの中身を見てみると、店名や住所、電話番号、営業時間といった基本的な情報のほかに、「33.xxx」というデータが並んでいる列と、「131.xxx」というデータが並んでいる列があります。あれ?ひょっとして、これは緯度経度かな?だとしたら、マッピングできるんだろうか?

というわけで、さっそくチャレンジです。
Tableauにこのデータを接続してみると、緯度データ?らしきものは自動的に「地理的役割」(緯度)が与えられていました。
あ、やっぱり?
となれば、経度と思われる方にも、手動で「地理的役割(経度)」を与えてみます。
そして、これらを「列」と「行」に設定すると、できました!

緯度・経度データに地理的役割を与えると自動的にマッピング

私の大好きなマッピングが超簡単にできました。宇部市のラーメン店の位置(※オープンデータカタログサイトに掲載されている店舗)が地図上に表示されていますね。おー!改めて、すごいツールです。

調べてみると、元データの列のタイトルに「lat」と「long」という文字があります。「lat」は「latitude(緯度)」の略で、「long」は「longitude(経度)」の略ということだそうです。
最初にここをよく見ていれば、緯度経度ってすぐに分かったんですね。なるほど。一応、一番最初に見たのですが、何の略か分からずスルーしてしまっていました。

ただ、マッピングできたものの、見た目が寂しいというか、これじゃあ、実際にお店までたどり着けなませんね。どうにかならないか探ってみると、Tableauに「マップ」というタグを発見。ここでマップの設定がいろいろ変えられるようです。

まずは、マップレイヤーを変更して、「地形」や「道路/高速道路」、「地区」などにチェックを入れてみます。
すると、おっ!地図っぽくなったじゃないですか。すごい!

宇部ラーメン店舗

ほんで、次は、マップの種類を「ストリート」というものに変更してみました。

宇部ラーメン店舗

完全にラーメン店マップですね!一瞬で変化しました。
店名も表示することができるのですが、丸が重なっている辺りは、全ての店名が見えなかったので、ここにアップするのはやめておきます。店名も見れるとより一層使いやすいです。

宇部ラーメン店舗

最後に、マップの種類を「サテライト」に変えたら、こんな立派なものができました。とても素人が作ったものに見えませんね。(私の能力ではありません。ツールの能力です。)

Tableauをデータ分析ではなくマッピングで遊んでしまっています。既に大満足なのですが、ここで気になることが。
「緯度経度って、どうやって調べるんだろう?」
これが分かれば、どんな建物でもマッピングできちゃうぜい、と。

調べてみると、なんと、これまた超簡単な方法で緯度経度のデータを取得できることが分かりました。
googleマップで検索すると出てくるではありませんか!
googleマップ上に表示される目的地の赤◎(正確には、◎の下に▽が付いている目的地マーク?)を右クリックすると、一番上に表示されていました。この数字をクリックすると、クリップボードにコピーされました。
Y-BASEが入居しているNPYビルの緯度経度は、「34.16883633019909, 131.46255378465557」だそうです。

いや~、googleマップって、普段も便利に使わせてもらっていますが、さらにこんな機能まで提供していただいていたんですね。知らなかったのが恥ずかしいです。

他にも、複数の住所情報から緯度経度を一括で取得できるツールもあるようです。こうなると、世の中の住所情報があるデータは、緯度経度情報を取得してマッピングできるということですね。これは楽しみです。

緯度経度って、今まで「データ」として考えたことはありませんでしたが、とっても便利で重要なデータであることを認識しました。知っている方からすると当たり前のことかもしれませんが、素人からすると、マッピングで遊んだだけですが、重要な気付きを得られた気がします。
建物等の位置を確認するとき、今度からは、住所ではなく、緯度経度を大事にすることにします!

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