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予約システムの変更~クラウドサービスとアジャイル~

Y-BASEスタッフのハラマルです。Y-BASEの見学やDXコンサルの予約については、Web上からシステム登録していただいていますが、12月27日20時からシステムを変更するため、画面が変わります

従前の予約画面はこちらです。

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予約を開始できる時間が白で表示されています。そこをクリックすると、そこから90分の予約をすることができます。開所以来、この画面をご利用いただいていました。

ところが、一部のお客様から、分かりづらいという御意見をいただきました。一つは、白で表示されているのが30分くらいの幅しかないので、90分枠の予約だということが分かりづらいという点。もう一つは、上の図でも分かるように、画面の一番上に10時を持ってくると、17時からの枠が空いているかどうか見えません。空いている時間帯を探しづらいとのこと。

いただいたご意見はごもっともなので、改善します!ということで、12月27日20時からはこうなります!

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画面の上部に、予約枠が残っている日が分かるように、日にちごとに○(予約できます)、△(残りわずかです)、×(予約できません)を表示します。そして、その日付をクリックすると、具体的に時間枠ごとの空き状況が分かるようになります。(注:画面はテストサイトのため、実際の空き状況ではありません。最新の情報は予約サイトでご確認ください。)

最初からこうしろよっ!とのご指摘がありそうですが、利用者からのご意見をいただいて、より良い方向に変えていくという「アジャイル」に努めていきますということで、ご理解ください。

さて、予約システムってそんなに簡単に変えられるものなの?開発費がかかるんじゃないの?と思われた方もいらっしゃるかと思います。実は(というかお気づきの方は結構いらっしゃると思いますが)、この予約システムはリクルート社の「Airリザーブ」というサービスを利用しています。

Y-BASEにお越しいただいた方にはお話ししていますが、AIサービスはパブリッククラウド上の既存サービスを組み合わせることで、クイックに利用することができます。それと同様に、Y-BASEの予約システムも、クラウド上の既存サービスを利用しているため、このサービスを切り替えることで、比較的簡単に画面を変更することができました。自前で予約システムを構築しなかったのは、決して、開発費をケチったわけではなく(笑)、DXコンサルにいらっしゃるお客様の中には、予約受付をシステム化したいといったご相談もあるだろうなということで、率先してY-BASEで実践してみたからですが、こうした失敗談も、皆様のお役に立てるかなと思います。

ただ、クラウドサービスを利用することのデメリットも当然あります。それは、予め用意されたメニューしか使えないということです。Y-BASEの場合も、当初は、Meeting Roomなどの予約は、時間を自由に決めていただけるようにということで、当初画面のようなサービスを利用していたのですが、それによって時間枠が分かりづらい表示となってしまいました。このため、新画面のサービスに切り替えた訳ですが、そうすると、Meeting Roomの予約は時間枠の中から指定しなければならなくなってしまいました。このどちらが、お客様にとって利用しやすいかを考え、サービスを選択させていただいています。

うまくいかなかいこともあります。そんなときに、すぐにサービスを切り替えることができるのは、クラウドサービスの大きなメリットです。今回の画面変更も、実際にお客様に利用してもらって意見をいただけたからこそ、改善策を考えることができました。「まずやってみる」ということの重要性も身をもって体験できました。

さて、最後に重要なお知らせが。サービスを切り替えたことによって、予約画面のURLが変更になってしまいました。旧予約システムの画面も当面残していますし、そちらから移動できますが、お気に入り登録されている方は、お手数ですが登録したURLをご変更いただければと思います。

新URL → https://digitech-ymg.org/y-base/reserve

予約システムの変更を通じて、クラウドサービスとアジャイルについて実体験できました。皆さんも、何か一つ、新しいことにチャレンジしてみませんか?うまくいかなかったら、やり方を変えてみたらいいんです。Y-BASEのDXコンサルタントがしっかりサポートします!