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やまぐちプレミアム食事券が使えるお店はどこだ? データアナリストへの道#14

デジテック for YAMAGUCHI 運営事務局 兼 Y-BASEスタッフのハラマルです。
最近は別件で立て込んでいたのですが、投稿が減っているので「もう冬眠?まだ早くない?」などといじられております。そうそう、今のうちにエサをたくさん食べてお腹をパンパンにしておこうと思います。その状態で、一冬、丸々寝て過ごしてみたいものです!

先日、知人とこんなやり取りがありました。
「ハラマルさん、やまぐちプレミアム食事券が使えるのがあと1か月(年内)なんだよね。どこのお店で使おうか考えてさぁ。」
「ほぅ。・・・で?」
「前にさぁ、作っとったやん。クーポンが使えるお店のマップ。」
「おぉ、なるほど、食事券が使えるお店のマップが欲しいと?」
「物分かりがいいですね。よろしく!」

ということで、「やまぐちプレミアム食事券」が使えるお店のマップを作ることにしました。利用期限が12月31日までとなっていますので、時限ではありますが、少なくとも、知人の役には立つかなと。

まずは、前回やったことを思い出してみます。前回は、「旅々やまぐち割」でもらえるクーポン券が使えるお店をマッピングしました。6月のことだったんですね、完全に忘却しています。

おおっと。安請け合いには不釣り合いなめんどくささですね。
このときは、HPからダウンロードした市町別PDFデータを、Excelの関数を使って店舗名・住所等に分割していき、住所情報から緯度経度の座標情報を取得し、tableauに流し込んで作成しました。
当時、作業としては簡単でした、なんて書いていますが、これと同じことをするのはちょっとなぁ・・・。
何か別の方法で簡単にできないでしょうか?

ということで目を付けたのが「Googleマップ」の「マイマップ」機能です。
ネットで調べてみると、Googleアカウントさえあれば、プログラミングの知識がなくても作れるそうです。
それが本当なら、簡単に作れるのでは?ということで、敢えて特に誰からもチュートリアルを受けずにチャレンジしてみることにしてみます。

まずは、現状の確認です。
「やまぐちプレミアム食事券」が使えるお店の一覧はこちらです。

はい~、また一覧表です~。いや、これは見にくいって。探しづらいって。なんでこんな形式なんでしょうね?こりゃ確かに、マップを作って欲しいって言うわ。
あれ?ここにある店舗をクリックすると、一つ一つの店舗ごとのサイトがあって、それぞれに「Googleマップを開く」というボタンがありますね。
え、これを押すと?
あ~、地図出るやん!これでいいんじゃ、、ないですね。選んだ店舗しか表示されてません。なんで、これ、店舗ごとにしか出してないほ?全部の店をいっぺんに出してよ~。じゃないと、一つ一つ探さんといけんやん!

あ、それが私のミッションでしたね。気を取り直して、やりますか。

それでは、Googleアカウントでログインして、「マイマップ」を選んでみると、次のような画面になります。

Google マイマップ機能

左上に「データをインポートします」という表示がありますね。
一覧表を作ってCSVファイルでインポートしたら良いんでしょうか?きっとそうでしょうね。
では、さっきの公式サイトから一覧表データを作ることにしましょう。
前回と違って、市町ごとにPDFファイルをダウンロードしてそれをコピペする必要はなさそうなので、それだけでもだいぶ楽そうです。サイトを丸々コピーして、

それをそのままExcelに貼り付けちゃいます。

このままだと、それぞれのお店の個別サイトURLがない(「店名」にハイパーリンクとして貼りついている)状態ですので、ここからURLを抽出したいですね。

が、Excelで作業しようとすると、私の知識では、「ハイパーリンクを編集」して、URLをコピーして空きセルに貼り付けるという作業を、セル1つずつやるしかないようです。1500件以上のデータがあるので、これはちょっと勘弁してほしいですね。

良い方法がないかいろいろ調べてみましたが、今回は、ネット上にあった情報を「カンニング」させていただくことにしました。マクロを使って、一発でURLだけをコピペすることができるそうです!そんな方法があるなら、使うしかない!

ここで紹介されているマクロをそのままコピペして、実行!

「Alt」+「F11」で起動

すると、いやぁ、本当にあっという間に出来てしまいました。

E列に、A列のハイパーリンクのURLを貼り付け

さて、次は、お店を探すためのタグを追加しましょう。
サイトでは、「料理の種類」として、食堂、レストラン、居酒屋といった店舗類型や、うどん、焼肉、中華料理といった種類もあるようです。
また、店舗ごとの個別サイトには、「店内飲食」「テイクアウト可」といった区分もありますし、「主なメニューと価格(税込)」、「営業時間」、「定休日」という情報や、「HP」「Facebook」「インスタグラム」などの情報収集できる手段も記載されています。

結構情報が充実していますね。分析するのが楽しみです!

・・・?あれ?このデータって、どこにあるの?
あららら。もしかして、これって、まさか。店舗ごとに個別サイト見るしかないんか~い!「和食」なら和食一覧とか出てくるものとばかり思っていましたが、違いました。「和食」をクリックするとこうなります。

これは、情報を収集しようとすると、自分で1件1件調べて、それぞれタグ付けしていくしかなさそうですね。うわぁ、これは時間かかります。やめておきます。
う~ん、元データがあるんでしょうから、どういう形でもいいので公表していてくれれば加工できるんですが、残念です。オープンデータにしてくれないかなぁ。

ということで、今回はデータ分析になりません!ただのマッピング(笑)
久々に登場しておきながら、データ分析しないとか、大失敗ですね。すみません。

気を取り直してマッピングを完成させましょう。
先ほどのGoogleマイマップに、今作ったExcel(CSV形式で保存したもの)をアップロードします。
「目印を配置する列の選択」というのが出てきました。これは「住所」を選んだらいいのかな?

そしたら、おぉっと。もうできたじゃないですか!すごい!簡単!

少しズームしていくと、個別店舗の情報もきちんと反映されているようです。
つくづく、「店名」「住所」「電話番号」「URL」の情報しか入れられなかったのが残念でなりません!ここで、おススメメニュー(「主なメニューと価格」)とかが見られたら便利だったのになぁ~。

ん?よく見ると、23件のエラーが発生しているようですが、ちょっと私では正誤が分からないので、このまま進めましょう。(エラー原因が分かったら、後日でもアップデートしようと思います。)

後は、見やすいように、マークの色を変えて、アイコンもレストランっぽくしましょう。店舗名も表示されるようにします。
う~ん、ここでも、店休日とか、店舗類型のデータがあったら、色やアイコンを変えて分かり易くできたんだけどなぁ~。

当面の完成形

最後に、「共有」をかけると、リンクを知っている人ならば誰でもアクセスできるようになりました!これまた簡単ですね!

というわけで、ただのマップですが、もしかしたら皆さん、残り1か月で利用する機会があるかもしれませんので、今回作成したマップを公表しておきます。下のURLからアクセスすることができますし、noteに埋め込んでいる画面からもアクセスできます。
もしよかったら、どこでプレミアム食事券を使おうか考えてらっしゃる人がいらっしゃったら、共有してあげてください!

https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1-WOFxjjz9VXW87RM24OzmEk1sjXBouM&usp=sharing

今回利用した機能、非常に便利で、誰でも簡単に使えます。
聞くところによると、個人で旅行の行き先をマッピングするとかいう利用方法もあるらしく、いろいろと使い道がありそうですね。
オープンデータになった際は、もっといろいろやってみます!